覚醒剤に初めて触れたのは高校のときって奴、多いですよね。
バリバリ勉強して、バイトして部活やって、寝ないで本読んで、
週末は夜遊び!みたいなムチャが楽しいし、周りから
「いつ寝てるの?」って言われるのがちょっとキモチいい、
的なお年頃だってのもあるんでしょう。

30過ぎて、家庭を作ってから初めて手を出すみたいなのって
イメージしづらいですよね。
たぶんものすごく真面目で、仕事や家庭に対する責任感が強すぎるとか、
バリバリ働いてる自分が大好き♪な人なのかなあ。
稼ぐことが好きなんじゃなくて、労働が好きとか、ガンバルが好きな人。
セックスに使う人も、基本そうゆう感覚なのかも。何回イカした、とか
土日に何発いてこました、みたいなことに愛情とか奉仕の達成感を感じるとか。
なんとなくダラダライチャイチャして、眠くなったら寝ちゃうみたいなのは
愛じゃない、前の恋人よりモンノスゴイことしてくんなくちゃ意味がない、
ガッツンガッツンドーブツみたいにしてくんなくちゃ愛されてる気がしない、
みたいな女のひと、いるでしょ。ああいう女の子って好きですよね。覚醒剤。

ニンゲンは肉でできた器械ですからね。酷使したらそんだけ早くくたびれるんですよ。
肉や骨の頑丈さには、その人なりの限界てもんがあると思うんです。

私も長らく、飲まず食わず眠らずでいくらでも働けるぜ!真冬でも半袖に
革ジャンで汗かきまくって、風邪ひとつひかない♪みたいなことが
面白くて仕方なかった時期がありましたが、結局それは命と体力の先取り
だったんじゃないかなと今は思ってます。二十年後ボーナス一括払い的な。
毎日を暮らしていると、20年はとんでもなく遠い未来のように見えますが、
その日はじつはついそこ、手の届くすぐそばにあるのです。
そして決済の日。ツケを身体が一気にドカンと払ったあと、変わり果てた
自分の肉体を見て悟るのです。疲れを知らず寝ないで元気でいられたアレは、
老後の自分が払ってくれていたということに。

生命は思いのほか公平平等なのかもしれません♪