社稷(しゃしょく)

中国古来の祭祀の一つ。社は土地の神,稷は穀物の神で,この両者が結合し,周代に政治的な礼の制度に取入れられ,
天下の土地を祭る国家的祭祀になった。そのため国家の代名詞としても用いられる。
社稷の祭りは春秋2回行われ,天の祭りである郊,祖先の祭りである宗廟 (そうびょう) と並ぶ三大祭祀の一つとして,
これを主催することは長い間天子の重要な任務とされていた。