つまり人権とは、自然権とは、専らその権利を要求する側において発生するのであり、
その要求する存在の対自性において発生する。
この対自性を、事後的に発生する、あるいはそれ以前に存在してきた、社会的関係の網目と混同してはならない。
この根源的人権において、たしかに個人の命の重さは地球のそれより思いのだ。