キルケゴールの「おそれとおののき」を読んだ。
キルケゴール全集5巻を中古で買ってのことだった。
同じく収録されている「二つの教科的講和」はまだ未読。

ジャネットさんがむかしいった「シンギュラテッド」という単語が「おそれとおののき」に書かれているというのは、
まちがいだった。
書いてない。

だから、キルケゴールが「単独者」ということばを使って書いたという著書の題名はわからない。

「単独者」という概念は、勝手に「教会的道徳秩序において自主性が否定されること」と想定して、
神への信仰と自由が対立する概念かと考えたが、
それはすべてぼくの先入観から来た架空の哲学だった。