>>209
>ひきこもりとフリーターの自殺、発狂はなんか切実というか。

それは経済事由に基づく精神疾患がほとんどだからね
うまりパンの思想に過ぎない
平野啓一郎の場合はパンの論理を
より高次の視点で退けた言葉の問題について考えている
理屈っぽかったり、エスタブリッシュメント層(と庶民には思われる)が
出て来るのはそのためだね

個人的にはドストエフスキーの「地下室の手記」や
後藤明生の「壁の中」くらいに徹底できれば
平野啓一郎の小説よりは面白くなると思うけど
日本の引きこもり小説はたとえば宇野浩二や川崎長太郎の作品のように
ダンディズムになってしまっているから
そういうものよりは平野の方が面白いんだよ