リベラルじゃないもの
その証拠に新自由主義には批判的だから
戦後民主主義という擬似社会主義体制に対する保守なんだよ
だから彼が心酔する三島とも政治的には合わない
また、三島に倣って市民主義的凡庸性に文学的異化で切り込む(つまり前衛ね)
という昔の主張からも逸脱している
さいきんの彼の作品はオールド左翼の図式的小説と変わらないし
イメージもステレオタイプだから特定思想の宣伝道具に堕している
それは文学としてどうなのかな?
極めて凡庸で市民的なものなんじゃないの?
べつにいわゆる進歩的知識人の主張を否定するわけでもないんだけどね
ただ分人主義だとそれも厳しいんだよ