川端康成の「雪国」を理解出来ない僕を救済するスレ

**吾輩は名無しである** · 2018/11/27(火) 17:35:07.86

オチで突き放されました
どういう解釈をすれば良いのですか
ちなみに読書ニワカの厨房です

**吾輩は名無しである** · 2018/11/27(火) 22:43:44.31

どこが分かんなかったんですか？

**吾輩は名無しである** · 2018/11/27(火) 22:48:10.74

煽りではなく、火事のところが意味わかんなかった感じですか？

**吾輩は名無しである** · 2018/11/27(火) 23:14:58.76

>>3
そうです

**吾輩は名無しである** · 2018/11/27(火) 23:21:59.40

どういうふうに理解できなかったんですか？

**吾輩は名無しである** · 2018/11/28(水) 07:40:56.72

>>5
つたない恋愛の話だと思っていたのに火事のところで違ったテイストになってしまって、本の主題を見失いました

**吾輩は名無しである** · 2018/11/28(水) 07:49:56.38

「こっきょう」を桂歌丸師匠は「くにざかい」と読んでおられた。
いいなあと思った。

**吾輩は名無しである** · 2018/11/28(水) 08:55:12.63

>>6
じゃあ火事になるまでの駒子と島村と葉子の関係性とか、それまでの成り行きについては分かっている、という感じですかね？

**吾輩は名無しである** · 2018/11/28(水) 08:56:45.08

ちなみに「拙い」という形容には語弊があると思うので、「行き場のない」とか「果敢ない」と言ったほうがいいかも。

**吾輩は名無しである** · 2018/11/28(水) 09:26:42.70

川端という人は
背負っている人生とか政治があっただけで
小説家的能力は極めて低かったのではないだろうか？

**吾輩は名無しである** · 2018/11/28(水) 10:12:36.18

>>10
そんなことはありませんよ。川端の文章のリズムと言葉選びのセンスは他の追随を許しませんね。

**吾輩は名無しである** · 2018/11/28(水) 10:13:29.62

大体、小説家的能力ってなんですか？

**吾輩は名無しである** · 2018/11/28(水) 14:05:32.37

『雪国』における終末（火事、火災）について理解するためには何よりも葉子という女性のことを理解しなければなりません。

**吾輩は名無しである** · 2018/11/28(水) 14:05:44.43

駒子については丁寧な描写があるし、島村との関係やその人となりについて詳しく分かりますが、葉子に関しては駒子と比べて彼女を知るための文章、情報がかなり乏しい。

**吾輩は名無しである** · 2018/11/28(水) 14:07:14.36

葉子について分かることといえば、「悲しいほど美しい声をしている」「気違い染みた熱情を持っている」「弟を大切に思っている」くらいしかないわけですね。

**吾輩は名無しである** · 2018/11/28(水) 14:08:29.64

そして『雪国』という物語で語られているものがなんなのか、という点も重要になります。果たして、『雪国』で語られていることって一体なんなのでしょう？

**吾輩は名無しである** · 2018/11/28(水) 21:37:03.29

>>16
言葉のアドバイスありがとうございます
中学生の語彙力の乏しさですので、どんどんご指摘頂けると有り難いです。
うーむ…わからない
火事はいったい何を表しているのか、それを知る上で重要なのはもちろん葉子という人物の情報ですよね。
読書量の少ない厨房の私には読解出来ませんでした。
なぜ葉子はあのような結末に至らなければならなかったのでしょうか
見解をお聞かせ下さい。

**吾輩は名無しである** · 2018/11/29(木) 10:18:16.43

>>17
そもそも作中では、葉子の人格というのが駒子ほど詳細に書かれてはいないので、葉子が火事に巻き込まれたこと自体に取り立てて意味はないんですね。なので、火事の場面だけ取り上げて読むのでは何も分からない。

**吾輩は名無しである** · 2018/11/29(木) 10:18:24.89

あの結末を読み解くためには物語全体を読み解くことが必要なんです。
もしあの場面で巻き込まれたのが駒子だったなら、もっと綺麗にオチはついたと思いますが、川端はわざわざ葉子を使って物語を終わらせようとした。その人選が読み解くためのヒントになります。

**吾輩は名無しである** · 2018/11/29(木) 10:23:12.79

だから、火事が何を表現しているのか、という発想は間違いで、あれはただの演出に過ぎないわけです。結末だからといって、最大の盛り上がりがそこにあるはず、という視点に立ってはいけません。

**吾輩は名無しである** · 2018/11/29(木) 10:25:08.52

特に純文学的な読み物の場面だと、作品の面白みは決してストーリーに依拠しているわけではないので、読書態度次第で簡単に面白くなったりつまらなくなってしまいます。

**吾輩は名無しである** · 2018/11/29(木) 10:28:22.98

自分で考えて、ここには何が書かれているのか、ということを上手く考えられるようになれば、純文学作品はとても面白いものになります。

**吾輩は名無しである** · 2018/11/29(木) 14:19:54.63

あの火事において、葉子は被災者でしかないわけですね。彼女が意図的に火事を起こしたり、火中に飛び込んだり、という描写がないので、やはり火事には舞台装置以上の意味なんてないと思います。

**吾輩は名無しである** · 2018/11/29(木) 14:20:24.95

ですので、あそこに至るまでの駒子、島村、葉子（特に駒子と島村）などの心情の動きさえ掴めていれば、『雪国』を読み解くことは十分できると考えていいんです。

**吾輩は名無しである** · 2018/11/29(木) 14:24:02.42

ですので、あなたが1番疑問に思われている「何故、葉子はあのような結末を迎えねばならなかったのか」という点に答えはないし、見解もないんです。