川端康成の「雪国」を理解出来ない僕を救済するスレ
ラストの家事の意味が分からないんだけど…。
…「そう?」 でもそんなに凄い作品なのかな?
セックスの話な訳でしょ。 よく言われるのは冒頭の、夜の底が白くなった、と言うところ。
ここで言う夜はローカル、つまりこの辺だけの、限定された夜。
雪が降り積もって地面が白い、そんな夜。
それはその三次元の空間が容器であることを想像させる。
だから底がある。その底が白くなったわけだ。
この妄想をより一般化させるためには、容器を取り去ればよい。
ローカルの限定も取り去る。
そこで初めて、この短文をもう一度読むと、もろもろが捨象されたものが見えるだろう。
みたいなことを連想させる箇所がいたるところに転がっている。
切れ味の鋭いナイフみたいな日本語の印象も捨てがたい。
まあ名作だな。 雪国が情景として目に浮かび、それが持続すること、それ自体がすごい
例えば「秋葉原」というタイトルで、芸者のかわりにメイドさんをヒロインにおいて、秋葉原の情景を描けば、現代版「雪国」ができあがるが、誰もまだ書いたことないはず
何故なら凡才は、秋葉原を舞台にしながら、情景よりも物語や人物に描写の比重がおくから、情景が頭に残らない
情景に力を持たせられるのが川端康成のすごいところ >>63
新潮文庫のルビは思いっきり「てのひら」の小説 セックスよりJC薫ちゃんと一緒に温泉に入るほうがいい 正直、川端、三島がNobel賞、もしくは候補、だったのがわからん。
文学賞など科学関連の賞と比べれば小さい小さい。
明治の文士と比べても、存在感が殆どないね。 村上春樹がいまだにノーベル賞をとれない理由
それは三島や川端が理解できないから。
こればっかりは日本語のセンスの問題だから、いかんともしがたい。
村上は売文はできてもレベルが低い。
偏差値でわかるように、理解度も正規分布に従う。
村上が売れるのは凡庸な読者が多いからであり、川端や三島が残っているのは、
数は少ないが、日本語の理解者がいるから。
ま、わからなければわからないでいい。
大江は嫌いだが彼は秀才、川端は天才。
村上が最終的に行きつけるとして、大江レベルだろう。
もう疲れたけど、日本人としては村上にもノーベル賞をとってほしいものだね。 そもそも短編の連続だから小説として構成力が劣るのはしかたない
むしろ傑作のように持ち上げるのがおかしい >>77
川端や三島がいまだに多数の読者をもっているのは、ノーベル賞にからんだから、すごい文学なんだという権威を当てにしてしか、作品に接することができないひとが多いから。そして、この二人の文章ははったりがきいていいるから、そういう人を幻惑させるて「ありがたい」とおもわせることができているから。
村上の偉さは、そういう昔ながらの文学崇拝の態度を無視して、世界の文学の潮流のなかでやっていこうときめたこと。そして、文学を全然しらない人にも通じるおそるべき日本語の文章をつくりあげたこと。こういう軽さにこそ未来があると勇気をもって踏み出したこと。 雪国なんてくそ退屈なだけの芸術気取りかなんか知らんが趣味の悪い読み物はどうでもいいでしょう。
関係ないけど谷崎潤一郎の細雪も全くどうでもいい連中の話なのにこちらは抜群に面白かった。 これは駄作だと切り捨てたい気持ちと
名作だと信じたい気持ちと二つ我にあり 冒頭だけが上手く書けてるだけのエロ小説
基本的に、各小説に部分的に絵になる描写があるだけで
書いたものはみんな中身はエロ小説。 川端さんほど、人間描写が上手い人はいない
また美文
「雪国」は、全体が誌のような小説だ
個人的には、「みずうみ」も好きだ
三島さんはあまり評価していないようだが、
三島さんはこういう人生に失敗したような男を
主人公とした小説は書けないだろう >>70
それが気持ち悪いんだよ
人と違った表現見つけたみたいに悦に入ってる感じ
この指が覚えていたよなんつって恥ずかしくないのかと思うけどね >>76
いや
三島は実際には一度も候補にさえあがっていなかったことが
近年公開されてる >>87
川端が、ノーベル賞は三島がとるべきだった、と語っていたらしい
北越雪譜
箱根霊験躄いざりの仇討ち
口説き文句なんかも勉強になるだろう(笑
掌の小説の中に、バッタと鈴虫ってのがある
あれもノーベル賞の参考文献として取り上げられた、みたいな話があった
三島は漢語が好きだったのか、だから、受験生は勉強になると思うけど、
川端は和語の使い方が絶妙だ
不自然な飛び、は十年かけて発表したせいだろう
古都に出てくる壷中の天地の話も雪国と言う異世界を連想させる
円い甘え
ありがたいふくらみ
その後
自分をあてがうように柔らかくして
…
まあ、何度読んでも面白い
英訳したサイデンステッカが灯台で勉強したときの指導教官が
翻訳の誤りをいくつか指摘してた話を聞いたことがあるけど、
雪国を英語で読んでも、トリセツ読むみたいなもの
日本人であることに感謝して、じっくり何度も読みたい
いやらしくしゃぶりつくせば何度も味わえるのが雪国
日本人限定 葉子は駒子の穢れない部分だけ抜き取った人物造形
だからラストの駒子の葉子に向けた語りは自分に向けられてる ヤクルト投手陣の弱点は戸郷みたいなタフな投手がいないから梅雨あたりから疲弊して投壊するんだよな。
だから三振するにしても粘って球数投げさせるのは有効。
高橋奎二も前試合の広島戦で110球投げてるから。ちなみに広島がヤクルトに勝ってる。
あっさり早打ち三振だけはやめろよ ヤクルトの投手陣って意外と与四球数多いな。今のところ与四球1位で中日の投手の2倍近くある。
中日がヤクルトに勝てないのはボール球をアホみたいに振りまくってあっけなく早打ち凡退してるからじゃね?
監督代わって守りの野球にイメチェンした巨人は今年になって早打ちしなくなった。
中日は打線がイマイチなんだから四球選べよ。
まあ、今日登板予定のヤクルト石川はヤクルトの中ではコントロール良い部類だけど
あとヤクルトの投手は基本タフじゃないから球数投げさせろ。
ヤクルトの投手は春先はまだ良いけど初夏あたりから投壊する傾向にある。 今の巨人はそんなバカスカ打ってないぞ、フォアボール選んで待つ野球やってる。去年より四球数増えてるし。
中日はもともと打てないんだから早打ちしないで粘ってもっと四球選べよ。
ちなみにドジャースの監督が初球打ちしてる大谷に苦言を呈してた。
明日のヤク高橋は石川小澤よりコントロール悪いから、むやみにボール球振るなよ、前試合で111球投げてるから粘って球数投げさせろ 雪国よりも雪国を巡る評価が面白くて好きだわ
出だしの文章は中学校はおろか、小学校にも載ってるんじゃなかったっけ?昔は
内容から考えたら絶対教科書に載せれないと思ったか、教科書では決して雪国の内容には一切触れられていなかった。
そんなことある?
出だしの川端の表現を川端の小説の内容と隔離して解釈することなんて、全くの無意味なわけで
日本の国語の教育(特に文学)は本当にダメ >>70
川端はそこまで考えて書いてないだろうけれども、トンネルを抜けた先は、別の世界で、容器のように見立てられ、その底は白かったと言う解釈は、たしかに面白い >>89
NHKのあのドラマね
森田望知という安藤サクラと日本一の俳優の座を争う子の演技は痺れるくらい素晴らしかったが、女の脚本家が、やはり、川端の変態性や男特有の恋愛観を理解しておらず、信じられないことにテーマを「貧困への怒り」に変えてしまっていたことには、あの世の川島もひっくり返っただろう >>49
>性的に特異なものを書いた小説は陳腐になっている
これはなかなか考えさせられる指摘だけど、逆に言うと、純文学の変態的性格の告白が純文学を純文学たらしめていると考えてほしい >>19
うーん、どうでしょうか?
近年出てきた川端の資料からは、最後の火事のシーンに残念ながらそこまで深い意味は無いと言うような結論だったかと 川端の雪国は谷崎潤一郎やデヴィッドリンチに負けぬほどのフェティッシュな作品だと思いますよ
主人公の葉子に対する思いはまさにソレ
初めて見かけた時から死んだ現場にいる時まで
中学校や小学校の教科書で取り上げるときは、むしろそのシーンを取り上げて欲しかったですよ
そしたら中学生、小学生は夢中になってたと思いますよ >>96
冒頭の表現ばかり取り上げるのは、川端にとって失礼。
または雪国を読んでいない証拠。
ちゃんと最後まで丁寧に読んだ人ならばすぐわかると思うけど、川端が一番力を入れていた表現は「◯◯◯」の描写です >>1
への解答は、
>>100
も考慮すると、「一般的な読者にラストシーンだと伝えるため」が正解ではないでしょうか?