丸谷や井上ひさしが悪口を云っているが、三島の文章読本を読んでなかなかの
名著だと感じた、これはもう一つの「小説とは何か」だ、文書の味わい方、
小説の味わい方を親切に説いている、特徴的なのは、独仏の翻訳文の例文が多い、
原文を読まなくても翻訳を通じて文学の神髄を読み取った、フランス文学講座で
鹿島茂が絶賛しているのも尤もだ、
源氏物語から近代の文章まで、三島はいろんな種類の文章の魅力に敏感だった、