「夏子の冒険」を読んだついでに、久しぶりをめぐるに「羊をめぐる冒険」を読み返してる。
なるほど村上が芥川賞をとれなかったわけだと感じている。「禁色」のゴテゴテ鎧みたいな比喩描写に対して、
村上の軽薄でつかみどころのない、それでいて過剰な比喩描写が、同業者である審査員たちには、三島に対するパロデイとも
オマージュともとら理解されず。単なるページ稼ぎの悪あがきに感じられたんだろうなあ。
それにホモでムキムキで右翼で切腹しちゃいう三島は、当時は評判悪かったんだろうしなあ。やれやれ。