>>674
文芸評論というのは、書評から作家論まで、文学に関する評論のすべてのこと。
作品を批評(検討)することによって、その作品の現在的な位置(他の作品との比較)や、時代的な位置(過去の作品との比較)を表現する。
江藤淳の『漱石とその時代』や吉本隆明の『言語にとって美とはなにか』などが、その典型例だ。

文学の世界とは、そこにある小説や評論のこと。
文学における立場というのは、その作品をどういう視点から評価するかという価値観のこと。

知識がないことも考えないことも、恥ずかしいことではないが、自慢にはならない。