平成初期に比べれば若者の数はほぼ半分だから
つまり市場規模が30年前の1/2になっている
こういう小さいパイに向けて書かれたものが
そこを梃子にして他世代にも広がっていくのは容易ではないだろう
綿矢の場合は団塊ジュニアやポスト団塊ジュニアも手に取ってくれただろうし
又吉も時も比較的高齢の読者層が関心を示しただろうし
村上春樹や吉本ばななが売れたのも同世代とその周辺が
ボリュームゾーンだったという事情もあるだろうし