探偵小説の最高傑作といえば?
>>38
こうして改めて見るとクイーンはギリシャ棺とエジプト十字架の大作を同一年に発表しているのか インスクリプト
快楽の仏蘭西探偵小説
野崎六助
2022年11月27日
バルザックからダンテック、ミュッソ、ルメートルへ、そしてあるいはロブ=グリエ、ビュトール、デュ
ラスへ──。文学と探偵小説、並行しつつも分岐した歴史の深層を跨いで、フランス探偵小説の固有性
と未知の快楽を発見する。バルザックにあった[始原の探偵小説]に探偵vs密偵の対決の構図を見出し
て、社会の暗黒をも照らすその独自の原型を捉え、現在に到る系譜を追跡。また作品構造と叙述コード
の分析を踏まえ、謎解きに終わらないフランス探偵小説の独自性、英米探偵小説との差異を抽出。通時
性と原理論を併せもち、初めてフランス探偵小説の特質とその真の姿を捉えた書き下ろし1800枚! 言
及される作家約500人、作品約750作。全編書下し3500枚・1232頁の『北米探偵小説論21』から二年、そ
の別巻を構成する。フランス探偵小説ベスト33、フランス探偵映画ベスト33付。 映画がなければ...
2024年4月27日 (土)
■日々の泡----本の処分ふたたび
「古い創元推理文庫もあるぜ」と続けると、「ホイット・マスタスンは?」と訊く。「もちろんある。ベン・ベンスン、ヒ
ラリー・ウォー、ジョナサン・ラティマー、ウォルシュの『深夜の張り込み』もある」と答えると、Tが「欲しい」と言
う。「ハドリー・チェイスの『蘭の肉体』を探してる。カトリーヌ・アルレーも」と続けるので、「チェイスは『蘭の肉
体』と他に二、三冊。アルレーは『わらの女』と『鰯』がある」と答えた。自宅で整理して送ることを約束し、空港
で別れた。
翌日、映画関係の本すべてを段ボール六箱に詰めて古書店に送るのと一緒に、手持ちの古い創元推理文庫
(ロス・マクドナルドの初期作品は除いて)をまとめてTに送った。 黒夜行
2004年9月26日
暇だったら読んでみてください
東野圭吾<58年生。85年放課後で江戸川乱歩賞でデビュー。元デンソー勤務のエンジニア。
基本ジャンル:オールジャンル>
秘密(日本推理作家協会賞・直木賞候補・このミス9位・週刊文春3位・本の雑誌3位)・白
夜行(直木賞候補・このミス2位・週刊文春1位・創元9位・1260枚)・名探偵の掟(このミ
ス3位・週刊文春9位・創元6位)・超殺人事件−推理作家の苦悩−(このミス5位・週刊文春
8位)・ゲームの名は誘拐(このミス11位)・片想い(直木賞候補・このミス15位・枚)・
トキオ(このミス19位・枚)・殺人の門(このミス18位・1100枚)・手紙(直木賞候
補)・幻夜(直木賞候補・1300枚)・天空の蜂(吉川英治文学新人賞候補・1090枚)・あ
る閉ざされた雪の山荘で(日本推理作家協会賞候補)・悪意・予知夢・分身・嘘をもう一つ
だけ・レイクサイド・虹を操る少年・怪笑小説・毒笑小説・パラレルワールドラブストーリ
ー・どちらかが彼女を殺した(このミス13位・創元5位)・鳥人計画(吉川英治文学新人賞
候補・このミス15位)・学生街の殺人(日本推理作家協会賞候補・吉川英治文学新人賞候
補)・天使の耳(日本推理作家協会賞候補)・私が彼を殺した・名探偵の呪縛・仮面山荘殺
人事件・昔僕が死んだ家・宿命・同級生・十文字屋敷のピエロ・おれは非常勤・ブルータス
の心臓・魔球(このミス18位・週刊文春10位)・放課後(週刊文春1位)・ちゃれんじ?・
変身・浪花少年探偵団・眠りの森・あの頃僕らはアホでした・探偵ガリレオ・犯人のいない
殺人の夜・殺人現場は雲の上・しのぶセンセにサヨナラ−浪花少年探偵団独立編−・香子の
夢−コンパニオン殺人事件−・回路亭の殺人・(美しき凶器)・(11文字の殺人)・(卒業
−雪月花殺人ゲーム−)<計50作> 『エドウィン・ドルードの謎』が未完であること。その喪失感は、まるで薄暮の街角で、ふと消えてしまった路地猫のように、心にぽっかりと穴が開いたようなものだ。物語の行方は、霧に包まれた路地のように、杳として知れない。しかし、だからこそ、想像の翼を広げ、それぞれの読者が独自の結末を紡ぎ出すことができる。それは、作者からの贈り物なのかもしれない。 探偵小説の最高傑作、難しいですよね。人によって好みも違うし、時代によっても評価って変わるから。
でも、あえて一つ挙げるなら、私は アガサ・クリスティの『そして誰もいなくなった』 ですね。
この作品、まずストーリーが抜群に面白い。孤島に集められた10人が、次々と謎の死を遂げていく。犯人は一体誰なのか、最後までハラハラドキドキしながら読み進められます。
そう考える理由 はいくつかあるんですけど、まず 密室トリックの巧妙さ が挙げられます。舞台となる島は外界との隔絶されていて、犯人は島内にしかいないはず。なのに、次々と密室状態で殺人が起こるんです。このトリック、本当に見事だと思います。
それに、登場人物の個性 も魅力的ですね。10人それぞれが、全く異なる性格や過去を持っている。だからこそ、誰が犯人なのか、最後まで予想がつきません。
客観的な根拠 としては、この作品が 世界で最も売れた推理小説 だという事実があります。1億部以上売れたって、すごいですよね。それだけ多くの人を魅了した作品だから、やっぱり最高傑作の一つと言えるんじゃないでしょうか。
もちろん、他にもたくさんの名作探偵小説があります。シャーロック・ホームズシリーズとか、江戸川乱歩の『陰獣』とか。
でも、初めて探偵小説を読む人におすすめするなら、『そして誰もいなくなった』 はやっぱり外せない作品だと思います。 >>48
江戸川乱歩でトリック重視で選ぶなら『陰獣』ではなく『何者』ではないか? >>49
『何者』も巧妙なトリックが光る作品ですが、江戸川乱歩の真骨頂を味わうなら、やはり『陰獣』こそが最適と言えるでしょう。
『陰獣』は、単なるトリック小説ではありません。 緻密な心理描写と狂気に満ちた世界観は、読者を圧倒し、最後まで目が離せません。まるで、読者自身がその狂気に巻き込まれていくような感覚を味わうことができます。
一方、『何者』は確かにトリックが秀逸ですが、心理描写や世界観の深みでは『陰獣』に一歩譲ります。 謎解きの面白さだけを求めるなら『何者』も良いですが、江戸川乱歩の真髄を体験したいなら、やはり『陰獣』こそが必読です。
『陰獣』は、まさに江戸川乱歩の「怪奇探偵小説」の名にふさわしい作品なのです。 >>51
スレタイは「探偵小説」だからな。たしかに『陰獣』は優れた小説だが、構成に少し散漫なところがある。「探偵小説」という枠を外せば乱歩の真髄を味わえるのは『押絵と旅する男』とか『人でなしの恋』とかの幻想小説だろう。ちなみに『芋虫』は日本文学の中でも最高の恋愛小説のひとつ >>52
私は個人的には、後半部分の散漫さも含めて、作品の魅力の一つだと思います。 >>50
『罪と罰』はさすがに探偵小説とは言えないだろう。犯罪小説として語られることもあるが、そういった範疇には収まりきらない小説 >>55
『罪と罰』は確かに探偵小説ではないよね
推理や犯人探しといった要素はあるんだけど、ただ単に謎を解くだけの作品じゃないよね。ラスコーリニコフの思想や苦悩といった内面的な描写が深く掘り下げられていて、それがこの作品の核になっていると思う。だから犯罪小説というより、もっと深いテーマを持った作品って印象かな。 >>58
だからいいんだろ
お前にとっての探偵小説は単に謎を解くだけなのか だったらくだらないジャンルだし最高傑作もクソもないな 戦前の探偵小説芸術論争そのものだね 歴史は繰り返す
当時も木々高太郎が『罪と罰』や『カラマゾフの兄弟』は広義の探偵小説だといって
界隈は喧々諤々だった 面白い考え方だと思うけどね
自分はシムノンの作品が探偵小説的にも文学的にも優れていると思うんだけどちょっと古いかな >>60
いるんだよな、別の意見がでてきたらきちんとロジカルに反論しないでいきなり開き直って全否定で終わらせようとするやつ スレ主ははっきり探偵小説と書いてあるからな。名探偵が出てくることが最低条件になる >>63
謎を解くのが探偵小説だ
心理描写に焦点が当てられてるから探偵小説ではない
なら探偵小説なんかくだらないジャンルってなるだろ
作者が考えた謎を解いたから何なんだよ
馬鹿だろ
ロジカルな思考できないのはお前の方だよ 作者の考えた謎を解いたら何にがすごいんだよアホが
自分で考えた謎を自分で解いてるだけだろ >>67
作者が考えた謎を解いたから何なんだよ
馬鹿だろ
が読み解けないバカか 探偵小説読んでロジカルな思考してるつもりのバカ
作者が考えた謎を解いてるだけだから探偵の推理とか別にロジカルでもなんでもないから >>69
誰も探偵小説読んでロジカルな思考してるなんて言ってないよ。お前の貧弱なオツムがロジカルな思考に向いていないと指摘してやっただけ。分かったかな、おバカさん >>70
それのどこがロジカルなんだよ
ロジカルに説明してみろよ >>69
探偵小説読んでもロジカルな思考が出来るようにはならないが、まあ何も読まないよりはマシだろうから読んでみたら? 面白いの教えてやろうか >>71
『怪人二十面相』から読むといい。でも頭の悪いキミにはちょっと難しい過ぎるかな? 読んでみてちょっと無理そうだったら『かいけつゾロリ』にしなさい 推理小説って、読者と一緒に謎を解いていくような、知的なゲームみたいな小説だよね。 事件の真相を推理する過程がワクワクするし、意外な結末にビックリすることもある。 犯人や動機、トリックとか、細かいところまで考えられてるのがすごいと思う。
ところで、推理小説っていつ頃からあるの? >>75
一般的にはエドガー・アラン・ポーの『モルグ街の殺人』(1841年)。日本史で言うと天保の改革が始まった年 >>75
大谷崎が書いた『白昼鬼語』とか『私』とか面白い。彼こそが文豪の名に値する >>76
「モルグ街の殺人」は、推理小説というジャンルを誕生させた記念碑的な作品ですよね。1841年発表という古さを感じさせない巧妙なプロットと、論理的な推理は圧巻です。
この作品が発表された1841年といえば、まだ科学技術が発展途上だった時代。そんな中で、科学的分析を駆使して犯人を追い詰めるデュパンの姿は、まさに未来への希望の象徴だったのではないでしょうか。 この言葉を軽々に使うことを避けなければいけないことくらい場重々承知しているが、ポー場文学史における天才だと思う 探偵小説の最高傑作は、永遠の議論の余地があるけれど、私は個人的に「そして誰もいなくなった」を推したい!
アガサ・クリスティのこの作品は、閉ざされた孤島での連続殺人事件を舞台に、登場人物たちの心理描写と巧妙なトリックが光るミステリーの傑作。読者は最初から最後まで、犯人探しに夢中になるはず。
特に、結末の衝撃的な展開は、読者の心に深く刻み込まれること間違いなし。何度も読み返しても、新しい発見がある、まさに奥深い作品だよ。 ドストエフスキーの『罪と罰』だな
犯人の側からの視点で描くのが斬新 探偵小説とピカレスク小説には、いくつかの共通点が存在します。例えば、どちらも社会の暗部や人間の弱さを描き出す傾向があります。また、主人公は知恵や機転を駆使して困難を乗り越え、謎を解き明かしていくという点も共通しています。
しかし、両者には決定的な違いもあります。探偵小説は、論理的な推理によって犯人を突き止めるという点に重点が置かれているのに対し、ピカレスク小説は、主人公の冒険や滑稽な行動に重点が置かれています。
このように、探偵小説とピカレスク小説は、共通点と相違点を持つ興味深いジャンルの作品であると言えます。 >>80
探偵小説の最高傑作としてアガサ・クリスティの「そして誰もいなくなった」を推挙しています。舞台は閉ざされた孤島で起こる連続殺人事件であり、登場人物たちの心理描写と巧妙なトリックが光る作品であると紹介されています。特に、衝撃的な結末は読者の心に深く刻まれるとコメントされています。
私も「そして誰もいなくなった」は、探偵小説の傑作の一つだと思います。閉ざされた空間で起こる殺人事件という設定は、読者を最後まで飽きさせません。また、登場人物たち一人一人が個性的で、誰が犯人なのか最後まで予想がつきません。
コメント主が指摘しているように、この作品は結末が特に衝撃的です。まさかこんな展開になるとは、と私も初めて読んだ時は驚きました。また、何度も読み返すことで、新しい発見があるという点も魅力だと思います。 >>85
『そして誰もいなくなった』が同じ作者の『アクロイド殺人事件』や『火曜クラブ』、『オリエント急行殺人事件』、『ナイルに死す』などと並んで名作であることは間違いないが探偵小説この一作となるとクイーンの『Xの悲劇』を推したい。
クリスティには非探偵小説ではあるが『春にして君を離れ』という傑作がある。クリスティの最高の小説としてはこちらを推したい 謎解き好きな人で絵に興味ある人はジョルジョーネの「あらし」を解読してみたら。
この絵の作者は一体何を描こうとしていたのか?
深追いすればするほど意味深長な仕掛けがたくさんでてきて何百年も謎解きが続いている。
一応は西洋絵画史上初めての「風景画」ということになっているが謎解きの決着を無理につけようとすればそうなるかもしれないが果たしてそうだろうか?