>>64
フュージョンはallmusicによると、余りにも自由勝手に使われた用語で殆ど訳の分からないものになったが、元の意味は
ジャズのインプロヴィゼーションにロックのリズムやパワーの要素をミックスしたものとされてるようです。

jimi hendrixの良いのはディストーションのパイオニアであることと、彼がライヴ演奏中に時々、重量挙げ選手がバーベルを差し上げる時に思いっきり腰を落とすポーズを取ったりして、
必死で重力を感じ取りながら演奏していたところで、彼の音楽的manneristマンネリストたる証拠だと思う。
アートのマンネリズムはイメージの極限を超える人体の変形にあったが、マンネリズムの端緒になったmichelangeloミケランジェロやgiambolognaジァンボローナの彫刻においては人体
の変形には外から働く重力の存在があった。
68年世代がジャズではなくジミヘンのロックを聴いてれば、68年の革命は成就したかも。
革命自体も、システムの極限を超えた変形の一種に他ならないような。
マイルス・デイビスのクールの誕生の次に来るのが、ジミ・ヘンのdistortion歪みだと思う。
その歪みは重力との葛藤の中から生まれた。同じトランペット吹きや、スリットドラム叩きでも、重力との葛藤を心掛けてる演奏家は俯き気味だったり、音を字面に向けてることが多い気がする。
マイルスはやや下向きに日野照正は上向き気味に。スリットドラムはこれ見よがしに上向きで偉そうに演奏するものじゃないようなw