117です。
1話5千字として、30万文字って60話ですよ?
多分足りない・・・

問題は、設定だと思います。
チートでもあれば、すぐに鬼退治に出発しても良い。
でも、もし桃太郎にチート能力がなければ、まずは鬼の戦力の偵察から始まるのかな。
彼我の戦力の差を確認し、自軍が劣っていれば、国内を整備して戦力の増強を図る。
鬼ヶ島に渡航する船が貧弱な代物であれば、船の開発は欠かせない。
大型船の製造には巨木が必要。
巨木を切り出し運ぶには道の整備等、土木技術の発達は不可欠。
巨木を加工する技術、その為の道具作り、道具を作る為の製鉄技術の開発もある。

政治体制がお粗末であれば、革命くらい起こさないといけないかもしれない。
上層部が鬼と癒着していた、とか。
鬼に姫を人質にとられていれば、奪還が必要かも。
総力戦はその後。

もしメルヘンチックに動物達を使うなら、猿達には森でのゲリラ戦を教える。
雉には空からの偵察、油なんかを上空から投擲して鬼の村に火をつけ、敵を撹乱させる。
犬には、集団で個を追い込み、用意していた罠に嵌めるコンボを。
それか犬に猿を乗せて騎馬並みの機動力を持たせ、猿用に開発した武器で相手を翻弄する。
全然メルヘンじゃないけど。

そんなこんなで、鬼の大将の首に刀を当てたまさにその時!
人質となって助けたはずの姫が、身を挺して鬼を守るのだった!
なぜ?と驚愕する桃太郎。
なんと姫のお腹に、鬼の子が宿っていたのだ!

それを聞き、その大きな目に涙を貯めて喜ぶ鬼達。
聞けば、島に子が生まれなくなって、このまま滅びると思っていたという。
それで自暴自棄になり、島から出ては掠奪暴行の限りを尽くしていたのだ。

実は鬼とは、鬼ヶ島に生じる毒が原因で外見を変えた、元人間達だった。
外見ゆえに恐れられ、排斥され、ひっそりと生きてきたのだ。
桃太郎は誓う、病気の原因及び子が生まれなくなった理由の究明を。
そして両者が和解し、双方に平和が訪れたかに見えたその裏で、鬼の力に目を付けた第六天魔王信長ががが

無駄に引き伸ばしてないよね? ね?