【靴賞】角川スニーカー系総合その16©2ch.net
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
別作送れってのは、より正確に作者の実力を測るためだろね
だから俺は前作とかけ離れた作品2本送ったよ
技術はあるけど馬力もスピードも体力もありませーんじゃあレーベルを牽引できない
このすばクラスのヒット飛ばしても堅実に行かざるを得ないほど追い詰められてるってことだろ >>207
改稿作の応募が減った分は減ったままになるだろうけどね
改稿禁止にすることで別作の応募が増えるとはあまり思えない
送ることのできるレーベルはほかにいくらでもあるんだから
よっぽどスニーカーから出したい人じゃなければの話だけどさ 構想5年みたいな作品は逆にヒットしないって結論に達したのかもね
受賞後に「とりあえず来年までにジャンルの異なる作品5本書いてきてねー」とか言われる気がする
で、それで半年で10本書いて送りつけるような奴が生き残るんだろな 改稿して受賞するようなもんなら、最初から受賞させとるわ
電撃のなんかはまぐれよ >>208
>送ることのできるレーベルはほかにいくらでもあるんだから
正に俺。同じ作品を、落選確認次第スニーカーに出し、ガガガに出し、
電撃に出し、GAに出し……と使い回しまくってる。それで同じ作品が、
ある賞では一次落ち、ある賞では三次落ち、とかなってる。
んで、一次発表や二次発表時の、各賞スレでのお祭り参加を楽しんでる。
どこかで当たればいいなぁと思いながら。宝くじ気分で。
それで充分だよ。楽しめてる。
もちろん、「そんな軽い気分で受賞できるもんか」とも全く思ってない。
努力量……ではなく、「悲壮感」の量と成功結果が
比例しないなんてよくあることだし。世の中そんなもの。
そもそも、悲壮感の少なさと努力量の少なさも比例しないしな。
口先だけの悲壮感で努力してない奴、ってのもいる。逆も然り。 ワナビはごく僅かな例外に縋る生き物だからね
一部の天才が起こした例外の下に、凡人の死体が無限に転がってんのよ 実は今、「スニーカーで三次落ち、電撃で一次落ち」した作品を、GAに出している。
これでもし、GAで二次落ちしたら「同一作品による3階級制覇」になるなあ、なんて思ってる。
いや、もちろん、受賞できるに越したことはないんだけど。 火曜には一次発表か。
最近一次落ちはないんだけど、ここは始めて出したから自信ないわ。 ここって総数も非公開だし、前期の二次三次通過作品もすぐ非公開にしてるよね
他レーベルと比べて見えない所が多い印象 通過作品は見えなくしてるっていうか
同じページに次の選考の通過作品を上書きしてるからそうなってるだけで、
特に意図があるわけではないとは思う
でも、応募総数を公開しないのはなぜなのか分からない 応募総数、公開されなくなってから結構経つけど今はどの位なんだろ
ファンタジアくらいなんかね しかし何でだろうな
スニーカー大賞には奇妙な魅力がある
なんでだろ?
別に靴フェチでもなんでも無いんだが
あの応募要項のアクアの絵が良いのかな?
まあ今は電撃用のプロットも練ってるんだけど >>221
ここ受賞の作風が結構広いと思う
どシリアスなのも普通に受け入れられるし 前にどっかで見たことあるけど、
一次と二次がまとめて発表されるやつですねこれは…… そういえば、途中経過発表の日程って公式からアナウンスされてないっけ?
今までの応募者が経験則から推測してるだけ? 去年も8月の25日6時前後だった
25日が休日のときは直近の金曜か月曜に移る
公式のアナウンスはないはず 賞によっては、凄い深夜に発表が出ることもあるけど……
ここはそういう前例はなかったの? 今夜は寝かさないぜって焦らしプレイされてる気分… ビクンビクン >>237
俺が記憶する限りそういう前例はない
そしてこうなった場合、一か月選考がずれ込む
それに関してのアナウンスもない
それがスニーカー文庫だ GAにも出してるんだけど、そっちの方が先になるかもしれないのか…。 去年から秋のターンが一次まで3ヶ月半になったんだから、春も同じになっただけだろ 去年春のを見たら1次の発表が約4ヶ月、2次の発表が約5ヶ月になって一月ずつ遅れてんじゃん
どうやったらこんなスケジュールになるんだ… しかし公募で落とされれば落とされるほど明らかに色々な能力が向上する
なんでだろ?
選考通過のサイト更新するときだけは10秒くらいドキドキできて楽しい
緊張が能力向上の必須要素なのかな? >>6
・秋の締切
日付 発表場所
応募締切日 11月01日(土) ------
応募総数発表 --月--日 未発表
一次選考発表 02月25日(日) 公式HP
二次選考発表 03月25日(日) 公式HP
三次選考発表 04月25日(水) 公式HP
今、手元に、どこにも出してない新作が一本ある。
これを、電撃とスニーカーとで使いまわしたい。まず一方に出し、
落選確認したら、もう一方に出す、という風に。
俺の、スニーカーでの最高成績は3次落ち。だからスニーカーに出した場合、
また3次までいく可能性はある(もちろん1次落ちの可能性もあるが)。
つまり、3次発表の時まで落選確認できない恐れがある。
そして、電撃の次回の締め切りが4月10日。
ほんの半月、スニーカーが手前に、もしくは電撃が後ろに、
ずれてくれていればスムーズだったんだが……なんという絶妙なスケジュール……
と思ってたが、この4月25日ってのも1か月ぐらい後ろにズレる可能性はあったわけか。 >>248
もちろんそれが理想だから取り組んではいるが、
11月1日までに完成できる自信がなくてな……頑張る。
間に合わなければ、今完成してる作品はやはり来年の電撃に出し、
次の作品をスニーカーの春に、となるかなと。 永久就職するわけじゃないんだし別にいんじゃね?
向こうも「死ぬ気で頑張ります! 専業で命かけます!」とか言われたら「お、おう……」ってなるんじゃ 執筆は本気でやって、
それ以外はテキトーにやっておくのが精神衛生上最も好ましい >>251
ライバルが減るのは大歓迎。どうぞどうぞ。
投稿先なんて、他にもたくさんあるからね。
少しでも嫌だと思ったら、他へ投稿するべきだよ〜
と、言ってる俺自身、ひとつの作品をグルグル使いまわしてあちこちに出してるけど、
「嫌いだから避けてるとこ」はあるからな。
投稿は仕事じゃないんだから、嫌なところからは気軽に去ればいい。 前回の評価シートまだ届かんな
また半年ぐらい待たされるのか 5つ星のうち 1.0 (岬+山崎)÷2のヒロインを使った程度で「NHKにようこそ!」のエピゴーネンの範疇を全く出ていない!これに新人賞を与えた意味は?, 2017/8/5
Amazon.co.jp: パンツあたためますか? (角川スニーカー文庫)の ヤ ボ夫さんのレビュー
https://www.amazon.co.jp/review/R3B4WR1AUADO07/ 前情報なしで作品を読むことも珍しくないのでフタを開けて「あらビックリ」という事は珍しくないんだが…
今回スニーカー文庫が新人賞を与えてデビューさせた本作は悪い意味で愕然とさせられた。
これ滝本竜彦の「NHKにようこそ!」のエピゴーネンを1ミリも出ていないじゃん! 予め申し上げておけば小 生「NHKにようこそ!」自体は大好きで15年前に購入した単行本は安倍吉俊の表紙が陽に焼けながらも
今でも「ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ」と並べて本棚に置いてあるし、時に読み返しもする。
だが、それが故に公式サイトに滝本竜彦が推薦文を書いた本作は作者とスニーカー文庫編集部と滝本竜彦が揃って
「NHKにようこそ!」ファンに悪ふざけを仕掛けてきたような不快感すら覚える。
「NHKにようこそ!」もタイトルがフックになって手に取らせる部分はあったし、
先行レビュアー様が触れた通り冒頭の主人公とヒロインの邂逅シーンだけにしか登場しない「パンツ」という単語を
フックとしたタイトルで読者の手に取らせる手法自体が悪いとは言わない。
問題はそこから先にあるからだ。 物語の方 はオカルトに傾倒し過ぎて痛い目に遭った経験から他人との距離を置くようになった孤独な青年・久瀬直樹が
自宅に入り込んでパンツを漁っていた自称ストーカーの少女・北原真央と出会い、ストーキングを仕掛ける理由を
「好きだからです」の一言で押し通そうとする真央にいやおうなしに付きまとわれるようになった日々を描いている。
序盤の孤独な青年が訳の分からん動機で押しかけてきた少女に付きまとわれる、という展開で既に「ん?」とれを抱く中、デートに誘ってくれた桃花先輩の心の中に
どうしようもなく動かしがたい想い人がいる現実を突き付けられた辺り。
……完全に高校卒業前に一発だけやらせてくれた柏先輩と体よく利用されている佐藤の関係そのままじゃないか。 登場する人物の誰もかれもが「寂しい、寂しい」と孤独を訴えているような作風自体は他作でも見られないわけでは無いし
決して「NHKにようこそ!」だけのオリジナルとは言い難いので作風自体の共通点は批判するに値しない。
その上で、物語の展開の仕方に独自性があればそれはそれでオリジナルとしての存在感を見せ付けたと言って良い。
でも、本作が問題なのはそこなので ある。
そこから先の展開も「NHKにようこそ!」で佐藤とつるんでいた後輩の山崎とヒロインの岬を掛け合わせたような
真央と付かず離れずの日々を送る久瀬の日々が描かれるのだ けど、うっすらと匂わされる真央の暗い部分や
最終的にコケて田舎に帰る所まで含めてどうにもこうにも既視感しか湧いてこない。 登場する人物の誰もかれもが「寂しい、寂しい」と孤独を訴えているような作風自体は他作でも見られないわけでは無いし
決して「NHKにようこそ!」だけのオリジナルとは言い難いので作風自体の共通点は批判するに値しない。
その上で、物語の展開の仕方に独自性があればそれはそれでオリジナルとしての存在感を見せ付けたと言って良い。
でも、本作が問題なのはそこなので ある。
そこから先の展開も「NHKにようこそ!」で佐藤とつるんでいた後輩の山崎とヒロインの岬を掛け合わせたような
真央と付かず離れずの日々を送る久瀬の日々が描かれるのだ けど、うっすらと匂わされる真央の暗い部分や
最終的にコケて田舎に帰る所まで含めてどうにもこうにも既視感しか湧いてこない。 特に真央が日常に復帰すると宣言して通おうとした専門学校の前で引き返して自分のダメさ加減を突き付けられる場面なんか
自分が尻もちをつくのが関の山だった「革命爆弾」のショボさに絶望して帰郷した山崎と何が違うのやら?
(しかも帰郷先が山崎と同じ北海道のど田舎って悪ふざけにも程があるだろ?)
田舎に帰って久瀬の前から姿を消した真央が残した「作品」を久瀬が酷評しつつ、真央を失った寂しさを突き付けられる展開も
山崎が古臭いノートパソコンの中に残していったファイルを佐藤が「クソゲー」と評しつつ、
東京で引きこもる孤独の中で再会し、つるみ、去って行った山崎の存在感とそれを失い、
再び陥った孤独を佐藤が噛み締める場面をそのままなぞっているだけなのでは? 細かい要素においても「日本海側の海」だとか「睡眠薬」とか「NHKにようこそ!」のファンを喜ばせるつもりなのかもしれないが、
読んでいて次第に自分がおちょくられている様な苛立ちすら覚えた…「新人賞」の意味って何なんだ?
唯一オリジナリティと言って良い、「人工精霊」を探し続ける小学生の少女・由依との絡みも
真央と久瀬の関係を軸としたメインストーリーから遊離している様にしか思えず、
結局何のために登場させたのかよく分からないまま終わってしまった。 超個人的な意見になるが、あくまで「新人賞」というのは「これまでにない何か」を産み出した
新しい才能に与えられるべき代物であって、例えどれだけリスペクトを見せたとしても過去の名作に縋り
そのエピゴーネンの範疇を出ていない様な作品に与えるべきものでは無いと思う。
その意味において今回のスニーカー文庫編集部の判断はちょっと理解できない。
「NHKにようこそ!」が好きで、今でも本棚に置き続けている人間の一人としてこの作品に滝本竜彦が
推薦文を付けたことにどうしようもなく寂しさを覚える一冊だった。 5つ星のうち 1.0 (岬+山崎)÷2のヒロインを使った程度で「NHKにようこそ!」のエピゴーネンの範疇を全く出ていない!これに新人賞を与えた意味は?, 2017/8/5
Amazon.co.jp: パンツあたためますか? (角川スニーカー文庫)の ヤ ボ夫さんのレビュー
https://www.amazon.co.jp/review/R3B4WR1AUADO07/ いや、俺は作者はわざと「NHKにようこそ!」を倣ったんだと思う
ただ、今の世代のNHKを読んだことない人間に滝本竜彦は刺激が強すぎる
それをマイルドにして読みやすい、2010年代風に仕立て上げたのがパンツあたためますか?なのだと思う
ほとんどNHKなのは確かだけど、NHKが大好きな人間からしたら物足りないのは確かだけど、今の時代にピッタリなのはこの作品なんじゃないかって >>251
人間腐ってる度で言えばこんなのレベル1だ 「一か月ずれる」ってのが本当なら、今月の25か……
10とか15とかでもいいのよ? と言いたいが、
>>6を見るに「25でなくてはならん」というコダワリがあるみたいだな。
実際には10や15で審査が終わってても、わざわざ25に発表しそうな。 俺は、米澤穂信に、なる!
ありがとう! みんな大好きだ! 5つ星のうち 3.0 人の為に動く事が出来なくなった少年が食欲旺盛な侵略者との出会いを通じて再び動き始めるまでを描いた成長譚。若干構成がドタバタしている, 2017/8/6
Amazon.co.jp: クラウは食べることにした (角川スニーカー文庫)の ヤボ夫さんのレビュー
https://www.amazon.co.jp/review/R3IBA17D7UT6Y3/ 第22回スニーカー大賞「特別賞」受賞作
物語は主人公の匠香介がシェフの父親から仕込まれた特技であ る調理技術を活かして三種類の苺大福を作っている場面から始まる。
香介が苺大福を振る舞おうとしている「三浦佳奈」はスマホゲー「魔女これ」のキャラクター。
画面の向こう側にしか存在しない女の子の好物を作る香介にはかつて小学校で好きになった女の子に
調理実習で得意のスパゲティを振る舞おうとして、小学生離れした出来の逸品を作りあげクラスの賞賛を集めたは良いが、
同じ様にスパゲティを振る舞おうとしたその女の子のプライドをへし折り、泣かせてしまった挙句
掌を返したクラスメイトに責め立てられたというに苦い記憶が残っていた。
そんな苦い記憶がちらりと蘇る香介だったが、気が付けば三浦佳奈が同じ台詞を繰り返し発し続けている事に気付く。
バグか と思い再起動しようとした香介だったが、窓の外に見える庭に見慣れない物がある事に気付く。
違和感の正体は天を突くかのようにそびえ立つ巨大な竹。しかもその竹の中を通って遥か上空から光が下降してくる。
香介の目の前で竹の一部に窓の様な穴が開き、そこから転がり出たのはカプセルトイのカプセルだった。 異様な状況を前に恐々と竹に近づいた香介だったが、何者かに押し倒され腹の上に乗られてしまう。
腹の上に跨ったのは平安貴族の様な髪型が特徴の全裸の女。
その奇妙な女は香介に「あなたが進歩的文化人ですね?」と問い質した上で白い蛇の様な物を手にして
香介の持つ文化力を吸い取って自分の祖国「高天原」に捧げると宣言。
訳が分からない香介だったが、女は香介があわよくば竹を伐採しようと手に持っていた鉈を警戒し飛びのく。
鉈を手に対峙する中、香介は「裸のままじゃ色々とアレだから」と女を言い包めて一旦家の中に連れ込むことに成功。
ジャージに着替えた上でクラウと名乗ったその女は世間の冷たい視線を浴びながらも二次元少女の好物を作り続ける
香介の痛々しい魂こそが高い文化力を産み出し続けるのだと説明した上で「チャンスを与えましょう」と言い出す。
クラウが香介の料理で感服すれば何もせずに高天原へと帰るという条件の勝負が突き付けられ、仕方なしにオムライスを作る香介。
香介のオムライスを口にした瞬間、腰をくねらせ切なげな吐息を漏らし始めたクラウは
「く…くやしいけど…返信しちゃうー!」と絶叫するや巫女の様な姿に変身し、窓から空へと飛び立つと
夜空へと向かってビームを発射して失神。 クラウのビームで夜空に巨大な「オイシカタデス」の文字が描かれ、勝負は香介の勝利に終わったか と思われたが、
翌朝目を覚ましたクラウは「言ったのではなく、書いただけ」と屁理屈をこねまわして一品だけでは性急すぎるとして
あなたにもっとチャンスをあげましょうと居座る事を宣言。香介との勝負を続けることになるが …
作者がこういう賑やかなラノベが好きで、自分でも書いてみたくなったんだろうな、というのはよく伝わってくる。
ただ、勢いで書いているという部分も伝わってくるわけで、得意な所はのびのびと書いており非常に読みやすいが
今一つ不得手な箇所に差し掛かると文章がテンポを失い、四苦八苦しながら書いてくることが伝わってくる、
ある意味非常に新人賞作品らしい作品。 物語の 方は高天原から文化力を奪いにやってきた侵略者にして文化侵略兵器かぐや型、通称「泥人(どろうど)」14号のクラウと
そんなクラウから二次元少女に本気で料理を作り続けるという痛々しい行為を続ける「文化力」を狙われた香介が出会い、
クラウの「料理で感服させれば諦めて帰る」という条件を付けた勝負を続ける中で、香介のクラスメイトであ る
ギャルの志緒がクラウの物ではない文化力吸収具「天沼矛」に襲われるという事件が発生、クラウ以外の侵略者の存在が
見え隠れする中、高天原からの文化力を早急に送れという圧力が強まっていく展開が描かれている。
序盤から「ああ、この作者さん本当にコメディ系の作品が好きなんだな」と伝わってくるノリとテンポの良い会話劇は
作者の一つの武器になっている。特に主人公の香介とクラウの会話は中々に毒があって、ニヤニヤさせられた。
文化力が奪われたらどんな世の中になるか、というクラウの説明と香介の反応 「誰にでも当てはまる様な当たり障りのない歌詞、覚えやすさだけを重視しただけの単調なメロディの歌が
ランキングの上位を占める様になります」
「それ昔からだろ」
「海外から輸入された映画が、監督の意向を無視して勝手に編集されて公開されます」
「国ごとにレーティングがあるし」
「演技の経験の浅い、モデル上がりのタレントが吹き替えにキャスティングされます」
「一般層への宣伝効果を考えるといたしかたない」
「かつてヒット作を描いた漫?2ノなります」
「漫画家が一生漫画家であ る必要はないもんなあ。転職だよ転職」
…どこの業界に喧嘩を売ってるんだか、というようなやり取りが連発されてオタク業界系のネタが好きな方には堪らないか と。
しかも主人公の香介を中心にどのキャラクターも人間臭いというかちょっとズルい所があって、学校に乗り込んできたクラウに
たじろいだ挙句、最後は見て見ぬふりを貫き通そうとする担任の篠里先生の態度とか適当人間の見本市みたいなノリも
多少クセはあるけどなかなかに楽しませてもらった。 ただ、ギャグで押し切ろうとするだけでなく割と「良い話」っぽい所もあるのが本作のもう一つの特徴。
冒頭で主人公の香介が「善かれ」と思ってやった事が裏目に出てしまい、「人の為に動いたってロクな事にならない」という
人間不信っぽい性格になった経緯が描かれているのだけ ど、
そんな香介が最初はクラウの文化侵略から愛する二次元文化を守るという目的から動き始めたものの
同級生であ る志緒が正体不明の侵略者に襲われた事件などを通じて少しずつ「人の為に動く事」の意味を思い出していき、
最後は窮地に陥ったクラウを助けに身を挺する姿を見せるようになるなど、一つの成長譚としても描かれている。
冒頭では会話劇中心で勢いだけで乗り切る作品なのか と思っていただけにテーマ性もしっかりと打ち出している辺りは
良い意味で予想を裏切られた。
ただ、話が全体的にゴチャゴチャしているという構成の不備は否定できないか と。
最初は侵略者としてやってきたクラウが香介との勝負の為に居座る事になったと思ったら勝負自体は大して描かれず
急にクラスメイトの志緒の話になったり、志緒の話を大急ぎで片付けたと思ったら急に高天原の圧力で
クラウが危機に陥る展開になったりと、どうも話全体がドタバタと進行しているような印象を受けた。
もう少しじっくりとキャラクターを、特にヒロインのクラウが侵略者から変化していく過程を掘り下げて欲しかったように思う。 また、「文化力」という話の根幹になる設定自体も結局の所冒頭近くの「文化力とはどういう物か」という説明と
中盤での志緒とその母親を襲った事件の辺りで描かれた状況が今一つ繋がらず理解に苦しんだ。
作中に独自の設定を持ち込むのは良いが、シンプルで読者に理解しやすい物にしないと読者の集中力が削がれて
ストーリーに集中できなくなるのでこの辺りの配慮はもう少し欲しかった。
読み終えてみれば作者の好みであり、「書きたい部分」であ るテンポの良い会話劇やコメディシーンは良いし、
人間不信だった少年の成長というテーマ性の部分もストーリーの中に落とし込めているが、
全体の構成や設定の作り込みというどうも作者が苦手としている部分の粗は残ってしまった。
良い部分・今後「売り」に出来そうな部分は割と明確になったので、残った部分は苦手な部分をどう次作意向で
克服するか、という良くも悪くも新人作家のデビュー作らしい作者の成長が望まれる一冊だった。
5つ星のうち 3.0 人の為に動く事が出来なくなった少年が食欲旺盛な侵略者との出会いを通じて再び動き始めるまでを描いた成長譚。若干構成がドタバタしている, 2017/8/6
Amazon.co.jp: クラウは食べることにした (角川スニーカー文庫)の ヤボ夫さんのレビュー
https://www.amazon.co.jp/review/R3IBA17D7UT6Y3/ >>285
このあらすじ読む限りクッソつまんなそう >>282の前半があれば、>>279-281は要らないのでは? ここの評価シートはどんな感じ?
参考になるならコッチ送るけど >>292
最終だろうが高次でも一人からしか評価されない
内容は普通だと思う
でも評価シート届くのは発表から半年は覚悟すべし >>282
文化ってのは伝統、軍事、経済、血統、民族性、地政学的力学、法律、風俗、それら全ての合成を意味するふんわりした概念だぞ クラウは食べることにした
こっちを「パンツあたためますか?」というタイトルにするべきだったのでは…… なんかスニーカーって作家に優しすぎる気がする
まあそれが魅力なのかもしれないけど 編集が口出ししまくってて作家より偉そうにしてるどこかの会社よりはいい
って同じ会社だった 連載原稿に、毎回毎回微に入り細に入り手を入れられて、
「担当さんよ、もうアンタが作者ってことにしろよ」と言いたくなるような状態で、
その結果が一年もたずに打ち切り、なんてこともあったな。
「微に入り細に入り」がなかったら、あるにしても少し薄まってたら、
結果は違っていたかもしれず……無論、マイナス側に違ってた可能性もあるけどさ。
公平に見て、作家と編集者という土俵の違いはあれど、それでも同一部署での
「実績のない新人」と「ベテラン・先輩」とでは、
そりゃ後者の言うことに従うべきなのは道理ではあるが、しかし……
まあ、出版社といえど企業、会社であって。
そこから金を貰って仕事するなら、作家というのはいわば下請け業者。
あるいは契約社員(正社員ではない)。
立場が弱いのは、仕方ないといえば仕方ないが。 ここって隠れたガガガ的なところだよね
パンツとかタイトルで損してるけどライト文芸に近かったわ
ビバップは謎のカレーゴリ押し要素と誰得な意味不明さがあったけど、あんなのどこのレーベルも受賞させないだろうって感じだった パンツのタイトルはきつい
売るためには仕方ないだろうけど、内容とあまりに一致しないタイトルにされた作者は納得してるのだろうか 5つ星のうち 3.0 「死にたがり」たちが集った列車を舞台にした群像劇スタイルの一冊。不思議とグダグダした雰囲気が特徴的ではあるが、キャラの書き分けが今一つ, 2017/8/11
Amazon.co.jp: 死にたがりビバップ -Take The Curry Train !- (角川スニーカ...の ヤボ 夫さんのレビュー
https://www.amazon.co.jp/review/R15B6LMOXYAJ1E/ 第22回スニーカー大賞「特別賞」受賞作
物語はこの物語の語り手の一人、メリック・ターが「寝台特急・ボンディ」の食堂車でメイド服姿のウェイトレスから
熱い…というか熱過ぎる「カレー語り」を聞かされている場面から始まる。
思わず夢中にさせられるほど美味いカレーを食べさせてもらったのは良いが、メリックを無視して延々と続けられる
東洋人っぽい顔立ちのウェイトレスの語りに「待った」を掛け、部屋に帰ると立ち上がろうとしたメリックだが
その途端素に戻ったかのようなウェイトレスは「ああ、やっぱり自分はダメなんです」と絶望するや
ポケットから取り出したナイフのような物を手首にあてがい、いきなりの自殺を図ろうとする。 流石に血相を変えて止めようとしたメリックだったが、奇妙な事に彼女の手首から些かの血も出ていない事に気付く。
「なぜ傷が無いんだ」と訝し気に尋ねるメリックに、けろりと「そりゃ、バターナイフですから」と答えるウェイトレス。
呆れかえって自室に戻ったメリックだが、ウェイトレスの自殺を止めようとした事を自嘲する。
「本物にならねば」と完璧主義を目指すメリックはある時から全てに虚しさを感じる様になり生きる目標を喪失。
全てにおいて完璧なサービスをもって客をもてなすという評判の「崖の上ホテル」が終点に待つボンディに
「死ぬなら完璧な自殺を提供してくれる場所に行こう」と乗ったメリックだったが、
自分が「ディラン」というカレー屋でマスターから最後に「今、自殺したいと感じますか?」と記されたアンケートを頼まれ、
「はい」と答えた自分にマスターが一等客室のチケットをプレゼントしてくれたことを思い出していた。 客室で「完璧な遺書」を書こうとしたが筆が止まってしまったメリックは仕方なしにラウンジ車両に向かい、
グラスを拝借して一杯ひっかけ始めるが、ゆったりとした雰囲気に浸ろうとしたメリックの意志に逆らう様に聞こえてきたのは
「だははー!暗い!どこ!ここどこ!」という奇妙な叫び声。カウンターの向こうにある棚の中から聞こえてくるその声の主は
「俺は死んだ筈だ!」と奇妙な事を言い始め、自分を幽霊だと主張した上で自殺が怖くてウイスキーを飲み過ぎたから頭が痛い
水が欲しいと言い出し始める。自称・幽霊の男に気分をぶち壊されたメリックは口喧嘩をおっ始めてしまうが、
「呪ってやるから名前を教えろ」という幽霊に「メリック・ターだ!」と名乗った瞬間「メリックだと?」と返し
カウンターの下から顔を出した男を殴ってしまう。相手はメリックの旧友にして悪友のジン・ジャーだった。
自殺願望を抱えた連中を乗せてボンディは終点のアールティに向かって走り続けるが… ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています