物語の 方は高天原から文化力を奪いにやってきた侵略者にして文化侵略兵器かぐや型、通称「泥人(どろうど)」14号のクラウと
そんなクラウから二次元少女に本気で料理を作り続けるという痛々しい行為を続ける「文化力」を狙われた香介が出会い、
クラウの「料理で感服させれば諦めて帰る」という条件を付けた勝負を続ける中で、香介のクラスメイトであ る
ギャルの志緒がクラウの物ではない文化力吸収具「天沼矛」に襲われるという事件が発生、クラウ以外の侵略者の存在が
見え隠れする中、高天原からの文化力を早急に送れという圧力が強まっていく展開が描かれている。

序盤から「ああ、この作者さん本当にコメディ系の作品が好きなんだな」と伝わってくるノリとテンポの良い会話劇は
作者の一つの武器になっている。特に主人公の香介とクラウの会話は中々に毒があって、ニヤニヤさせられた。
文化力が奪われたらどんな世の中になるか、というクラウの説明と香介の反応