続き

【あらすじ】
・主人公名を入れましょう
群像劇などの特殊な場合を除き、読者は基本的に物語の中心人物となる主人公目線で読みます
その主人公を特別なものにするための最初の一歩があらすじです
あらすじに主人公の名前を入れることで、他の登場人物より一歩前に先んじることが出来ます
主人公が記憶喪失であっても名前だけは覚えている、という作品が多いのはこれが理由だと思います

・主人公名以外の固有名詞は避けましょう
前項で主人公を特別にする為に、あらすじに名前を入れましたが
ここに他の固有名詞や人物名を混ぜると主人公のアドバンテージが消失します
固有名詞は入れずに代名詞のみにしてください

よく見かけるのが【主人公名】【ヒロイン名】【ヒロインは美少女】という情報の入ったあらすじです
本文前の時点で主人公の情報量は1、ヒロインは2
「主人公よりヒロインの方が特別な存在である」という事を読者に示してしまいます
ヒロインが主人公、主人公が脇役。ですが読者は脇役視点の物語など求めていません
情報量が同等でもダメです。あらすじ読了時点での主人公の情報量が一番になるようにしてください

・「何が起こるか」ではなく「何をするか」
物語上で何が起こるか、までは設定の部分です。あらすじを設定資料集にするのはやめましょう
何が起こり、主人公が何をしたかまで書かないと作品の説明になりません
結果どうなったか、も設定なので不要です。重要なのは主人公の行動による過程部分です


・ラノベの裏表紙や帯は忘れてください
書籍化作品というのは何らかの賞を取った作品になっています
その時点で大々的に宣伝され、あらすじを読む前から読者が興味を持つようになっているのです
それらのあらすじを参考にしても、元々知名度の無い作者は見向きもされません
なろうでは漫画のあらすじの方が参考になると思います


とりあえず現状ここまで。思い付いたら追加するかも