>魔力の釣り合いが取れない婚約者と結婚しなければ次期アウブでいられないヴィルフリート様も、子がなせないことが最初からわかっている結婚を強いられるローゼマイン様も幸せにはなれないでしょう。

最初読んだときはロゼマと結婚しなければ次期アウブでいられないヴィルってことになぜ引っかからないか疑問だったんだけど、
そもそもヴィルに汚点がなかったとしても、貴族院では最優秀で、魔力量も王族に望まれるほど多く、様々な流行を発信する、養子とはいえ領主候補生であるローゼマインを差し置いてヴィルが次期アウブとされるのって他者視点では普通に謎だな。
他領から分かるのは健康な男であることと、ロゼマには劣るものの優秀生で実子であることぐらいじゃない?
そのロゼマを差し置いて次期アウブとされるなら、ロゼマとの結婚は必須だなと納得した。

ロゼマが平民出身だからアウブにするの無理とか知らないわけだし。
領主候補生として迎えたなら、それなりの待遇を約束する必要がある。
実子と養子の待遇を他領にわかるぐらいあからさまに差別するとエーレンみたくひそひそされちゃうみたいだし。
実際は4年時に増えた養子領主候補生たちみたいに、実子にやらせたくないことをやらせるための養子もいるんだけど、建前としては実子と養子を差別するのは優雅ではないわけで。