逃亡者のアッテンボロー式イゼルローン体制ってルドルフが目指した安定社会に似てる気がする。
もちろん民主主義と独裁主義の違いはあるんだけどさ、

・有能な人間をトップに据えて、
・有能な忠臣を補佐に控えさせて
・凡人は駒・手足に使い、
・愚者・弱者は切り捨てる。

逃亡者のイゼルローンって政治的にすっげぇ優遇っていうか幸運に溢れてると思う。

・軍事基地だから施設の維持費は基本中央政府持ち。軍事費名目で分捕ってこれる。最前線だしトリューニヒトもお金をばらまいてる。
イゼルローン住民も税金的不満は中央のトリューニヒトには行くがイゼルローン体制に行かない。

・インフラ関係も軍事基地だから壊れても住民が治す訳でもなく軍が治す。費用は中央(基地運営部?補給部?)に丸投げできる。
インフラ不備は軍事基地としても危ないからすぐ治す。
お金を出してるのは中央なのに直接治すのはイゼルローン方面軍なのでインフラ的不満がイゼルローン体制に向きにくい。

・運営的負担になる弱者・障害者などがいない。戦闘で発生した負傷者・障害者は後方に移させて、減った人員は新たに補充される。
人員費用的負担は中央持ち。軍人だから給料等も当然中央政府が税金使って払うのが当たり前。
最前線軍事基地だから常に戦える人・働ける人のみ。戦闘できない人は近付こうとすら思わないし、連れて行こうとも思わないだろう。

・そもそもイゼルローン住民が反トリューニヒトでイゼルローントップのヤンがトリューニヒト嫌いなのでリベラルマンセーなイゼルローン住民は言いたい放題で住みやすい。


アッテンボロー式イゼルローン運営方法ってトリューニヒト中央政権っていう
「めんどくさいこと・負担になること・うっとおしいこと」を全部丸投げ・押し付ける相手が居て、初めて健全運営できる体制だと思う。
イゼルローンは軍事基地だ。どんなに組織が大きかろうが軍であることに違いはない。税金を食うばかりで生産性はゼロだ。
それを支えてるのは政府。主義主張や思想でもない。政府が税金をイゼルローンに回してるからイゼルローン軍はイゼルローンの運営ができてる。
イゼルローンはトリューニヒトから小遣いを貰ってやりくりしてるのにトリューニヒトに喧嘩を売ってる様なもの。
保護者がいるから生活ができてる反抗期真っ盛りの思春期の人。そんなイメージが逃亡者アッテンボロー式イゼルローン体制にある。

ルドルフが銀河連邦時代に理想的民主主義として目指してたのは、
ゴールデンバウム王朝の理想的独裁国家の運営体制として目指したのは、
逃亡者アッテンボロー式イゼルローン体制じゃないだろうか?と想像してる。
根拠は民衆に選ばれた理想的政治指導者だってだけなんだけどねw

で、逃亡者なんだけど・・・
トリューニヒトはフェザーンが借金を利用してイゼルローン横槍入れようとしなければ
「最前線を守ってくれてれば邪魔するようなことは何もしない・何も言わない」って姿勢だったんじゃないかな?って思ってる。
今は借金が増えるだけの同盟だけど、自転車操業でも借金が増えない・ちょっとずつだけど減らせる国力を持ちたいんじゃないだろうか?
投資と思えば最初は赤字で当たり前。って開き直ってるのか地球教に洗脳されちゃったのかは不明だけどw。

今後の展開が原作基準ならヤンが防衛戦闘に参加してガイエスブルグが撤退なり破壊されてイゼルローン壊れたけどダイジョーブ!ってなる予想すると、
イゼルローン組が今回の戦闘について意見を言うときは・・・
「イゼルローン要塞が壊れた責任はフィリップのせい!」「帝国が攻めてきたのはトリューニヒトのせい!」
「イゼルローンを守ったヤン最高!」「無理攻めした第一方面軍なんて役立たず!」「俺ら最強!」ってなって、
戦闘終了後は「イゼルローン要塞壊れたから治せ!」「費用や資材人材はトリューニヒト持ちな!軍費としてあたりまえだ!」
「税金?フェザーンからの借金?知らんな!借りたの俺らじゃないし(笑)」ってなると予想。

本当に逃亡者イゼルローンって幸せだと思う。才能を持つものが才能を自由に振るえる環境ってすごいと思う。
俺がトリューニヒト寄りかもしれないけど、逃亡者トリューニヒトは頑張ってると思うとね・・・イゼルローンって恵まれてる。

無能・凡人をバカにして下を向かせるヤン中心体制よりも、無能・凡人が上見て頑張れる土台を作ってくれるフィリップ中心体制が好きだ。
ガチでズンドコに落ちちゃったら、自力で・自己の才能のみで立つなんて不可能。それを知ってるフィリップスが好きだ。
俺が無能・凡人だから憧れてるだけかw

長文スマネ