>>790
他領の貴族の会話
「アウブ・アレキサンドリアは大のディッター好きだそうだ」
「大人しそうな顔をしていらっしゃるが」
「なんでもダンケルフェルガーの、あのダンケルフェルガーの姫君と無二の親友で、しかも本物のディッターを体験したいと二人連れだって戦争に参加したそうだ」
「いくらディッター好きでもそれは度が過ぎるな」
「しかも貴族院に入学してから毎年欠かさずダンケルフェルガーと宝取りディッターをしているらしい。それも負け知らずだそうだ」
「ダンケルフェルガー相手に負け知らず!?エーレンフェストが?」
「フェルディナンド様の愛弟子らしい」
「なるほど納得した。エーレンフェストは確か革命的によく効く回復薬を持っているらしいな」
「ドレヴァンヒル以上に魔術具の研究にも力を入れているらしい」
「すべてはディッターのためか。就任祝いには接待ディッターを申し込むとするか」
「うちもそうするつもりだ」