>>943
冒頭何作か、8月up分を何作か読もうとしたものの多くを断念。

まず日本語が自由すぎて読み取りに手間取る。
擬古文的なところを狙っているんだろうけど、切れ目の見えにくい並列や
途中で内容を完結させずに句点を打たれる文、
またひたすら長い一文の中でコロコロと文の主旨が転がっていくのを読んでいるうちに
「ああ、作者は読者に理解させる気が無いんだな」と感じてしまう。
理解出来ないんだから物語じゃないと判断されても仕方ないだろうと。

内容についてはほとんどが上記の状態なので判断し難い。
近況で「いいものが書けた」と自賛する「テツデン」を読んでみたが、これは確かに理解の範疇に入る。
ただそれも趣味の話を象徴化しただけという印象が抜けない。
例えば一昔前の音楽ジャンルを信奉している男の話、の言葉を置き換えただけのような。
これを「いいもの」とする理由が「これなら読者も意味がくみ取れそう」ということなら
読者目線で理解の出来そうな話を書くようにすれば良いだろうし
「言葉の連なりが美しい」と感じているんなら多分それは不特定多数には伝わりにくいと思うので
独自の道を歩んで、としか言いようがない。

少なくとも自分の理解では、悪い意味で難解な書き物です。