>>166
そのままゆっくりと意識を手放した
よく見る表現だけど、完全な一人称で意識を手放した、た、と意識がなくなった瞬間を語るのに違和感が

ゴツンという鈍い衝撃によって声にならなかった。
足元がふらつく。乗り物酔いした時のように。頭がぐらぐらして‥‥あ、れ? とても痛い、はずなのに‥‥痛、み、が遠ざ‥‥かって‥‥‥‥。

うん。これでは変だ。通りで、あのよく見かける表現に落ち着くわけだ


ゴツンという鈍い衝撃によって声にならなかった。
立ち眩みのようにくらくらした。意識が徐々に不鮮明なっていく。ああ、駄目だ。私は、数秒の内に自身が意識を手放すのを悟った。

うん。スッキリしない。やっぱり駄目だな