>>262

あらすじは字数制限で無理矢理まとめるので、いきなり「スケルトン氏」などで面食らうけれども(誰だよ?みたいな)、仕方ないと思えます。
でも、本編を読み始めると、何か違和感があります。主に2点です。

1.読者(作品の事前知識皆無)が何を知っているか、分かっているかを無視するように、説明や描写が進められていく。
2.シーンに重要でもないアイテムが恣意的が選ばれ、細かく描写されることがよくある。

あくまでも印象ですが、この2点から、本当に微妙にですが、何か狂気めいたものすら感じます。
文章作品を読むのですから、読み聞かせてもらうときのような、こちら(読者)の反応を見て、語り手(作者)が話を加減するわけではない。
だけど、たいていは作者さんの配慮を感じます。「ここは分かりにくいだろうから丁寧に」みたいなものですね。
御作からはそれを感じません。極めて淡々と思ったことを語っていて、こちら(読者)を見ていない感じ。

しかし、それはそれで文体の特徴といえるもので、いけないわけではありません。
ただ、個人的には相当ハードル高いです。拒絶されているような感覚をときどき覚えますので。
でも読み始めて間もないので、作品全体の印象ではありません。もう少し読み進めてみます。