>>444
俺の好みではないけど、場所も人物もわかるように書かれていて
そんなにお大きな傷もなく、黒ずくめの描写もまずまずわかるし、
可もなく不可もなくという感じかな。


>女子の割りにスラリと長い手足は、それぞれ肘まである黒い手袋と
>真っ黒なタイツに包まれている。上は首をすっぽりと覆う黒のインナーを
>着込み、量の多い黒髪は目元まで掛かっていた。

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 スラリと長い手足は、肘まである黒手袋と、膝まである黒タイツに包まれている。
 首元は黒い薄手のインナーで隠されていた。つややかな黒髪は、目元まで
 垂れ下がっていて、青白く痩せた顔だけが、ぽつんと空中に浮かんでいる。
(イタイ子なのかな?)
 僕たちは、「田中花子」と綺麗な字で書かれた黒板の、前に立つ彼女を見守っていた。
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 どこが違うかは、細かくは説明しないけど、余計な部分はカットして
 心理描写を入れるとこんな感じ。

気になったのは二点、「僕達」の感想は的なことは書かれているけれど
「僕」の感想が弱いんだな。
主人公の主観をもっと出していかないと、主人公のキャラが立たずに
傍観者になってしまう。傍観者には感情移入が難しい。


二点目は、回想の回想みたいな感じで、転校生の噂が出るあたり。
二重回想は避けるべきなのね。

>「東京から来たって本当なんですかー?」

で、この問いかけはないんじゃないかな?
と思った。
嘘つくわけ無いからねー
ということは、そこから始まる出来事はちょっとシラケる感じになる。