>>454

>>448です。拙い別案のご添削に謝意を表しますが、原文を尊重したものである点は、まずご理解頂きたいと存じます。
具体的なご指摘に、意図だけ補足してみたいと思います(意図なので、充分やれているわけではない、を含意)。

> >セーラー服着た黒子みたい、というのが僕が田中花子に抱いた第一印象だった。
> セーラー服着た黒子みたい> これは意味がまったくわからんから無視するとして、

これは原文の「黒いな」をもう少し目を引けないか、変えてみたものです。この冒頭で主人公が注目した対象ですから。
黒子にしてしまうとはっきりイメージできてしまいます。この直後で夏向きのセーラー服が明示されているのを使い、セーラー服+黒子としました。
ミスマッチですね。セーラー服も黒子も分かるけど、二つセットだとおかしい。「どういう子?」となります。
うまく行ったようで、分からないけれど引用して頂いた。つまり、そこに目が行ったわけですよね。

> そもそも> というの(が)僕(が)> この時点で音読してまず引っ掛かるから(僕が)を消去

目視で「が」の接近重複は心配になりましたが、音読してみて問題ないと判断しました。
(読点の使い方で微妙に違うようにできるが、接近した「が」間に置くと、その前も変える必要があり、比べて結局、提示したものを選択しました。)

> 一人称で僕の提示は普通にいらない

「僕」の提示は冒頭で早々に必要です。三人称一視点か一人称かで地の文をどうイメージすべきかは大違いになります。

> 必要なら入れればいいが、必要無い場面で無理して入れる意味が無い

必要性はあります。出だしだからです。原作者さんが冒頭だと仰っていますよね。途中部分であれば削ることも考慮すべきだったでしょう。

> 抱いた
> これも無駄な装飾で、音読したらワンテイク多く感じて引っ掛かるからいらない

必要ですよ。「抱いた」は原文にもありますね。冒頭の一文の次は、転校生の黒を強調して見た目を詳述しています。
その後はクラスメイトの軽い動揺。「この子、なんだろう?」という雰囲気を出そうとしているわけです。
スパッと短く言い切っては効果を削ぎます(主人公が一目で正体を見抜いた感じになってしまう)。
喩えて言うなら、「迷子なのにまっすぐ前を向いてずんずん歩く」のではおかしいということです。迷子はきょろきょろしないと迷子らしくありません。
もう一つは「第一印象の持ち方」です。動詞は形容を含むものが多数あります。「抱く」なら「かかえるように包み込む」。
第一印象について、「湧いた」「持った」「受けた」などではなく「抱いた」。主人公の心情を表すテクです。

> というのが田中花子の第一印象だった。
> これが正解

上記の通りです。何か文章のコツの一つ「簡潔に」「無駄、冗長性を排せ」を無秩序に用いようとされていないでしょうか?