>>539
プロローグから車内のつながりを見ればわかるけど、駅のシーンの描写の
薄さというのは演出なのよ。だからシーン自体も短いわけ。
一種の夢の中というか、回想シーン的な演出をするために情景を省いてるのね。

作者の演出として、意図的に描写をしていな部分"だけ"を抜き取れば、
「描写がない」という評価になるのは当たり前じゃない?
無いものをあるとは書けないからね。

情景描写を省くことで、これまでの生活は、夢というか、虚構の中というか
本来の自分の姿ではなかった、ということを演出しているのよ。

で、妹を見送った後のターミナル辺りから、細かく描写されてるじゃん?
誰が見ても描写が「書けない人」ではないよね?

で、細かく描写を入れてくことで、主人公が現実に戻ったというか、
あるべき姿に戻ったというか、これから新しい人生が始まるぞと、
いうことを表現しているわけだね。

プロローグから車内の流れを見ていけば、晒しのレベルでない
ことは一目瞭然だと思うよ。
だから冒頭をある程度見れば、書けるか書けないかはわかるわけ。