>>700
描写はもちろん、そこまでの持って行きようの問題
主人公への感情移入が形成できているか

大ピンチのとき、敵がマジナイのような動きで新たな技を繰り出そうとしている
そういう状況に読者が主人公を通して入り込んでいれば、
相手の一挙手一投足が気になるはず
その状態なら相手の奇妙な動きを読みたいという意識が働くわけ

例えば、右のコマなら右手は人差し指で天を指し、左手は人差し指で地を指しているわけだけども
ヤバイ状況だとその指先から何が出るかわからない、または天空や地から何かが現れるかもしれない
そういう深読みをしてしまうもの
お化け屋敷の暗がりに何かが潜んでいそうな気がする感覚と同じ

描写を読ませるには前フリが必要なわけで、それが充分に効いていれば
多少長い描写でもテンポが悪く感じない。なぜなら、それが読みたい文章だから。