「二度目の人生を異世界で」はマーケティングと制作管理の問題が八割だと思う。
まずマーケティング。中国に対する酷い揶揄があったとされている。それが中国に伝わった。
アニメ制作(委員会)やとしちゃ、中国は重要な輸出ターゲット国だ。潜在視聴者数は日本の10倍以上(利益も同様)。
重要な客層を揶揄するようなアニメは作れない。さらにスポンサーも怖がる。自社製品の輸出に響きそうだから。

次に韓国。これは作者の作品外での揶揄だけ。しかし、日本アニメは60年代末の黄金バットで韓国と協業を始めた。
以来、協業は拡大を続けていて、80年代以降はちょっと誇張すれば日本の全アニメは日韓合作みたいなもん。
そこへ、韓国を揶揄する作者の作品のアニメ化持ち込んだら面倒なことになる。アニメーターなどの韓国系クリエイターが離れかねない。
これが作品内のことだったら、内容修正でいけるかもしれないけど、作者の政治的主張じゃあどうしようもない。

だから、中国に対するマーケテイング的、韓国についての制作管理で、そのアニメ化はぽしゃらざるを得なかったんだろう。
そんな作者の作品をどうしてアニメ化しようと思ったか、なんで声優がまず降りる形で幕引きを始めたのか等は分かんないけど。