裏ラノベ史

2017年春
・富士見ファンタジア文庫などで活躍した作家・佐藤大輔が逝去する。

・ファミ通文庫の作家・藍敦が、自作の誤植に対する編集部とのトラブルを明らかにする。
 主な理由は作品の誤植に対するものであったが、藍はtwitter上で感情的な発言を繰り返した。

・2ch(現5ch)の「ライトノベル作家志望者が集まるスレ」において、
 2010年に発生した哀川譲の盗作事件、通称「おかま事件」を今になって正当化しようとする怪しい動きが現れる。
 それらの文体は支倉凍砂、小山直子編集部長のものとされるものに酷似している。

2017年夏
・弓弦イズルの「IS」最新刊が発売される。
 これに関して弓弦を無理矢理擁護し、批判者や古巣のMF文庫を過剰に挑発・批判して
 レビューを削除された経緯のあるアマゾンレビュアーが前巻に引き続き現れたが、
 その文体的特徴が時雨沢恵一のものと酷似していること、別なレビューで特定の電撃作品を賞賛し、
 加えて非主流派電撃作家の関わっているガンダム作品を貶めていたことから、複数の電撃作家の関与が疑われている。

・GA文庫「這いよれ!ニャル子さん」の最終巻の挿絵がトレパクによる盗作だったと「被害者」側の絵師が訴える。
 これに対し、原画者の狐印、GA文庫編集部共に沈黙を貫いている。

2017年秋
・「小説家になろう」発でHJ文庫から発売が予定されていた「戦乱の帝国と、我が謀略 〜史上最強の国が出来るまで〜」
 (著・温泉文庫)が、「恋姫?無双」の二次創作SSの固有名詞を置き換えただけの盗作であることが指摘される。
 HJ文庫は指摘を受けて同作の出版を取りやめたが、筆者本人は依然書籍化に執着を見せている。
 
・4年前の「電撃早漏事件」が支倉凍砂による自作自演だった可能性が浮上した。
 論拠としては当時のログや事件をまとめたコピペの文体的特徴が支倉のものと酷似していること、
 また編集部に出入り自由だったこと、主流派と対立関係にあったことなどが挙げられている。
 この指摘が行われたスレでは、直後に激しいスレ流しが行われたのが確認された。

2017年冬
・講談社BOXの作家・鏡征爾が「東大ラノベ作家の悲劇」というタイトルで、担当編集者の太田克文氏とのやり取りを暴露する。
 その中で、太田氏は作家の人格を全否定する発言を繰り返した上で、
 「一日でガンダムを全部見ろ」との無理難題を突き付けてきたと明かす。

・「小説家になろう」出身の作家・月夜涙が他作品のあとがきを丸々コピペしていたことが指摘される。
 以前から不正疑惑の付き纏っていたこの作者には、作家スレで杉井光の転生ではないかという未確認情報も出ている。

・メフィスト賞受賞作家であり、「天帝シリーズ」の作者・古野まほろが、
 自著を批評した北海道大学のサークルに対してtwitterで怒りを露わにして抗議する事件が発生する。
 しかし問題の批評が極めて常識的な感想の範疇を出ないものであったのを始め、
 自称東大卒の古野が学歴や北海道を侮辱する差別発言を連発したことなどから問題が拡大。
 更にはそこから古野が自称する「フランスに留学した警察キャリア」など華々しい経歴の矛盾にまで及んだ。
 古野はその後、ネットで矛盾を指摘されたtwitter上の当該経歴をちまちま削除するなどしていたが、
 テレビ朝日の取材要請を受けた直後に「身辺に危難が及ぶ」ことを理由にアカウントを消し雲隠れしてしまった。
 (「旧帝のはしたなき馬鹿発見器事件」)