0815この名無しがすごい! (ワッチョイ 23d2-0/RL)
2018/01/24(水) 03:34:14.15ID:uiooipzG0「はい。どういう問題でしょう?」
「ある男女4人の家が、
A B
―――――
道路
―――――
C D
のようにございました。
道路をはさんで下側に住んでいる者は必ず嘘をつき、上側に住んでいる者は必ず真実を述べます。
4人はこう発言しました。
アキレス「私の家はAではありません」
クリスティーナ「マリアの家はAではありません」
マリア「私の家はCではありません」
ダニエル「私の家はDです」
この時、A,B,C,Dの家にそれぞれ誰がどこに住んでいらっしゃるでしょう?」
「ふむ……」
なるほど。
論理的思考力を問う問題か。
この程度の問題で知性をはかられるとは、見くびられたものだ。
「アキレスがB、クリスティーナはD、マリアはA、ダニエルがC、ですかね」
即答するリョウスケに、場がざわめいた。
「そ、即答でございますかっ!?」
「おいおい……考える素振りすらなかったぞ」
「まさか、正解じゃないよな……?」
後ろに控えている臣下しんかたちがざわざわと話し合う。
「ジルドレ。どうなんだ、リョウスケの答えは合っているのか?」
「正解、でございますな……」
アルベルトの言葉を受けて、ジルドレがうめくように言った。
「おいおいマジかよ……。この国で一番の天才の、ジル爺が出した問題を即答だぜ……?」
「こいつぁ本物だな」
「あぁ……本物の知性の英雄ってのは、すげぇんだな」