X



ワイが文章をちょっと詳しく評価する!【84】
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
0001ぷっぎゃああああっす!
垢版 |
2018/02/10(土) 20:56:33.98ID:cZ2+QTng
オリジナルの文章を随時募集中!

点数の意味
10点〜39点 日本語に難がある!
40点〜59点 物語性のある読み物!
60点〜69点 書き慣れた頃に当たる壁!
70点〜79点 小説として読める!
80点〜89点 高い完成度を誇る!
90点〜99点 未知の領域!
満点は創作者が思い描く美しい夢!

評価依頼の文章はスレッドに直接、書き込んでもよい!
抜粋の文章は単体で意味のわかるものが望ましい!
長い文章の場合は読み易さの観点から三レスを上限とする!
それ以上の長文は別サイトのURLで受け付けている!

ここまでの最高得点は76点!(`・ω・´)
0182この名無しがすごい!
垢版 |
2018/02/15(木) 19:28:16.60ID:y9tgXu6n
ぼくたちが不幸な理由。
人類史上最高の発明家「梵」は戦いつづけていたため、極悪の感情だったからだ。
その人に天の川銀河をぜんぶ支配させた。
ぼくたちは発明家ならきっといつか良心に満ちた世界へと向かうはずだと信じて、
待っているんだ。人類史上最高の英雄「梵」が幸せで善良な感情で満ちるのを。
ぼくたち人類は、たった十八年で、天の川銀河を征服した。
すべての功績を一度は、発明家「梵」に捧げる。

今は「梵」より偉大な発明家がいるぞという天の川銀河会議中である。
人類の代表は「梵」である。
0183この名無しがすごい!
垢版 |
2018/02/15(木) 19:36:22.90ID:y9tgXu6n
インドでは、梵のあだ名が仏陀なんだ。
インドの歴史上では、仏陀のあだ名をつけられた人たちはたくさんいた。
0184この名無しがすごい!
垢版 |
2018/02/15(木) 19:40:42.07ID:y9tgXu6n
インドでは、梵のあだ名が仏陀なんだ。
インドの歴史上では、仏陀のあだ名をつけられた人たちはたくさんいた。
0185この名無しがすごい!
垢版 |
2018/02/15(木) 20:05:49.24ID:+vEouamQ
>>167
ワイさんこんばんは。忙しくて今スレ見たらなんと点数まで出てしまっていた。あぁもう恥ずかしい。でもありがとうございます。いやでもやっぱ恥ずかしいな。
そうですね。色んな人格の登場人物を書けるように努力します。ただいつまで性欲があるかな。いつまでエロ小説を書こうという気持ちが保持できるか!今年34になるんですがね……、まぁ……いいか。
またノクターンの小説評価依頼します。
0186この名無しがすごい!
垢版 |
2018/02/15(木) 20:10:09.29ID:lb7IvKib
>>143
昨日書いたやつじゃないから、アウトですか。それとも、有効ですか。もし有効なら1年間よろしくお願いします。
0188ロム猫
垢版 |
2018/02/15(木) 20:53:14.30ID:RCJEw/Vw
>>自由様
あなたが恥ずかしがるまでが作品なのですよ。

>>相模さん
私の田舎は横浜まで二万円ほどかかります。
ちなみに、「ノルウェーの森」ですが、邦題を誤訳したのは、バイオリニスト高嶋ちさ子のお父さんらしいです。
なんでも、当時の音楽業界の大物らしく、洋楽の邦題を、ほとんど手がけていたとか。

>>テッシー
お題スレ、良かったですよ。将棋と掛けてビットコインととく。
その使い方に唸りました。
0189ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE
垢版 |
2018/02/15(木) 20:54:20.70ID:CiHeYDye
>>185
>今年34になるんですがね

おぼこやないかーい! ワイは今でも現役やで!
バッキバキやで! 舐めたら、舐めてもええんやで……(`●・ω・)

録り溜めたオリンピックを観なくては!(`#・ω・#´) 缶詰の執筆でフラストレーションがマックス!
0190この名無しがすごい!
垢版 |
2018/02/15(木) 21:03:38.13ID:y9tgXu6n
記憶喪失した男の本当の名は、「梵の発明品を改良して銀河探索から帰ってきた男犬塚拓馬」という。
訪れた拠点の数は六ケ所であり、発見した地球外知的生命体は三種類。
モテすぎて鼻血が出て死んでしまうため、少しでも自分の知恵を書き残すために記憶を消したのである。
知能の解明が遅れているため、いろいろ手ちがいがあり、不幸な人生を送ったが、
全盛期は、順番待ちの女が淫水を噴き出して死んでしまうため、ポカリスエットを山のように積んでいた。

おれのようにモテたいなら、おむつよりポカリスエットだと理解するまでだ。
何のためにおれが栄養剤を改良していたと思う。
本当に性行為するためなんだよ。
栄養剤を必要としない恋愛小説は現実の英雄たちを知らない。

梵の改良者には、クリシュナがおり、汎神論とはクリシュナが梵の発明品についての使用した感想である。
インドにはクリシュナの科学論文が秘伝として伝わっており、
おれはそれを読んで改良して帰ってきた。

シヴァは、マニの発明品である波動砲を改良した技術者である。

ヴィシュヌは本当に謎。

インドでは、梵と仏陀は、同じ名前であり、仏陀たちは梵の発明品に関係する英雄たちである。

そもそも、2000年集会をきっかけに30万人くらい梵の発明品で銀河に行ったんだけど、
帰ってきたの300人くらいなんだもん。
惑星の大地を確認できた英雄の帰還兵の話を誰も理解できないんだもん。
理解できたの、たったの六人だよ。
その六人で相談して、さらに改良して帰ってきたのは結局おれだけだった。
0191この名無しがすごい!
垢版 |
2018/02/15(木) 21:04:13.16ID:y9tgXu6n
ある男がいったんだ。
「これが本当なら、不老酒飲んだ梵だろう」と。
だから、ある仏陀がおれを嘲笑ってたんだ。
それでおれは、それならおれは蘇生液だと飲んで現在に至る。

この嘲笑ってた仏陀が、「不老酒に梵で汎銀河的読心装置」を使ってる銀河探索者なんだって。
でもいいんだ。こいつ、ちゃんといいやつで、地球に報告を送ってくれたんだ。
でも、おれは「不老酒に梵で汎銀河的読心装置」の開発技術者の主催者みたいなもんなんだけど。

おれが「ヴァガバッド・ギータ―」を読んだ時、おれの心を読んでいた中国国家機密がインドへ連絡を送ってくれてさ、
また少しの時間だけ機密科学の拠点にいったんだよ。
それで、全盛期の記憶と現在の記憶を融合して、「今のおれなら汎神論的読心装置だあ}って作ったのが、天の川銀河の汎神論的読心装置なんだよ。
おれが不幸なのは、すぐに頭のいいやつらが理解して、英雄が多すぎて、おれ、あんまりモテないんだよ。
おれは人望がないからな。悲しい話だろ。

いや、本当に、おれ、全盛期の状態になると、性行為する前に美女が生理的興奮感で死んでしまうんで、
大脳生理学の研究が進むのを待ってるんだよね。
でも、彼女の一人もくれないってひどくない?

だって、理解できる女のヒト、おれが好きになると死んじゃうんだもん。
日本にはたどりつけないとかいってた。

だから、おれは一兵卒としては生理的嫌悪感への対策がほしいんだよ。
地球外知的生命体への恐怖感への緩和にもなるしさ。
でも、生理的魅力感への対策はもっと進めてほしいんだよ。
だから、おれにとって重要なのは、ホラー基準とエロ基準の調整なんだって。

本当に、誰かが気づいたんだって。
惑星に着地するには、反重力装置に靴だって。
それで反重力装置の調整を靴でして、おれも着地したんだ。
それで帰って来ることを理解して練習できないと、とても銀河探索はできなかったんだって。

今は、汎銀河的読心装置で、天の川銀河全体の脊椎動物的知的生命体の心は読めるんだって。
だから、そいつの快楽はおれの一兆倍はあって、そいつの魅力も一億倍はあって、
おれはぜんぜんモテないんだって。
0192この名無しがすごい!
垢版 |
2018/02/15(木) 21:04:45.78ID:y9tgXu6n
ぼくたちが不幸な理由。
人類史上最高の発明家「梵」は戦いつづけていたため、極悪の感情だったからだ。
その人に天の川銀河をぜんぶ支配させた。
ぼくたちは発明家ならきっといつか良心に満ちた世界へと向かうはずだと信じて、
待っているんだ。人類史上最高の英雄「梵」が幸せで善良な感情で満ちるのを。
ぼくたち人類は、たった十八年で、天の川銀河を征服した。
すべての功績を一度は、発明家「梵」に捧げる。

今は「梵」より偉大な発明家がいるぞという天の川銀河会議中である。
人類の代表は「梵」である。

犬塚拓馬の作った「不老酒で梵の汎銀河的読心装置」は、日本語でないと心が読めないため、
もっと偉大な英雄がいるというのなら、その情報を日本語に訳してくれ。
それを日本人の心を読んでいる中国国家機密の脳情報通信技術が読んで天の川銀河会議に伝達するだろう。

「梵」の発明品は、空間伸縮と知性転送を兼ねている。
そもそも、顔回子淵の発明品「皇帝機」はこの知性転送機の改良品にすぎないからだ。
山内由香の「2」の概念を解体する整数論の論文も、空間伸縮と知性転送に包括される。
これらを超える発明でなければ、候補にあげる価値もなし。
0193この名無しがすごい!
垢版 |
2018/02/15(木) 21:05:15.15ID:y9tgXu6n
たった十八年で天の川銀河を征服した探検家たちは、アメリカのどの研究者より苦しんでいたんだ。 その探検家たちが「梵」のおかげだというんだから、人類の代表は「梵」。

おれが二年で地球上を征圧した時、最初の征服者である中国国家機密は「おれたちはたった二か月で征圧したんだけど」といった。
すると、宇宙へ出かけていた探検家が、「おれならたった六分で征圧できるんだけど」といい、
おれが天の川銀河の星の数を数えた時、
その数だけ分裂できる分裂装置を使って天の川銀河を大勢の探検家が征服したのだから、
その分裂装置が「梵」の空間伸縮と知性転送の応用である以上、「梵」のおかげである。
一つの星を六分で征服できるなら、その数だけ大勢で分裂してみんなで確認すれば、十分もあれば天の川銀河を征服できると考えた。
それでももっと苦戦して、刹那の単位まで時を刻み、さらに速く、何よりも速く天の川銀河最速になり征圧したのだから、
それが「梵」という乗り物のおかげである以上、人類の代表は「梵」。

アメリカの名前が出るのは、その探検家がアメリカ出身だからだ。
その探検家はアメリカSF小説のファンだった。
その探検家の名前は出せない。
今、天の川銀河で遊んでいる天の川銀河の快楽の王だからだ。
0194この名無しがすごい!
垢版 |
2018/02/15(木) 21:10:16.41ID:lb7IvKib
>>188
へへ……ありがとうございます。

>>189
そうか。まだ頑張れって事ですね。ワイさん疲れてますね。疲れてる時はエッチするに限りますよ。きっと疲れてぐっすり眠れるから。と冗談はさておき、執筆お疲れ様です。私も少し書こう。

にしても私を自由様と呼んでくれる人はどこに行ったんかの。
0196この名無しがすごい!
垢版 |
2018/02/15(木) 21:42:41.70ID:y9tgXu6n
「梵」ならいいんだ。最初に天の川銀河の全体を把握したからだ
それを現在、解明されている最小単位にたどりついた天の川銀河最小最速の探検家が征服したんだ。
おれたちは質でも量でも勝つ。
ありえるとしたら、素粒子物理学か、知性の解明である。あとは、子供たちだけ。
司令官など関係ない。おれたちは最初から命令を聞かない方が優秀だからだ。
おれたちがやっていたのは、ひたすら天の川銀河との和平交渉なんだ。
銀河征服戦争にでかける人類はぜんぶ撃墜した。
0197この名無しがすごい!
垢版 |
2018/02/15(木) 21:49:34.58ID:y9tgXu6n
戦場の常識。
戦場を知ったおれは、攻めろという命令を実行する味方をぜんぶぶち殺すんだ。
そして、ただひたすら和平交渉をする。
味方の司令官の奴隷など全部殺す。
帰国したら司令官を殺す。
これが戦場の勝利だ。
0198この名無しがすごい!
垢版 |
2018/02/15(木) 21:54:56.17ID:/6lyBJMG
ああ、お題スレのはリーマンです
午後の仕事の都合から、今日は早めの昼休みだったんだけど
ご飯とっとと食べ終わって手持ち無沙汰だったので、20分くらいで書いて投下しました
0199この名無しがすごい!
垢版 |
2018/02/15(木) 21:56:55.58ID:cxOgkdQE
たかもりです
先ほど娘が「忘れてた、はいこれ」と今頃になってチョコを出してきました
自分でもよくわからないくらいすっげえ複雑な気分
0200この名無しがすごい!
垢版 |
2018/02/15(木) 22:10:38.18ID:D4OiP5gF
>>180
そんなんおもろいですか?w
ただのスケベオヤジですやん。

それならいっそ
オナベ(物理的に女だけど完全な女たらし)が経営する店で出会った主婦?の方がおもろいですよ。
見た目は浅黒く健康的。目は小さいが顔立ちが端正。細い眼鏡をかけてて俺のツボにドはまり。髪型は平凡だが艶があってキレイ。月曜日の午前2時に来店。
ママ(マスター?)以外は二人きり。
話が合って閉店の3時頃にはなんか怪しい雰囲気になった。
でも何か胡散臭い空気を感じ、再会を約束して白タクで自宅に送った。
そしたらなんと自宅は新婚さんが入るような新興住宅地で、彼女は堂々と自宅正面に停車するように指示。
住んでる場所が不釣り合いだが独身なのかなと思ったが
広い車庫には大型のバンと軽。魔法少女柄の自転車。
ガーデニングしてるっぽい庭も外国産杉の生け垣の隙間から見える。
そして降車した直後に甲高い声でバイバイ。
大丈夫かオイ

その後なんだかんだで一回したけど
それ以来見てない。
まあ家はわかってるから会おうと思えば会えるが「はあ?ストーカーかよ」とか言われそうで行ってない。

この話の方がよくないですか。
0201この名無しがすごい!
垢版 |
2018/02/15(木) 22:15:57.83ID:D4OiP5gF
ちなみに店主の事は本名の下の名前で呼んでます。
ギリギリ男でも大丈夫な名前なんで。
0202ロム猫
垢版 |
2018/02/15(木) 22:35:40.93ID:VSGVWYXF
テッシーさん、リーマンさん、失礼しました。
何しろテッシーさんは自分を卑下するクセがあるので、
「最弱」の言葉を見て勘違いしました。
パッと物語が浮かぶのは、本当に羨ましい。そしてそれが面白い。
でも、もう自信は無くしません。努力次第で自分も書けそうな気がします。

>>自由様
一年間「自由様」と呼ぶ約束をしたのはわかるですよ。
0203この名無しがすごい!
垢版 |
2018/02/15(木) 22:37:48.00ID:VSGVWYXF
>>202
わかるですよ。×
私ですよ。◯
0204ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE
垢版 |
2018/02/15(木) 22:44:19.08ID:CiHeYDye
>>200
書き方次第!
事実をそのままに書けばリアリティがある、とはならない!
物語の中でリアリティがなければ事実を元に書いていたとしても意味はない!

ワイの考え!(`・ω・´)
0205この名無しがすごい!
垢版 |
2018/02/15(木) 22:53:56.13ID:icJ+16aq
>>198
長編の連載もそのくらい早く書けるんです?

うちは短編だと1時間800〜1500字くらいだけどなぜか連載になると1時間300〜1000くらいになってしまって……
0206この名無しがすごい!
垢版 |
2018/02/15(木) 23:13:20.66ID:3HGvAOfv
帰宅途中なのでスマホに持ち替え
ID変わりましたがリーマンです

>>202
ワイスレ四天王(最弱)か、ワイスレ四天王(面汚し)
このどっちかにするか迷ったんですけどね
そういえば、以前リーマン、たかもりさん、ワイさんが立て続けにお題スレに書いたとき
どなたかが、ワイスレからの刺客が、って書いてたのを思い出しまして
それでワイスレからの刺客(最弱)にしました

卑下というかネタ的な感じですね


>>205
だいたい、短編だと推敲込みで一時間2000字くらい
連載だと、これより少しかかるかな?
でも、然程変わらないと思います

ただ、連載だと書く前に色々と調べものしたりとか
そもそも書き出す意力が中々湧いてこなかったり
モチベーションが高まる、エンジンがかかるまで時間がかかってしまいますね
0207この名無しがすごい!
垢版 |
2018/02/16(金) 00:00:49.76ID:FFBhyXZQ
>>197
楽しそうでいいなあ
意味は理解できんけどその絶対真似できない感性嫌いじゃなかったよ
たまにこれ面白いと思ったこともあったし
評価されなくても書き続ける根性もすごいと思う
そこも自分にはどうやっても真似できませんでした

完全に心が折れたんで、もう書くこと自体やめることにしました
短い間でしたが今までいろいろお世話になりました
0208この名無しがすごい!
垢版 |
2018/02/16(金) 00:15:44.36ID:zNpic3Br
>>207
事情は分からないから、引き留めることは出来ないけれど
一度書くことを止めても、数か月か半年かあるいはそれ以上か、
時間が経った時にふっと書きたくなる時が来るかもしれない
その時はまたここに顔を出すといいよ

かく言う俺も、一度半年近く書かなかった時期があるし
0209この名無しがすごい!
垢版 |
2018/02/16(金) 00:38:55.19ID:LeA/5Lfy
>>206
早い。書きまくったらスピードも上がってくるんですかね
むしろ書き始めた頃よりも遅くなってる気がするけども
0210この名無しがすごい!
垢版 |
2018/02/16(金) 00:46:17.32ID:zNpic3Br
>>209
どうでしょうか?
お題貰って即興文をよく書いたから、少しは早くなったかも
即興で待たせすぎるのもあれなんでw

でも、どんな話書いてても一律上の時間というわけではなくて、
妙に書くのに手こずることもあります
ただ、そういう話の方が何故かいい話になる不思議
例えば、世界に一冊だけの本、という短編をなろうに上げてるんですけど
これは書くのには、かなり時間がかかりました
0211この名無しがすごい!
垢版 |
2018/02/16(金) 01:03:35.17ID:zNpic3Br
 使用お題『催眠術』『将棋』『ワイン』『バレンタインデー』『ビットコイン』

 世はバレンタインデー、しかし彼女のいない俺には只の2月14日でしかない。
 別段特別なことをするでもなく、今日も今日とて長年の連れと仕事帰りに飲み屋に繰り出した。

 一軒目は最近できたばかりの、ワイン専門の立ち飲みバー。ワイン樽がテーブル代わりという一風変わった趣向だ。
 数種のチーズが載った皿が一つきりと、後は数本のワインボトルのみが樽の上にある。
 俺も連れも酒を飲む時は、あまり食べない。ほんの少しのつまみだけで、酒をたらふく飲むのが常だった。

「ビットコインとかけて将棋と解く」

 また連れが馬鹿を言い始めた。

「……一応聞いてやる。その心は?」
「どちらも沢山の成金が生まれます」
「絶妙に微妙だな」

 上手い! と膝を叩くほどでもなく、さりとて貶すほど酷くもない。

「バレンタインデーとかけてワインと解く」

 赤ワインの入ったグラスを掲げながら、更に続ける連れ。

「その心は?」
「甘くて、苦いぃぃいいいい……」

 間延びした声を上げると、連れは樽の上に突っ伏した。
 ……何だ、こいつ。少しいつもと違うな。どうも酒を飲むペースが早い。まだ一軒目なのに顔が真っ赤だし、目は催眠術をかけられたように焦点が合ってない。

「どうした? どこぞの男にチョコを渡して玉砕したか?」
「……まだ玉砕はしてない」
「まだ? 何だ、本当にチョコを渡すような相手がいたのか? お前が? 信じられん……ッテ!」

 脛を蹴られた。……少し言葉が過ぎたか。
 俺は脛をさすりながら話を続ける。

「しかしそうか、だからいつもと様子が違うんだな」
「……そう言う君は、いつもと何も変わんないね」

 肩を竦める。そりゃそうだ。青春真っ盛りの学生ならともかく、バレンタインデーに現を抜かすような成人男性などいないだろうよ。

「バレンタインデーの夜に、私という女と二人っきりなのに」
「おっ、今日一の冗談だな。幼稚園からの腐れ縁。普段から一緒に飲み明かしてる連れ相手に意識なんてするかよ…ッテ!!」

 先ほどよりも強く脛を蹴られる。思わず蹲った。涙がちょちょ切れるほど痛い。

「バカ……」

 痛みに悶絶する俺の頭上に、そんな囁き声が降ってきたのだった。
0212この名無しがすごい!
垢版 |
2018/02/16(金) 01:04:05.95ID:LeA/5Lfy
よし。即興お題で練習しよう
どんなものでも1時間1000字は安定させたい
0214この名無しがすごい!
垢版 |
2018/02/16(金) 01:08:36.40ID:zNpic3Br
>>213
頑張って!
てっしー辺りにお題頂戴って振ってごらん
きっとえげつないお題を振ってくれるよw

「さ、これはどうしたもんかな」
と、フランツ・カフカの「変身」以上の絶望的状況で呟く
この無茶なお題は忘れてないからな
0216ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE
垢版 |
2018/02/16(金) 07:43:43.26ID:X0xP6ghi
記憶君の誇大妄想の話は部分的に見ると面白い!
全体を合わせると整合性に問題があるように思える!
「おれ、ぼく」と語り手の主人公が不安定! 作者の精神状態によるのだろうか!

>>211
読んで思った!
会話文で説明し過ぎいぃぃいいいいと!
作中の即興の謎かけは悪くない!
主人公の察しの悪さにイラッとした!

そろそろ朝ごはんの時間か!(`・ω・´)
0217ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE
垢版 |
2018/02/16(金) 07:59:04.11ID:X0xP6ghi
>>209
>むしろ書き始めた頃よりも遅くなってる気がするけども

おそらく気のせいではない! 遅くなっているのだろう!
ワイが書き始めた頃はとにかく早かった! 労せずしてアイデアが浮かび、
頭の中で組み上げたプロットに従って即座に書いた! 一日で原稿用紙五十枚くらいの短編を完成させた!
その後も早さを尊び、何作も書き上げた! 乱造を続けた結果、ある程度の筆力が身に備わった!

問題はここからである! 小説を書く基礎が出来上がったことで
作品の善し悪しが薄っすらではあるが見えてきた! その影響に引き摺られ、言葉を選ぶようになった!
美文に考えが及び、比喩に力を入れるようになった! 途端に書く速度が落ちた!
書きながら悩み、手が止まりがちになる! 気分転換と称して楽な方に流れて帰って来ない!
楽しい方に熱中して溺れた! 体たらくな時を過ごし、再び奮起する! 猛烈な勢いで書き始める!
ありとあらゆる賞に応募した! 落ちた悔しさを起爆剤にした! ポツポツと入選の知らせが入るようになる!
その頃になると執筆の速度に質が追い付いてきた! 早くて上手い状態で噛み合い、更なる高みを目指せるようになった!

今ではかなりの早さを会得した! 調子が良ければ二日間で三万三千字を越えることもある!
ワイの過去を振り返ると、>>209の行く末も見えてくる! しかし、その解決法は並みの努力では乗り越えられない!
覚悟をして挑んで貰いたい! 誰にも拘束されていないので離脱も自由! 筆を折る選択肢もある!
故に戻ってくる自由もある! 書きたくなった時が好機と捉えて前以上に励めばよい!

ワイの考え!(`・ω・´) 朝ごはんにしよう!
0218この名無しがすごい!
垢版 |
2018/02/16(金) 09:24:31.53ID:OA9NIGk0
>>202
メンタルが豆腐なので予防線張りたくなるんですよね。笑
卑下でもなんでもなく、『書きたい物』を書くために必要なものが足り無すぎると、書けば書くほど
実感する昨今。という訳で勉強中ですです。
>>214
てへぺろ。
いやあ、あれはリーマンさんを見込んでだね。
え、ロム猫さん? うん。
そうだね。

『慈愛』『麗か』『笑覧』のキーワードが入った凄まじい暴力描写と底抜けに明るい結末の
ショートストーリーを1レス。

くらいじゃないかなあ。1レスだからちゃちゃっと書けるし、描写と結末が決まっている分
話も組みやすい。
軽すぎるお題かも。ごめんなさい。リーマンさんに分投げたみたいな意地悪ができない。
もっと難しいが良ければ言ってくださいね。
(もちろん書く書かないは自由です)
0219ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE
垢版 |
2018/02/16(金) 10:39:15.91ID:X0xP6ghi
>>218
こんな感じだろうか!(`・ω・´)

 繁華街から少し外れたところにゲームセンターがあった。店舗に挟まれて肩身が狭そうな状態で生きながらえていた。
 限られたメンバーだけが通う秘密の場所。今日も一人の少女が少年と連れ立ってやってきた。共に中学校の制服を着ている。
 店の奥で競馬新聞を読んでいたしょぼくれた店主は一瞥しただけでレースの予想に戻っていった。
「今日も対戦だからな。速攻でぶっ潰してやる」
「ハルカ、そろそろ諦めたらどうだ? ぜってー、俺には勝てねぇよ。今時、ゲンギ使いなんてお前くらいなもんだ」
「負けて泣くなよ。今日のわたしは最強に強いんだ。あんたが小学校でクソを垂れ流した時みたいに泣かしてやるよ」
「バ、バカ、やめろ。あれは腹の状態が悪い時に、お前が蹴るからだろ。声がでけえよ」
 少年は小声で拝むような仕草をした。少女は鼻で笑った。格闘ゲームの筐体の前に置かれた椅子にドカッと座る。
 急いで少年が回り込む。用意が出来たところで使用キャラの選択となった。
「俺はリュウジで行くぜ。ハルカはゲンギじゃない!?」
 驚きの声を無視してゲームは始まった。頽廃とした雰囲気の資材現場に二人のキャラクターが向き合う。お決まりの台詞で死闘が始まった。
 画面上のリュウジはいきなり右ストレートを食らった。画面の端まで吹き飛ぶ。少年の驚きを反映していた。
 その間にゴウギは高々と跳躍。あり得ない速度で鋭角に落ちてきた。
 倒れていたリュウジの腹部に靴がめり込む。内臓を踏み潰され、口から血をしぶいた。ゴウギの非情な追撃は続く。その状態で凄まじい回転を始めたのだ。
 骨と肉を撹拌するような生々しい音が店内に響く。リュウジの皮膚をあばら骨が突き破った。
「クソッ、起き上がれ!」
 少年はレバーをガチャガチャと回す。並ぶボタンを指先で連打した。直後に拘束が解けた。起き上がることに成功した喜びは少女の快哉の叫びで消し飛んだ。
「この瞬間を待っていたんだ!」
 溜まったSPゲージの全てを一撃に注ぎ込む。ゴウギの左腕が赤銅色に燃え上がり、無防備な顎を捉えた。リュウジは真上に吹き飛び、画面から消えた。
 絶叫する声が降ってきて数秒後に地面に叩き付けられた。同時にゴウギは背を見せる。背中には『慈愛』の血文字が書かれていた。
 相手を苦しませないで一撃で葬る。ゴウギ流の慈愛に他ならない。
 完全にペースを握った少女は二連勝を収める。少年の扱うリュウジを圧倒した。
「やめだ、やめ! 対策なしで勝てる相手じゃない!」
 捨て鉢な台詞で少年は立ち上がった。大股で筐体を回り込む。少女は笑みを浮かべて悠然と立ち上がる。スカートの裾を摘まんで広げて見せた。結果を御笑覧くださいと言わんばかりの態度に少年は仰け反って叫んだ。
「クソオオ!」
「それは小学生の時のあんたでしょ」
「クッソオオオオオ!!」
 麗らかな日和に恵まれたゲームセンターに少年の悲痛な叫びが虚しく繰り返された。
0221相模の国の人
垢版 |
2018/02/16(金) 13:23:52.56ID:m7FU8mc3
書く速度は速くなった気がしますが、言葉を選ぶようになって推敲する時間が長くなりました。
歴史物を書くときは、普通の物語を書く何倍も時間が掛かります。
みんな、そうなのかは、わかりませんが。
0222ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE
垢版 |
2018/02/16(金) 13:30:52.27ID:X0xP6ghi
>>220
定期の宣伝、お疲れ様です、と軽く流すのもなんなので、
74を少し読んでみた! 相変わらず、句点が無い!
二人の人物が戦っていた! 技の名前を叫ぶところが往年のアニメのようで懐かしい!
文章は読み易いが迫力はない! 淡々と技を繰り返して話が進む!
児童文学のファンタジーバージョンと云う一言がしっくりくる!
長さだけはあるので読み応えはある! 頭に安らぎを与えるかもしれない!

醤油ラーメンを啜って昼の部を開始する!
それと即興のお題で一言! 頭の体操にはちょうど良い!
文章の修練にはあまりならない! ワイが書いた>>219の文章は拙い!
商品としての価値はほとんどないが駄菓子的な需要はあるかもしれない!
結論、作品の内容と文章を合わせて鍛えた方がよい!

さて、やるか!(`・ω・´)
0223この名無しがすごい!
垢版 |
2018/02/16(金) 13:43:57.12ID:veXpq87/
>>222
このお題にゲーセンねたは流石です。
が、凄惨な暴力描写を表現するからこそ、
下地、感情移入できるだけの前提条件が
必要なのでしょう。
対戦格闘のキャラの見た目、ストーリー、等々があればもっと没入できる
かもしれません。

でも楽しかったです。

内容と文章というか、想定読者と伝えたいメッセージそれに合わせた文体ですね。
俺はこれを鯣さんに教わって、文章力は向上しました。
0224この名無しがすごい!
垢版 |
2018/02/16(金) 14:21:04.30ID:81pGP5bb
なんかみんなすごい頑張ってる。私も頑張ろう。ロム猫さん1年間よろしくお願いします。というのは冗談です。3ヶ月くらいでいいですから。無理しちゃダメ、絶対。
0225ロム猫
垢版 |
2018/02/16(金) 16:14:09.50ID:XbKD2Z3g
>>テッシー
お題を求めたのは私じゃありません。
即興で物語を書くなんて、私にはまだまだ無理なはなしです。
だからこそ、みなさんが眩しく感じるのですよ。
>>ワイさん
「すげー」と書こうとしたら、拙いとの切り捨て、プロフェッショナルとはこういうものかと、凄みを感じました。
最後の「クソー」のくだり、笑いました。
>>自由様
「自由様」と呼ぶことにゾクゾクした感覚を覚えます。開いてはいけない扉を開いたということでしょうか。

ある方のブログ記事に「娘が、プリキュアに追いついた日」という文章がありました。
一読して号泣してしまいました。
同時に、娘を持つ父親にはいろんな「プリキュア体験」があるものだと共感しました。
娘はもうプリキュアを卒業し、私との遊びを卒業し、けれども本を読む喜びを覚え、将来は小説家になりたいと申しております。
数年後にはこのワイスレを紹介しようかと考えております。
その時は、どうかよろしくお願い申し上げます。

ただ、自由様の作品だけは読まぬように言わねばなりません……
0226ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE
垢版 |
2018/02/16(金) 16:45:45.57ID:X0xP6ghi
執筆の休憩中にメールが送られてきた!
見ると親戚の女性であった! その呟きにワイは硬直した!

「TPPが原因の食糧難を危惧しています。そろそろ然るべきところに陳情した方がいいかしら」

異常に長い肩書を持っていたことは知っていたが、
あまりに話が壮大なので「うん、どうかな」と暈して返信した!

ある意味、恐ろしい内容のメールであった!(`・ω・´) 文面を見た瞬間、冷や汗と共に陰嚢がキュッと縮まった!
0227この名無しがすごい!
垢版 |
2018/02/16(金) 17:12:04.51ID:veXpq87/
そこで
TPP ってタオパイパイの略ですか?
と訊ければ神になれたのかもしれないのに。
惜しいことを……。
0228ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE
垢版 |
2018/02/16(金) 17:15:05.56ID:X0xP6ghi
(`屮・ω・)屮 >>225の娘カモーン!

もう少し書き進めるとしよう!(`・ω・´)
0229この名無しがすごい!
垢版 |
2018/02/16(金) 17:15:05.83ID:veXpq87/
>>225
即興の書き方についてはお師匠様が詳しく説明下さるはず。
まあ、気軽にできる頭の体操です。
0230ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE
垢版 |
2018/02/16(金) 17:18:41.85ID:X0xP6ghi
>>227
そんな余裕はない!(`#・ω・#´) あーた、国よ、国!

>>229
柔軟な発想を養うにはいいかもしれない!(`・ω・´)

課題を欲したのは遙君なのでは!
そこで少女の名前をハルカにしてみた!

さて、続きをするか!(`・ω・´)
0231この名無しがすごい!
垢版 |
2018/02/16(金) 17:28:22.91ID:veXpq87/
遥さんなら、一回その綺麗で透明感溢れる文章を壊して、
女が男を殴打する。恍惚と悲哀と倒錯した関係を1レスとかなら
どうでしょう。めっちゃ荒々しくて、読むと脳が倒錯に震える
位の迫力。これを執筆時間一時間以内の1レス。
……うーん。簡単過ぎるか、難しいか
どっちかなあ。
でも文体のバリエーションって色々持っておいた方が
幅が広がると思うんですよね。
0232ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE
垢版 |
2018/02/16(金) 17:40:03.10ID:X0xP6ghi
ワイが勅使河原君に課題を出すとすれば、おそらく下記のような内容になるだろう!

若い女性が主人公! 死の病に侵されていて助からない!
死の恐怖に震える日々が続いていた! 個室で泣き喚いて暴れる!
しかし、ある女性の親友の介入で悲しみは吹き飛んだ!
腹の底から笑って笑顔を取り戻し、最期は「じゃあね」の一言で亡くなる!

かなり簡単すぎて生欠伸が絶えないと思うが一レスで勅使河原君に書いて貰いたい!
「そんなちんけな課題かよ! つまんねーけど、お前の顔を立ててやってやるよ。
 けどよ、簡単すぎるんで俺が勝手に足枷を増やすわ。そうだな、三十分で仕上げてやるよ」
と豪語する姿が鮮明に頭に浮かぶ! 実際はどうなのだろうか!

挑戦しなくてもいいけどね!(`・ω・´)ノシ
0233この名無しがすごい!
垢版 |
2018/02/16(金) 17:40:12.75ID:O7db2wn5
>>207
たとえ誰に罵倒を浴びせられても誰にも褒められなくても、読んでくれる人がいなくてもやめない方がいいです。
他者の期待を満たすために書いたりするのは辛いですよね。
あなたの価値はあなたが決まればいいと思います。へこむ必要なんて全くないです。
0234この名無しがすごい!
垢版 |
2018/02/16(金) 17:43:30.66ID:MW1Zmykp
>>231
遥さんはこのスレに2人いるかも?
0235ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE
垢版 |
2018/02/16(金) 17:45:12.29ID:X0xP6ghi
>>234
その通り!(`・ω・´)
0236相模の国の人
垢版 |
2018/02/16(金) 17:59:54.68ID:m7FU8mc3
>>188
遠い場所ですね。機会があれば、お話ししたいですね!

板坂剛「闘魂滅び詩」を久しぶりに読む。猪木信者であった彼が、八百長に気づき猪木プロレスに
決別をした! かつての熱烈なファンが此処まで猪木を罵倒するのかと思うと面白くて仕方がない。
恋愛も悲恋もこんな感じなのかな。好きだった男に振られた女が豹変していく様と言うのも。
0237この名無しがすごい!
垢版 |
2018/02/16(金) 18:27:02.41ID:veXpq87/
遥か昔、清少納言の時代、女の子は12歳で結婚するのがざらだったらしい。
20を越えるといかず後家。つまり平安の価値観からすると22の私はいかず後家だ。
まあ、これは嘆くところではない。悲しむべきは赤ちゃんを宿す場所がガンになってしまったことだ。じい様ばあ様なら十分
間に合う所を、若い?私は手遅れなそうで。若いからガンもお盛んらしい。
「優子、胃がんじゃなくて良かったじゃない。ご飯食べれ……むぐ!」
「ふっざけんなあああああ!子宮がんを子宮けいがんと間違われる身にも
なってみろおお!やりまんとかいわれて泣けるわあああ!あたしゃ処女だ!」
見舞いにきた夏海のふくふくとした口に饅頭を押し込みながら、私は叫んだ。
夏海は目を白黒させ、その視線は私の背後……。
恐る恐る振り返る。イケメン先生。帰国子女。イギリスの大学を飛び級で
卒業。同い年なのにもう研修医の筧先生が、呆然としていた。
私の顔面はボッっと爆発した。声が大きすぎたのだ。筧先生はばつが悪そう。
夏海は饅頭をごくっと丸飲みして立ち上がり、彼に挨拶をして出ていった。
見捨てられた気がする。はあ、女の友情なんてこんなもんか。人間結局は独りだ。
「調子はどうですか」
「テレビ出演おめでとうございます。今度生中継で取材はいるんですよね
72時間テレビ。実況熱血天才医師」
「ああ、ええと、はい」
「中継楽しみにしています」
無理やり話題を変えた私は、やっぱり無理やり笑顔を作り、
先生ははにかんでくれた。嬉しいがちょっぴり悲しい。取材は3カ月後。
私の余命もそれくらいで尽きる。テレビなど見ている余裕はない……かもという予想は不幸な事に的中した。

取材日、色々と朦朧としている私を夏海は見舞った。取材の事を色々と
話していたのは夏海だ。ゲンキンな奴。私にお構いなしに饅頭を
「景気付けよ」と頬張り、テレビをつける。
筧先生が出ている。
私は嬉しくなった。が、彼の回診ルートから、私は外れている。絵が
悲惨過ぎるらしい。「じゃ、テレビ見ててね」
夏海は立ち上がり、ドアに
向かう。後ろ姿に私は不安になった。
あの馬鹿、筧先生とテレビに映ろうとするんじゃ。
『はい、こちら中継です。筧先生、本日は、え、あ、ちょっと困ります!え?』
『優子!観てる?はいこれ、先生、カメラにどーぞ』
『僕は……』
『腹くくれやごるああああああ!』
『はい』
リポーターを襲ってマイクを奪った夏海は
筧先生にカンペを持たせた。
カンペには、
『優子さん、愛しています』
と書いてあった。私は大笑いした。口を真一文字に結ぶ
筧先生は普段のイケメンからは程遠く、夏海は
あの馬鹿は
彼の真後ろからVサインをして
丁度先生にウサギの耳が生える……ようにしていた。
馬鹿だ。本当に馬鹿だ。筧先生も夏海も。
おそらく私も。笑い過ぎて意識が遠くなる。
ちょっといつもと違う遠さだ。
これが、終わり、なのだろう。
私はホワイトアウトする視界に、『じゃあね』と呟いて、眠りについた。
0238この名無しがすごい!
垢版 |
2018/02/16(金) 18:32:05.99ID:veXpq87/
>>237
35分かかった。言い訳をさせて下さい。
スマホで打ったんです。
変換にこうでいしました。PCなら30分きってました。
内容は無いようなもんで、あくび注意報ですね。俺らしからぬ退屈な内容で
本当にごめんなさい。30分縛りだと、ここら辺かなあ。
0239この名無しがすごい!
垢版 |
2018/02/16(金) 18:40:39.31ID:veXpq87/
リーマンさんならこれくらいなら、15分で行けそうな気がする(ちらっ)
0240ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE
垢版 |
2018/02/16(金) 18:47:54.02ID:X0xP6ghi
えへ、飲んじゃった!(`#・ω・#´) すでに頭が回らない状態!
0243この名無しがすごい!
垢版 |
2018/02/16(金) 20:11:18.93ID:veXpq87/
>>242帰宅したら宜しく!
考える時間&リーマンさんの得意分野であることを踏まえて、
15分で非凡なのを書いてね!
俺はありきたりのしか書けなかったけど、
リーマンさんならやってくれるはず……!
0245この名無しがすごい!
垢版 |
2018/02/16(金) 20:45:39.09ID:veXpq87/
>>244それならそれで楽しい。
が、こういう時はこうかくりつで
内輪ネタ振ってくるから、
そこは避けてお師匠様から70点もぎとって
欲しいなあ。
あ、俺のはあらが酷いから、点数は控える!

60点!とかかな。
お師匠様どうでしょうかね。
なんせ30分ですからね。生焼けも甚だしいのです。

てか言わせて下さい。
俺本当に、こういうベタなの苦手だわ。
0246相模の国の人
垢版 |
2018/02/16(金) 21:06:35.87ID:m7FU8mc3
信玄と丙三との最後の遣り取り、試案できましたらお願いします。
源助に対するお互いの思いをぶつけ合うシーンを描きます。
0247ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE
垢版 |
2018/02/16(金) 21:12:52.92ID:X0xP6ghi
>>245
それを踏まえた上での課題である!(`・ω・´)

>>246
(`・ω・´)b オールオッケー!

もう、オネム!(`―З―´) スピー
0248この名無しがすごい!
垢版 |
2018/02/16(金) 21:42:52.26ID:OA9NIGk0
>>247
くっ……流石どS!

あ、PCから勅使河原作者です。おやすみなさい。

ちなみに、ロム猫さん、暴力描写&底抜け明るいエンドやってくれないかなあ。
こんな感じのお遊戯ですが楽しいですよ。
脳の瞬発力を鍛えるには丁度良いと思います。

遥さんもやってくれないかなあ。気軽にトライしてくれると良いなあ。
0249相模の国の人
垢版 |
2018/02/16(金) 22:32:33.39ID:m7FU8mc3
信玄と丙三の遣り取り、長くなるかもしれないので、その際はお許しを!

たかもりさんを主人公に何か書きたい!
0250この名無しがすごい!
垢版 |
2018/02/16(金) 22:41:19.13ID:ilyJs9cE
>>217
思い当たることありありです
手が止まること増えましたね

今悩んでいるのは
速度重視で書いてから推敲に時間をかけて質を上げるか
遅くても書く段階から質を上げていって、推敲が短時間ですむようにするか
の二択です

ワイさんは言葉を選ぶようになった頃はどのようにされていましたか?
0252この名無しがすごい!
垢版 |
2018/02/16(金) 22:44:33.25ID:3XQifbdY
>>230
先ほど来ましたのでまだ混乱しているのですが、お題のお話をしたのは、遥の一人である私のほうではありません…本当にすみません!
でも、>>219のお話、やはりプロでいらっしゃるのだなぁと、つくづく思いました。
わずかな時間での、この発想力、完成度、力のない自分にはめまいがするようなはるかな高みです。
0253この名無しがすごい!
垢版 |
2018/02/16(金) 22:53:09.07ID:3XQifbdY
>>248
遥の一人である私のことをおっしゃってくださっているのかわかりませんが、もしももしもそうなのでしたら…
てっしーさんの短時間での即興文も、やはりすごいです。
てっしーさんこそ、文章が澄んでいます。言葉があふれる色彩のように飛び出してくるのに、でも、張りつめたような清澄な空気を感じます。それに気づきました。
お題、本当は逃げたいのですが、せっかく振ってくださったのでなんとか挑戦してみますね。でも、暴力とか想像したこともなく…(汗)
それに、まったく力のない私には1時間では無理ですので、今晩中に仕上げるということでお許しくださいね。
即興でもなんでもなくて、ほんとうに申しわけありません!
0254ロム猫
垢版 |
2018/02/16(金) 22:54:14.25ID:SxorzTq8
>>テッシー
この時間帯は一番下の娘を寝かしつけています。なかなか寝付かない下の娘を寝かしつけるのに、思い付いたのが「夢のなか」作戦です。
「パパ、先に夢のなかでディズニーランド行ってるからハルちゃん(仮名)も早く夢の中に来てね。待ってるよ」
というとすんなり寝てくれます。
それが、ディズニーシーになったり、空を飛んだり、アイスクリームとケーキをいっぱい食べたり、どんな夢の中に行くかを決めるのに若干時間がかかります。
ちなみに、今日は「世界一美味しいラーメン屋さんに行ってからディズニーランドで遊ぶ」
というテーマで寝てくれました。

相談があります。私は通称「酷評スレ」と呼ばれるところでも文章を学んでいます。
弱点克服の為に「悪態と協力で進むバディもの」を書いてみろとの課題をいただきました。
実は先日読んでいただいた『話会』という作品も、「家族離散もの、三人称、感動あり」という課題の答えでした。
勉強の為、普段読まない推理ものを読んでいるのですが、当然、長編なんです。
みなさんならどうまとめるか、勉強の為に見せていただくことは可能でしょうか。
0255相模の国の人
垢版 |
2018/02/16(金) 23:03:47.66ID:m7FU8mc3
>>254

家族離散ではないですが、推理物、以前書いたものですが……。

 昭和五十四年十二月十日の事であった。
 福井県の東尋坊では、既に日が沈みかけていた。
 この寒い時期に周りに人の姿はなく、聞こえるのは寒風の風と岸壁に打ちつける波の音だけだ。
 断崖を背に七十は過ぎているであろう、杖を持った老人が一人立っている。
 そして、五十過ぎであろうか、背が高く面長で彫りが深く、黄金色の髪をした女性が対峙していた。
 女性は老人の両肩を押して、崖の上から突き落とした。
 聞こえたのは老人の断末魔の叫び声と恐怖に慄く顔であった。
 女の鼓動は早まり、顔は上気して、ほんのりと頬が朱を帯びていた。
(ついにやった!)
 女は達成感を感じていた。
 両手を見ると血に塗れていた。
(人を刺していないのに、どうして!?)
 一瞬目を瞑った。
 恐る恐る、再び両手を見ると、血は消えていた。
(幻覚だったの!?)
 女は落ち着きを取り戻し、左手にしている腕時計を見た。
 針は午後4時15分を指していた。
 女は現場から国道七号線まで約一キロの道を走った。
 息を切らせながら、必死で走った。
 国道沿いにある公衆電話ボックスに駆け込んだ。
 赤い公衆電話の受話器を上げて、110番にダイヤルした。
 数秒ほど発信音がした後、
「福井県警ですが事件ですか事故ですか」
 という男の声がした。
「事故です、叫び声が聞こえたので崖の下を見たら男性が頭から血を流して倒れていました」
「場所はどこですか」
「場所は東尋坊です」
「となると、東尋坊の国道七号線にある公衆電話ですね」
「はい」
「分かりました、今から警察官がそちらに向かいますので、お待ちいただけますか」
「はい」
「失礼ですが、御婦人のお名前は」
「私は長濱マリアと申します」
「長濱さんですね。では」
 男が電話を切った。
 電話ボックスを出ると、既に辺りは暗くなっていた。
 粉雪が舞い始めた。
 そのうち粉雪が吹雪に変わり、辺りの地面がすっかり白くなった。
 このままでは雪に塗れ凍えてしまうと思い、ボックスに再び入った。
 白く曇った窓ガラスの向こうに点滅する赤色灯が見える。
「長濱さん!」
 マリアを呼ぶ声が聞こえた。
 それを聞いたマリアはボックスを出た。
 外にはヘッドライトを点け、ルーフの上に付けられた赤色灯を廻しているパトカーが三台が国道に停車している。
「長濱さんですか」
 五十代くらいの警官が話し掛けて来た。
「はい」
「寒かったでしょう、どうぞパトカーの中に」
 警官はマリアをパトカーの後部座席に案内した。
0256相模の国の人
垢版 |
2018/02/16(金) 23:04:34.29ID:m7FU8mc3
パトカーの中は暖房が利いて、温かかった。
 備え付けられている警察無線の交信が雑音交じりに聞こえてくる。
「私は福井県警の白浜と申します、まずは長濱さんはどうして東尋坊にいらしたのでしょうか、まさか自殺ではないでしょうね」
 東尋坊は自殺の名所であった。
「いえ、冬の日本海と荒波が見たくて此処に参りました」
「そうでしたか、これはとんだ災難でしたね、まぁ、十中八九、自殺でしょう」
「そんなに自殺が多いのですか」
「ええ、年に十件くらいはあるんではないでしょうかね、観光の名所ならいいんですが、自殺の名所ではね」
 白浜は皮肉交じりに言った。
「これから、署で事情を聴くことになりますが、数時間程度掛かると思います」
「分かりました、協力いたします」
「有難うございます」
 マリアは数時間事情を聞かれた後、予約していた福井駅前のホテルまでパトカーで送ってもらった。
 署ではまさか、マリアが男に手を下したとは夢にも思わず、自殺と断定していた。
 あくまで目撃者として扱っていた。
 夕食にカツ丼まで取り寄せて提供するほど厚遇を受けた。
 ホテルのベッドの中で、復讐を遂げた達成感と疑われずに済んだ幸運をかみしめていた。
 
 マリアが三国二郎少尉の部下であった、山野剛の訪問を受けたのは二か月前の事であった。
 白髪交じりで背の高い男がホッとした表情で、
「やっと、お会いすることが出来ました」
「貴方は?」
「私は三国少尉の部下でありました山野と申します、インドネシアでは少尉殿に可愛がってもらいました」
「そうでしたか」
 マリアは懐かしさから、笑みが零れる。
 三国とマリアはかつて恋人同士であった。
 革命から逃れた白系ロシア人の両親の下、日本で暮らしていた。
 当時の名前はマリア アレクサンドロフスカヤ シュミット。
 マリアは高等女学校の女子学生、三国は帝大の露文科で勉学に励んでいた。
 二人はロシア文学の講読会で知り合い、意気投合し親密な仲にまで発展していた。
 だが、戦後、原住民虐待の罪でBC級戦犯に指名され、重労働二十年を言い渡され、マラリアで昭和二十四年に亡くなった。
 一緒に戦犯として服役していたのが山野であった。
 山野は三国から、日本に帰ったらこの手紙を渡してくれと託されていた。
「これを」
 山野は茶封筒を渡した。
「有難うございます」
 マリアは礼を言うと、封のされていない茶封筒の中から手紙を取り出した。
 広げてみると綺麗なロシア文字の筆記体で書かれていた。
 そこには自分が無罪で上官のシマノという人物に罪を擦り付けられたという内容が書かれていて、
 最後にマリアの事を心配する文面が記されていた。
 マリアの目に涙が浮かんでいた。
「大丈夫ですか?」
 山野がマリアを心配そうに見つめる。
「大丈夫です」
0257相模の国の人
垢版 |
2018/02/16(金) 23:04:56.83ID:m7FU8mc3
 マリアは気丈に振る舞った。
 山野にお茶を出し、一時間ほど歓談し送り出した後、とある場所に電話をした。
 東京の銀座にある私立探偵だ。
 山野から詳しく聞いた三国の上官であった嶋野喜一郎について調べてもらうためだった。
 二週間後、調査報告書が届いた。
 嶋野喜一郎は元陸軍大佐で駐屯していた歩兵○○連隊の連隊長を勤めていた。
 上官としての評判は悪く、酒や女に溺れ、戦後は戦友会に呼ばれることもなかった。
 独身で軍人恩給で暮らしているが、大酒を飲み、重度の糖尿病、精神的にも病んでいるという内容であった。
 最後に住所と連絡先が記されていた。
 その連絡先に電話をし、嶋野に戦争中の話を聞きたいと言ったら是非来てくれと快諾した。
 家は木造の平屋建てのアパートで、ドアのブザーを鳴らすと足を引き釣りながら出てきた。
 東尋坊から二キロほど離れた場所だ。
 その日は曇っていて、凍えるほど冷えていて道を行き交う者はいないほどであった。
 嶋野は庭に停めてある古いスバル360にマリアを乗せて、東尋坊に向かった。
「こういう日の荒らしい日本海は素晴らしいですぞ」
 ハンドルを握りながら話した。
 国道沿いに車を止めると、崖に向かった。
「私は長濱マリアと申します」
「長濱さん?」
「はい。旧姓は三国と申します」
 三国という言葉を聞いた瞬間、嶋野の顔が強張った。
「まさか、貴女は」
「ええ、三国の妻でした。彼が亡くなって再婚しまして今の性になったんですよ」
「……」
 嶋野の顔は何かに怯えているようだった。
「まさか三国が病死するとは思いませんでした、死刑を免れた以上、何時かは帰ってくると思ったのに……」
 マリアが一歩一歩、嶋野に迫ってくる。
 無意識にマリアは嶋野の両肩を押した。
 崖から断末魔の叫びを上げ落下していった。
 嶋野を始末した。
 マリアは自首しようと、車窓から見えた電話ボックスに向かった。
 ダイヤルを回し、数秒の発信音の後、
「福井県警ですが事件ですか事故ですか」
 という男の声がした。
0258リーマンは激怒した
垢版 |
2018/02/16(金) 23:21:08.96ID:zNpic3Br
 私は、ずっと死を恐れていた。それから完全に逃げることなんて出来っこない。そんなの分かってる。でも、出来る限り遠ざけたいと願い続けた。
 初めて死の恐怖に囚われるようになったのは、10年も前の中学生の時。幼馴染が白血病でなくなったことが切っ掛けだった。
 あの時、私は死というものをハッキリと実感した。

 当時一番仲の良かった友人だったから、彼女の入院生活が始まると、私は学校帰りに見舞いにと、病院に足を運んだものだった。
 最初は良かった。幼馴染は、健康体との違いが傍目からは分からないくらいだったから。
 他愛無い雑談を交わしては、決まって最後に『早く良くなってね』『うん』と言葉を交わして病院から帰ったものだ。

 でも、そんな穏やかな気分でいられる見舞いはすぐに終わりを告げた。
 投薬の影響で、彼女の艶やかな長い髪が失われた。ニット帽をかぶって――『髪の毛抜けちゃった』と、苦笑いを浮かべる幼馴染の表情は余りに痛々しかった。
 急に嘔気を訴えたかと思うと、げー、げーと嘔吐することもあったし、『痛い、痛い!』 と、泣きながら叫んでいる姿すら見かけたことがあった。
 彼女の闘病生活が、とてつもなく辛いものであることは容易に察せられた。

 幼馴染のそんな姿を見るのが嫌で、毎日病院に見舞いにはいかなくなった。でも、数日いかないでいると何だか後ろめたくなって、それでまた彼女の病室を訪ねる。その繰り返しであった。

 そんな見舞いの中で、一つ不思議なことがあった。
 幼馴染はよっぽど苦しい時を除き、大体穏やかな笑みを浮かべていたのだ。
 私には分からなかった。どうして、素人目から見ても死の淵に近づくばかりの日々で、そんな顔を浮かべられるのか。

 私の記憶の中で、彼女が一番穏やかに笑んでいたのは、彼女が亡くなる一月前のことだ。その時交わした会話は、余りに印象深かったので今でも覚えている。
 ――『私、もうすぐ死んじゃうんだね』
 彼女が、直訪れる『死』に触れたのは、それが初めてだった。なので、私は大いに狼狽した。
 だって、それが遠からず訪れる未来であることは分かっていたが、互いに口にするのを避け続けてきた話題だったからだ。
『ねえ、生まれ変わりってあると思う?』
 私は何とも答えられなかった。肯定であれ否定であれ、軽々しく口にするのは余りに憚られたから。
 押し黙る私のことを気にも留めずに、彼女は穏やかな声で続けた。
『私はあると信じているの。だから、私は死んじゃってもさ……生まれ変わって、またちーちゃんに会いに行くね』
 その穏やかな声に、私は嘘を感じなかった。だから、一層悲しくなった。
 普通なら到底信じられないことを信じでもしないと、彼女は心の平穏を保つことすら出来ないのだと、そう思ったから。


 幼馴染の死は、私の中に拭いようのない死の恐怖を植え付けた。
 それからというもの、私は人一倍健康に気を遣うようになった。逃げ切れはしない。でも、出来る限り長く逃げていたい。その一心で。

 でも、臆病者ほど流れ弾に当たる、それと同じことなのか。私は二十半ば前で、死病に囚われた。奇しくも、幼馴染と同じ白血病だった。
 泣いた。喚いた。眠れない夜の度に、幼馴染の死に様がまざまざと思い起こされて、気が狂わんばかりであった。
 ――どうして? どうして? 嫌だ! 嫌だ! 死にたく……ない。
 まるで幼子のように泣きじゃくる日々。幼馴染の、あの穏やかな死に様とは真反対であった。
 そんな折のこと、トントンと控えめなノックの音が私の病室に響いた。
 私は訝しんだ。先生や看護師の診察の時間でもなければ、食事時でもない。中途半端な時間。
 見舞いには誰も来なくなって久しい。泣き喚く病人の見舞いなど、誰も来たがらないのは当然のことであった。
 私は黙ったまま病室の扉を凝視した。ほどなくして、扉が開かれる。私は目を見開いた。
「あ、あれ? ご、ごめんなさい。病室を間違えちゃったみたいで」
 鈴を転がしたような声音。その来訪者は女の子だった。黒く艶やかな長い髪をした女の子。年の頃は九歳くらいに見える。とても既視感のある容姿だった。
「本当にごめんなさい」
 ぺこぺこと二度頭を下げた女の子は、そっと戸を閉めた。私は扉の方に向かって、小さく囁きかける。
「じゃあね」
 ありがとう、会いに来てくれて。私は感謝する。そして勝手に約束を取り付けた。
(今度は私から会いに行くね。じゃあね、また……)

 この病室に入ってから初めて、私は穏やかな笑みを浮かべられた。
0259この名無しがすごい!
垢版 |
2018/02/16(金) 23:22:07.22ID:OA9NIGk0
>>253
あれめっちゃ苦手なジャンルを30分ですからね。もっと夏海さんにおどけさせたかったのですが、
ピースサインが精一杯でした。
明日の朝が楽しみです。お師匠と違って俺はどSじゃありませんからね。(自己アピール)

>>254
ぱっと浮かんだのは、ダイ・ハードの2です。後、パルプ・フィクションですね。
コロンビア音楽、ラップを聴いて下さい。
それから、歌から感じる感情を、『喜怒哀楽』にしてみましょう。
ピットブルという歌手でも良いです。バディものはとにかくノリの良さです。

「ふう。とりあえずはひと段落だな」
俺は認めたくないが、まあ現状では相棒であるコーギーを振り返りながら、肩をすくめたときだ。
視界に飛んできたのは奴のでっかくて真っ黒な拳だった。
「ふざけんなこの白豚野郎!!」
奴の叫びと拳の衝撃は同時に俺の脳を揺らしたもんだから、おいおいどっちかにしてくれよ、これじゃ
まるで3Pだぜ、とかくそくだらねえことを思っちまった。

……とかかな。まとめ方はともかく、要は緩急のつけ方です。
のりをとにかくよく。悪態に必要なのはウィットです。しゃれっ気ですね。罵るんじゃなくて、ちゃかす。
これに重点を置いて会話を進めてください。
伏線をはるのは得意なはずですから、どんでん返しはいくつかあっても良いとおもいますが、
浮き彫りになるのは、バディ、友情です。
ここを軸に話を展開させ、完結までの道筋をつけると良いと思います。

くらいかなあ。
詳しくはお師匠様が語ってくれるはず。頑張って下さいね。
0262この名無しがすごい!
垢版 |
2018/02/16(金) 23:48:05.41ID:3XQifbdY
>>259
あのお話を30分でですか…すご過ぎます。
あんな素敵なお話を…

リーマンさんのお話も、最後でうわぁとなってしまいました。これも素敵なお話です。
ハードルがどんどん上がっていくばかりです…(汗)
0263ロム猫は娘の眠気が感染った
垢版 |
2018/02/16(金) 23:56:45.70ID:SxorzTq8
>>相模さん
ありがとうございます。
でも、ちゃんと覚えていますよ。以前に読んだ気がします。
>>てっしー
凄く参考になりました!やっぱり例文があると分かりやすい!
多分、課題人は私の弱点を、物語性、構成力、生き生きとした会話文、そこを指摘しているのだと思います。
>>リーマンさん
相変わらず「塩梅の良い」文章ですね。
流石です。

少し寝ます
0264この名無しがすごい!
垢版 |
2018/02/17(土) 00:06:43.88ID:rbwj/pPk
>>262,>>263
ありがとうございます

しかしワイさんのお題を見直してみると……
あ、あれ? 腹の底から笑って? 「じゃあね」の一言で亡くなる?
……リーマンは華麗に見なかったことにした
0265この名無しがすごい!
垢版 |
2018/02/17(土) 00:48:27.54ID:Up93AvEN
>>262
リーマンさんの名誉のために申し上げますが、15分です。笑
それぞれの持ち味ってのがありますからね。
遥さんは遥さんの倒錯と暴力を魅せつけてくれれば良いのですよ。

>>263
そうですねえ。滲むものはありましたが、鮮やかさがあればもっと映える作りだとは思いましたね。
前回のですが。でも俺の最高得点って71点ですからね。
助言とか正直恐れ多いっす。が、物語性、構成力、生き生きとした会話文でいくと。
物語性:全体的にはある。けど局所的に惹き付けられるというと、もっと伸ばせる。
構成力:ある。事象をくるくると回して本質に近づける構成。これは構成と言える。
生き生きとした会話:無い。死体みたいな会話。が、死体同士みたいな空気が作品にあっていたので、
狙ったんだと俺は思いました。

って感じかな。文章のレパートリーを増やしておくと、多分良いです。どんな悲惨な作品でも、
ちょっとしたウイットで
和んだりしますからね。それを塩梅というのでしょう。緩急は句読点みたいなもんですからね、
句読点をつける要領で、
シリアスと悪態とバディにウィットをつけて展開してください。

……と口でいうのは簡単ですが、実際やるとなるとむずいんですよねえ。
でもファイトです! 74点とったロム猫さんならできます!

>>251さん。
よければ俺のお題、やってみてくださいな。
プロット構築から完成まで1時間で。

>>264
15分だからお師匠様も大目にみてくれるはずです。
だって、15分ですよ?
ま、違和感はありましたけどね。笑
そこは俺も見ないふりをしました。
0266この名無しがすごい!
垢版 |
2018/02/17(土) 05:13:22.86ID:SDIV8Bpi
「ちょっとあなた、何してんのよ!」
唯香は、思わずそう叫んだ。
県内北部に聳えるこの火山地帯。ここで一番高い高国峰に続く火口の縁(へり)。
そう火山の火口の縁だ。
直径約600メートル、深さ約200メートルのすり鉢状の円形火口。下を見ると、わずかではあるが、火口底より白い噴気が上がっている。
活火山ではあるが江戸時代末期以降目立った噴火もなく、幅3メートル程あるこの火口の縁は、隣接する高国峰の頂上へと続く登山道になっていた。
その火口の縁から、今まさに一人の男が火口底に飛びこもうとしていた。男の足元には一対の靴が揃えられている。
麗らかな陽射しに誘われ、唯香は趣味の登山を楽しんでいた。時々、火山性微動はあるが、火山警報はレベル1だ。
あと一歩前に踏み出せば崖から落ちそうなその男は、あきらかに不穏な空気を漂わせていた。ひょろりとした中背の体は前かがみになっている。その虚ろな目は、ほんのりと噴気の上がる底を見ていた。
「あなた、飛び込むつもり!?」唯香は駆け寄ると、男の腕を思わず掴んだ。
「ほっといてくれ!!」男は唯香の手を振り払うと、いっそう前のめりに体を乗り出す。
「冗談じゃないわよっ!」ふたたび男の腕を掴むと、強く手前に引く。
「このっ、邪魔をするなっ!」男は前より乱暴に腕を払う。唯香はそのはずみで、地面にしたたかに尻餅をついた。
「なにすんのよっ、やめなさいって言ってるでしょ!?」唯香の目つきが殺気を感じるほど鋭くなった。何かに火がついたように、ガラリと変わっている。
体勢を戻したと同時に、唯香の右足が男の腹にめり込んだ。男は「ぐうっ」という声と共に、後ろに派手に倒れ込んだ。
しばらくの間仰向けに倒れていた男だったが、ノロノロと立ち上がると、また火口のほうへとにじり寄る。
「まだやるかっ!」今度は唯香の拳が、男の右頬を捉えた。ぐちゃっという音と共に男が今度は横に吹っ飛んだ。3メートル幅の火口縁の間に絶妙に収まる、吹っ飛び方だ。
ボクシングジムを経営する祖父に、幼い頃から20歳の今になるまで鍛え上げられた唯香だった。それだけではなく、格闘における勘は天才的なものがあった。
相当なダメージを受けているはずだが、男はまたも立ち上がると、やはり崖のほうへと向かって行く。
唯香の片方の眉がわずかに上がったと思うと、今度は男の前に回り込み、正面から拳を顔面に短く叩き込んだ。男は声にならない声を上げると、その鼻から真っ赤な鮮血が弧を描いて飛び散った。
男は足を踏ん張りながらも、だが、その顔は恍惚とさえしているように見える。 
「いい……。いいっ!!」男が喉から震えるような声を漏らした。
「はあっ!?」
「いいよ……。最高だ。もっと、もっと殴ってくれ! エミにも、俺を殴ってほしかったんだ……。エミに思い切ってそう言ったら、それっきり音信不通だ。前にエミと来たこの山で、俺死のうと思ったんだよ」
「あなた、殴られて感じちゃう人!?」唯香が素っ頓狂な声を上げると、男は「ああ!」と満足そうに頷いた。
ど、どM……。でも、ここまで派手に倒錯しなくてもいいでしょう!? でも、なかなか理解されない趣味ではあるわよね……。
さっきまでの鋭さが唯香の目から消え失せ、わずかに憐憫とも慈愛ともとれるような光が瞳にさした時だった。

足元から、ドン! と大きく突き上げられた。次の瞬間、ぶるっぶるっと山が身震いするように揺れた。
何かを感じ、唯香は火口底に目を向ける。すると、さっきまでほんのわずかだった噴気がものすごい勢いで大量に噴出していた。
「まずいっ!」唯香は何かを嗅ぎ取ると、鼻血を垂らしながら立つ男に向かって叫んだ。「ここにいると危ない、逃げるよ!」
男も大量に上がる噴気を目にすると、さっきまでの恍惚はぶっ飛んだようだった。
踵をかえして下山しようとする唯香を、慌てて追いかける。急いで履いた靴が脱げそうになる。死のうとしていたにも関わらず、山の突然の豹変は、それをも超える恐怖だったようだ。
白い噴気が灰色へと変わり、巨大になっていく。噴煙の中に雷が走り、赤い光が映る。
二人は背丈の二倍ほどある巨岩の影に、身を隠すと小さく体を丸めた。
大量の降灰と共に、火山礫が絶え間なく地面に降り注ぐ。

一時間程経った頃だろろうか……。火山礫が止み、降灰が薄くなった。二人は顔を上げるとお互いの顔を見合わせた。
二人とも、まさに灰だらけであったが、隠れていた部分だけに肌色が残り、まるでパンダのような顔であった。
助かった興奮もあってか、お互い顔をぐちゃぐちゃにしながら爆笑する。
二人の目からは涙が幾筋も流れていた。

空と大地は鼓動する。
0267この名無しがすごい!
垢版 |
2018/02/17(土) 05:15:31.43ID:SDIV8Bpi
「ちょっとあなた、何してんのよ!」
唯香は、思わずそう叫んだ。
県内北部に聳えるこの火山地帯。ここで一番高い高国峰に続く火口の縁(へり)。
そう火山の火口の縁だ。
直径約600メートル、深さ約200メートルのすり鉢状の円形火口。下を見ると、わずかではあるが、火口底より白い噴気が上がっている。
活火山ではあるが江戸時代末期以降目立った噴火もなく、幅3メートル程あるこの火口の縁は、隣接する高国峰の頂上へと続く登山道になっていた。
その火口の縁から、今まさに一人の男が火口底に飛びこもうとしていた。男の足元には一対の靴が揃えられている。
麗らかな陽射しに誘われ、唯香は趣味の登山を楽しんでいた。時々、火山性微動はあるが、火山警報はレベル1だ。
あと一歩前に踏み出せば崖から落ちそうなその男は、あきらかに不穏な空気を漂わせていた。ひょろりとした中背の体は前かがみになっている。その虚ろな目は、ほんのりと噴気の上がる底を見ていた。
「あなた、飛び込むつもり!?」唯香は駆け寄ると、男の腕を思わず掴んだ。
「ほっといてくれ!!」男は唯香の手を振り払うと、いっそう前のめりに体を乗り出す。
「冗談じゃないわよっ!」ふたたび男の腕を掴むと、強く手前に引く。
「このっ、邪魔をするなっ!」男は前より乱暴に腕を払う。唯香はそのはずみで、地面にしたたかに尻餅をついた。
「なにすんのよっ、やめなさいって言ってるでしょ!?」唯香の目つきが殺気を感じるほど鋭くなった。何かに火がついたように、ガラリと変わっている。
体勢を戻したと同時に、唯香の右足が男の腹にめり込んだ。男は「ぐうっ」という声と共に、後ろに派手に倒れ込んだ。
しばらくの間仰向けに倒れていた男だったが、ノロノロと立ち上がると、また火口のほうへとにじり寄る。
「まだやるかっ!」今度は唯香の拳が、男の右頬を捉えた。ぐちゃっという音と共に男が今度は横に吹っ飛んだ。3メートル幅の火口縁の間に絶妙に収まる、吹っ飛び方だ。
ボクシングジムを経営する祖父に、幼い頃から20歳の今になるまで鍛え上げられた唯香だった。それだけではなく、格闘における勘は天才的なものがあった。
相当なダメージを受けているはずだが、男はまたも立ち上がると、やはり崖のほうへと向かって行く。
唯香の片方の眉がわずかに上がったと思うと、今度は男の前に回り込み、正面から拳を顔面に短く叩き込んだ。男は声にならない声を上げると、その鼻から真っ赤な鮮血が弧を描いて飛び散った。
男は足を踏ん張りながらも、だが、その顔は恍惚とさえしているように見える。 
「いい……。いいっ!!」男が喉から震えるような声を漏らした。
「はあっ!?」
「いいよ……。最高だ。もっと、もっと殴ってくれ! エミにも、俺を殴ってほしかったんだ……。エミに思い切ってそう言ったら、それっきり音信不通だ。前にエミと来たこの山で、俺死のうと思ったんだよ」
「あなた、殴られて感じちゃう人!?」唯香が素っ頓狂な声を上げると、男は「ああ!」と満足そうに頷いた。
ど、どM……。でも、ここまで派手に倒錯しなくてもいいでしょう!? でも、なかなか理解されない趣味ではあるわよね……。
さっきまでの鋭さが唯香の目から消え失せ、わずかに憐憫とも慈愛ともとれるような光が瞳にさした時だった。

足元から、ドン! と大きく突き上げられた。次の瞬間、ぶるっぶるっと山が身震いするように揺れた。
何かを感じ、唯香は火口底に目を向ける。すると、さっきまでほんのわずかだった噴気がものすごい勢いで大量に噴出していた。
「まずいっ!」唯香は何かを嗅ぎ取ると、鼻血を垂らしながら立つ男に向かって叫んだ。「ここにいると危ない、逃げるよ!」
男も大量に上がる噴気を目にすると、さっきまでの恍惚はぶっ飛んだようだった。
踵をかえして下山しようとする唯香を、慌てて追いかける。急いで履いた靴が脱げそうになる。死のうとしていたにも関わらず、山の突然の豹変は、それをも超える恐怖だったようだ。
白い噴気が灰色へと変わり、巨大になっていく。噴煙の中に雷が走り、赤い光が映る。
二人は背丈の二倍ほどある巨岩の影に、身を隠すと小さく体を丸めた。
大量の降灰と共に、火山礫が絶え間なく地面に降り注ぐ。

一時間程、経った頃だろろうか……。火山礫が止み、降灰が薄くなった。二人は顔を上げるとお互いの顔を見合わせた。
二人とも、まさに灰だらけであったが、隠れていた部分だけに肌色が残り、まるでパンダのような顔であった。
助かった興奮もあってか、お互い顔をぐちゃぐちゃにしながら爆笑する。
二人の目からは涙が幾筋も流れていた。

空と大地は鼓動する。
生と死のはざまで力強く生きる二人を、どうか、ご笑覧あれ。
0268この名無しがすごい!
垢版 |
2018/02/17(土) 05:20:37.28ID:SDIV8Bpi
すみません! 最後のほうが切れました。
>>267でお願いいたします。

暴力を描ききることは出来ませんでした(汗)
字数もオーバーし、やっと書き込むことができました…内容もお恥ずかしいばかりです。
0269この名無しがすごい!
垢版 |
2018/02/17(土) 05:36:41.80ID:SDIV8Bpi
連投、大変申しわけありません!

>一時間程、経った頃だろろうか
ではなく、
>一時間程、経った頃だろうか
に訂正します。
0270ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE
垢版 |
2018/02/17(土) 06:49:00.91ID:afkHcgy8
>>237
>私の余命もそれくらいで尽きる。テレビなど見ている余裕はない……かもという予想は不幸な事に的中した。
(余命宣告を受けているように思える! しかし、予想が的中したと云う部分は看過できない!
 ここまでの事柄の全てが回想なのか! ワイの目には人称が揺れているように見える!)

>『優子さん、愛しています』
(テレビの会話文と文字の文章が同じ『』で書かれていた! 統一されていないので引っ掛かる!
 ワイならばテレビ中継の声を「」で括ってカンペの方を『』にする!)

爽やかな最後を迎える前に夏海と筧の遣り取りに引っ掛かった!
夏海はカンペを用意していた! 筧はその内容を知っている!
生放送のテレビを利用して優子に筧の想いを伝えようとした!
そのはずなのだが、何故か筧は躊躇った! 理由は何なのか!

ゲリラ的な行為を生放送のテレビで断行するので良心が咎めたのか!
カンペに書かれている内容を伏せられた状態で行うことに不安を覚えたのか!
全国に向けて発信する愛の告白が純粋に恥ずかしいだけなのか!
この部分がはっきりしない状態で優子だけが納得して息を引き取る!
優子が作者の声を代弁しているように思えて、今一つ話に集中することが出来なかった!

筧が初心で照れた結果の躊躇と思わせるエピソードがあれば引っ掛かることはなかった67点!(`・ω・´)
0271ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE
垢版 |
2018/02/17(土) 06:50:42.40ID:afkHcgy8
>>250
二択の内容を読んだ!

>速度重視で書いてから推敲に時間をかけて質を上げる
(プロ寄りの方法ではあるが、少し異なる!)

>遅くても書く段階から質を上げていって、推敲が短時間ですむようにする
(アマの強みと云える! プロとは違って一つの作品に幾らでも時間を費やせる!
 自身が納得するまで完成度を上げることが可能! あまり時間を掛け過ぎると内容が古びて、
 時代の潮流に乗ることが難しくなる! そこそこで切り上げた方がいいだろう!)

ワイの創作の経緯は語った! 読めば進化の過程もわかるはず!

最初は執筆速度を重視!
中程で文章の質を上げる!
時を経て速度と質の両方を得る!

プロで長く居続ける為には最後の「速度と質」の両方が揃っていた方がよい!
最終目標であり、完成度には果てがない! 故にワイも高みを目指すことが出来る!
先に挙げた二択は作者の考え方によって前後する!

「初期、中期」の選択
まずは執筆速度を上げる! または作品の質を上げる!
まずは作品の質を上げる! または執筆速度を上げる!

終期
執筆速度と質の両方を上げる!
この段階に至っていればプロの実力を備えていると云える!

作者の性質と目指す先で選択は変わる!
最終的には選択肢の全てが必要になる!
習得の順番が違う程度で目指す先は一つである!

選択肢はあるようでないと云うのが実践から得たワイの答えである!(`・ω・´)
0272ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE
垢版 |
2018/02/17(土) 06:51:22.15ID:afkHcgy8
>>254
ワイは作者をよくは知らない! ジャンルの得手不得手、何人称に長けているのか!
しかし、お題である「家族離散もの、三人称、感動あり」は初心者用に思える!
作者の文章を見た限りでは少し温いように感じた!

家族が離散すれば「悲惨、感動」の二つは考えを巡らす必要もなく頭に浮かぶ!
複数の登場人物を三人称で書くことは容易い! 個々の要素が一つになったとしても
ハードルが極端に上がる訳ではなく軽微な変化の範疇と云えるだろう!

作者の筆力であれば「家族離散物、一人称、笑い」と云うお題にする!
一気に難易度は跳ね上がる! 家族離散でどのように笑いに繋げるのか!
この段階で頭を悩ませることになる! 更に一人称で語らなければいけない!
他の家族の心中を傍から見た状態で推察する必要が出てくる!
「立場の違い、人間の感情」を理解できる能力がなければ破綻は免れない!

回避策がない訳ではない! 大人になった主人公が幼少期の頃を語る!
ただし回想ばかりでは話が単調に成り易い! すでに安全圏に逃れている主人公の語りなので手に汗握る展開に持ち込めない!
当然のことながら読者を引き付ける牽引力は弱まり、作品の質にまで響くことだろう!

つらつらと書いてきてワイは思った!
作者の真の弱点は「弱気、焦燥」と云う心の弱さに端を発した行動にあるのではないだろうか!
長編の推理物の難度は相当に高い! 初心者が手を出していい分野ではない!
元々が果敢な挑戦者であれば先に出されたお題は物足りないと思うはず!
「家族離散もの、三人称、感動あり」に「鉄砲玉、デリヘル嬢、牧師」の端役を加える等、自らの手で難度を上げることだろう!

主体性の無さが作者の最大の弱点だとワイは考えている!
まずは到達できるくらいの目標を決めた方がよい!

能力を伸ばしたいジャンルは何なのか!
「掌編、短編、中編、長編」と色々あるがどの長さに挑むのか!
何人称の文体に磨きを掛けるのか!
最低限、これくらいのことは自身で決めて書かないといけない!
周囲の要望の波に押し流されて漂流して、その都度、目指す先が揺蕩うようではどこにも辿り付けない!

ワイの考え!(`・ω・´)
0273ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE
垢版 |
2018/02/17(土) 06:52:36.90ID:afkHcgy8
>>258
友人の死から物語が始まった!
主人公の話ではないのか、と肩透かしを予想したところで急展開を迎える!
なるほど、隠れ蓑であったか! 友人の容姿や言葉を伏線として利用した!

友人と同じ病に侵され、荒れる日々を送る主人公の元に少女が訪れた!
病室を間違えたと云う件が自然であった! 少女の容姿は友人の生まれ変わりを仄めかす!
最期の「じゃあね」は微笑み程度でお題とは違うが、話の展開と筆力であまり気にならなかった!

現時点での両者の差がはっきりと出た結果となった74点!(`・ω・´) 十五分と云う時間も点数に加味した!
0274ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE
垢版 |
2018/02/17(土) 07:16:58.64ID:afkHcgy8
>>267
>体勢を戻したと同時に、唯香の右足が男の腹にめり込んだ。男は「ぐうっ」という声と共に、後ろに派手に倒れ込んだ。
(男の体勢によっては恐ろしい事態に発展する! 男が邪魔する唯香の方を向いた姿勢で腹を蹴れば、火口に転げ落ちるように思える!
 男が火口の方に向いている状態で、どのようにして右足を腹にめり込ませることが出来るのだろうか!
 右の回し蹴りならば、ある程度は可能に思える! 脛が男の腹部に当たってくの字となって倒れ込む! めり込ませることは出来ないが!)

>ノロノロと立ち上がると、また火口のほうへとにじり寄る。
(「にじり寄る」は座った状態の行動なので立ち上がれない!)

最後は無理のないパンダ顔であった!
しかし冒頭が相当に不味い! 後の文章と内容が被る!
「ちょっとあなた、何してんのよ!」から「靴が揃えられている」までの文章を削っても話として読める!
要するにワイが挙げた冒頭が全て不要と云える!

話としては悪くないが一レスと云う短い文章を活かし切れていなかった64点!(`・ω・´)
0275ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE
垢版 |
2018/02/17(土) 07:20:12.20ID:afkHcgy8
腹を蹴られれば、であった!(`・ω・´) 朝ごはんにしよう!
0276この名無しがすごい!
垢版 |
2018/02/17(土) 07:22:40.46ID:Up93AvEN
>>270おはようございます。
やっぱりそこですよね。筧の感情について受け取り方が多すぎる。
夏海については丁寧に書けたと思いますが、筧について
撮影を嫌がる、原因は極度の照れ屋とか、そういうのが伝わる会話を
入れるべきでした。
揺れも引っ掛かりますね。でもね!
30分ですよ30分。しかも俺がものっそい苦手なこの手の
お題で67点ってのは悪くない! はず。
と自画自賛しておきます。

>>267
遥さんの優しさが文体に滲んでほっこりしました。
苦心の後が色々とうかがえますが、俺はこういう話好きです。
ありがとうございます。

>>272
主体性の話になってるけど、まあ確かに読者に
色々届けたいという
熱量(茶目っ気)は創作の根源で醍醐味ですよね。
74点のロム猫さん故の厳しいお言葉ですよね!
0277相模の国の人
垢版 |
2018/02/17(土) 07:25:02.69ID:sunHUW0u
福田寺での信玄と丙三の永劫の別れ 試案

一月三日、我が軍は野田城へ向けて進発した。

 大した損害を被る事無く、地元の国衆を味方に付け、兵力を増しつつ京へ向かいつつあった。

 日々増える我が軍の勢力に心強さを感じた。

 荷駄隊を含めると行軍の距離は一里にも達した。

 まるで木曾の連山を見るが如き壮大な光景であった。

 我が軍が雪崩の如く襲い掛かれば、信長が数を頼りに大軍を擁しても、一撃で薙ぎ倒すであろう。

 三方ヶ原では勇猛果敢な参河武士を蹴散らした。

 それよりも遥かに弱い信長の兵など女子を相手にするようなものである。

 甲洲兵一人で信長の兵を十人は斃せるのではないかと値踏みをしてしまう。

 物見によれば、野田城に籠る徳川勢は五百余りであった。

 城将は菅沼定盈とのこと。

 小さな城であったが、縛り付けるように厳重に囲み、蟻一匹出る隙間を与えなかった。

 三の丸、二の丸、本丸と連なり城の両側は沼地で覆われ天然の堀となっていた。

 総攻めをすれば一日も持たず落せるであろう。

 だが、犠牲を嫌う御屋形様は城方と根競べをした。

 城方は意気軒高で鉄砲を撃ち掛けてきたりする。

 水の手を切らねば落とせる気配がない。

 こうなれば、腰を据えて臨むしかなかった。

 包囲する側である此方は、暇である。

 軍中での賭博は御法度であったが、黙認した。

 そうでもしなければ、武功を挙げられないと不満が募るのである。

 交代で五町離れた豊川で魚釣りをしたりして、少しでも憂さを晴らさせた。

 半月ほど経った頃、山県様に呼ばれた。

 誰も居ない森の中で衝撃的な事を告げられた。

「丙三、心して聞け、御屋形様の病状が重い」

 拙者に雷の如き衝撃が走った。

 御屋形様が御病気とは露ほども思わなかった。

「となれば、我が軍勢如何なる事になりまするか」「分からん。だが、御屋形様の事が全軍に知れれば士気に関わる」 山県様は眉を顰めながら言った。
0278相模の国の人
垢版 |
2018/02/17(土) 07:25:43.00ID:sunHUW0u
「病の身では全軍の指揮は誰が執る事になりましょうや」

「御屋形様の代わりなど誰も務められん、今は逍遙軒様が本陣に居て身代わりをしておる有様じゃ」

「拙者に斯様な重大な事を」

「御屋形様の命でな。丙三に伝えるようにと言われたのじゃ、もしもの時は連れてまいれと」

 この時、拙者の如き軽輩の者を呼ぶのだろうと訝しく思った。

 城攻めは拙攻する事無く、二の丸と本丸の間を甲斐から呼び寄せた金堀衆に坑道を掘らせた。

 水の手を断ち敵が音を上げるの待つ作戦だ。

 竹束で守られた金堀衆が昼夜を問わず坑道を掘り進めていく。

 城方からは激しく鉄砲が撃ち掛けられたが、数日経つと止んだ。

 玉薬が尽きたか、それとも決戦に備えて撃たないのか。

 拙者達の組も土を運ぶのを手伝った。

 泥だらけになりながらも、作業は進捗し五日ばかりで水の手を断ち切る事に成功した。

 二月十日には菅沼定盈が降伏を申し出て、野田城は落ちた。

 だが、我が軍の士気は上がらなかった。

 この頃になると、御屋形様が病気であるとの噂が広まり始めていた。

 二月十一日、全軍を整え長篠城に向けて進発した。

 京への道ではなく、信濃へ戻るのであろうか。

 手勢の意気は上がらず、足取りも重かった。

 長篠城に着くと拙者達は近くの村に厄介になる事になった。

 数年後、此処が織田徳川との激戦地になろうとはこの時は思いもよらなかった。

 村人は快く迎えてくれ、暇さえあれば焚き木拾いや子供の相手をして過ごした。

「兄者! 何時までここに居るん」

 兵伍が聞いてきた。

「分からん。御屋形様の具合が良くなれば再び西へ向かうだろう」

四月六日、全軍は長篠城を出発した。

 願いも虚しく、歩みを西ではなく北へ向ける事になった。

 暗い雰囲気の漂う行軍は甲斐ではなく、西方浄土への旅の如く思えて仕方がなかった。

 御屋形様の病状の詳細は知らないが、山県様の日々落ち込んでいく表情を見れば重い事は察しがついた。

 二日ほど掛けて七里程北にある、田口と言う場所で全軍の歩みを止めた。

 民家も殆どなく、数軒程の農家があるくらいである。 田口には福田寺という臨済宗の寺があり、御屋形様の宿とした。拙者達は野営の準備をした。
0279相模の国の人
垢版 |
2018/02/17(土) 07:26:16.60ID:sunHUW0u
三月に入り暖かくなり、夜も底冷えするほどではない。

 大鍋で飯と味噌汁を拵え、煌々と燃える篝火の下で夕餉をとった。

 燃え盛る篝火とは対照的に全軍の士気は今にも消えそうである。

 それはそうであろう、徳川を蹴散らし、次は織田と雌雄を決する大戦と思っていた矢先にこの出来事である。

 夕餉を食べ終え、一杯飲んでいる所に山県様が拙者の下にやって来た。

「丙三、御屋形様が御呼びだ」

 山県様の意気が少し上がっていた。

 急ぎの赴きなのであろうか。

「拙者をで、御座いますか」

「左様。付いて参れ」

 急ぎ足で寺に向かった。

 寺の庫裏の一室に案内された。

 そこには御屋形様が床に臥せられ傍らに侍医の御宿監物が控えていた。

 細面で切れ長の目で団子鼻、口髭を蓄えている。

 威厳のある所を見せたいが為の髭であろうか。

 まだ若く三十前と言った所であろう。

 漢方や医術に精通しているとの事。

 御宿が伏せている御屋形様に耳打ちをした。

 御屋形様は御宿の手を借りながら起き上がった。

「おお、丙三、よう参ったな」

 御屋形様は擦れた声で拙者を出迎えてくれた。

 拙者は深々と頭を下げ、

「一日も早く回復される事を祈っております。そして、上洛を」

 と申し上げた。

「うむ」

 と頷き、力なく答えただけであった。

「山県、御宿、此処は二人だけにしてくれないか」

「御屋形様、それでは……」

 御宿が動揺した。
0280相模の国の人
垢版 |
2018/02/17(土) 07:26:54.70ID:sunHUW0u
「儂の達ての願いじゃ」

「承知仕りました」

 そう言うと、御宿と山県は部屋を後にした。

「さて、お主と儂だけになった、黄泉に旅立つ前に明瞭にしなくてはならぬ事がある」

 先程の擦れた声ではなく、力強いものに変わっていた。

「明瞭とは」

「源助の事じゃ」

 その言葉を聞いた瞬間、拙者は雷に打たれたような衝撃を心に受けた。

 拙者の源助への思いが見破られたのかと頭を過る。

「源助は丙三の事を好いておる。其方はどうなのじゃ、咎めは致さぬ、約束する」

「其れでは申し上げまする、拙者は源助を女子として好いておりました」

 御屋形様は瞑目し、

「矢張りそうであったか」

 続けて、

「それで其方が出仕の誘いを断ったか納得した。武田家には従うが、儂の直臣になるのが嫌だったのだろう、違うか」

「左様で御座いまする。武田家には父の代よりの恩義があり、御屋形様にも並々ならぬ御恩があった事は承知しておりますが、
男子としての一分として、直臣になる事は敵に従うのと同じと考えて居りました」

「儂が其方と同じ立場であれば、斯様に言うであろうな」

 懐から懐紙を取り出し、口に当てて咳き込んだ。

 蝋燭の火がその懐紙に吐き出された鮮血を映し出した。

「御屋形様!」

「大事無い、儂は労咳じゃ、長くはない。故に其方を呼んだのじゃ」

「申し訳御座いませぬ」
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています