ワイが文章をちょっと詳しく評価する!【84】
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オリジナルの文章を随時募集中!
点数の意味
10点〜39点 日本語に難がある!
40点〜59点 物語性のある読み物!
60点〜69点 書き慣れた頃に当たる壁!
70点〜79点 小説として読める!
80点〜89点 高い完成度を誇る!
90点〜99点 未知の領域!
満点は創作者が思い描く美しい夢!
評価依頼の文章はスレッドに直接、書き込んでもよい!
抜粋の文章は単体で意味のわかるものが望ましい!
長い文章の場合は読み易さの観点から三レスを上限とする!
それ以上の長文は別サイトのURLで受け付けている!
ここまでの最高得点は76点!(`・ω・´) 創文のワイ杯でロボット物を書いてた方がいるんでしょうか。
僕はあなたのロボット物がかなり好きでした。どこか滑稽でしなびた哀しみがあって(嫌味などではありません)。
また読ませてください。 ロボットもので79点てのがなかったっけ?
女の子がロボット連れてくるやつ >てっしーさん
感想、遅くなりました。
作品を読んで、まず一番の驚きは、「女」でした。この物語は中学三年生の女の子の一人称で語られます。自然なんです。女性が自伝的に書いたと言われても、何の違和感もない。
寄せてなくても「女」が滲み出ている。しかも、「女の子」と「女」の微妙な揺らぎが中学三年生という年齢を醸し出している。凄い!
物語には、「女の子」と「女」と「女性」と「母親」と「メス」が出てきます。
この書き分けを男性という客観から描くので、ストーリーに自伝的な重さがなく、軽快なドラマとして、作り物として仕上がっている。
これは身につけようとしてもなかなかできるものではない、作者の天性のもの、強力な武器だと思います。
私が女性をかいたら、オカマにすらならない、女装したおっさんになるでしょう。
ストーリーは流れるように進み、元ヤクザの神父、風俗嬢のヒモ、堅物の父親、母親と妻の仮面をかぶる女性、その友達、
登場人物が生き生きと自分の色彩を主張し、作者は結末に向けてその色を巧みに物語というキャンパスに描いてゆく。
その鮮やかさに筆力の高さを感じました。暴力シーンもハラハラしました。
惜しいところは、速筆の弊害とでもいえるかも知れませんが、中心とするテーマが埋没している感じがありました。それでも私にとって得るものはたくさんありました。
ありがとうございます。
また良い作品を読ませてください。
ワイさん、長文失礼しました。 >>472
それは当時、話の内容が ドラ○もんに似ていると云うことで物議を醸した作品である!
今回の黒い人間を書いた作者とは文章が違うので別人と思われる!
ワイが当たりを付けた作者はスレッドにロボット物の話を連載と云う形で投稿していた!
初期の頃は文章が拙く、風当たりが強かった! ワイスレ杯でも決まって一作はロボット物があった!
何回も挑戦することで文章は洗練された! 最後の方では名無しも文章をちらほらと褒めるようになった!
その作者が久しぶりにスレッドに顔を出したのでは、とワイは思っているが別人の可能性は勿論ある!
>>473
ワイスレは投稿された文章をワイが評価して点数を付ける!
それだけが唯一の決まり事で、それ以外にルールは設けていない!
気に入った作品に対して感想を書き込む行為も自由である!
運動の為に少し走ってくるとしよう!(`・ω・´) >>473
ロム猫さん。
うっひょおおおおおおおお!
感想ありがとうございます!
女性、女の子、母の揺らぎは意識しませんでしたが、家庭環境的に
全てがごっちゃごっちゃのぐっちゃぐちゃに
なってる滅茶苦茶な
女の子を設定しました。そういう人がいたら
何を思い何に喜怒哀楽するかに
没入して執筆するので、書けてしまうなあ。
没入しすぎて異様に凝るというのが課題なのでしょう。
女性疑惑の原因もここなんかな。笑
軽快なドラマというコメントは、疾走感を出したかったので嬉しいです。
……やってみます? 壮絶な環境&破滅型の女子中学生。書いてみると
学びがあるかもですよ。(ちらっ)
鮮やかさを出したかったので嬉しいです!
全員がわがままで、必死だからこそ、シュールで笑える
会話、突っ込み、あっけにとられる感じ、とかを読者に届けたいと思いました。
速筆の弊害は、うん。
この作品は18日の午後に書き始めて、19日の
朝方に
書き終わりました。で、1日かけて推敲すると
いう、俺にしては
とんでもなく時間をかけた作品なのですが……。
確かに色彩に家族!という文字が埋没してしまった感じがあります。
キャラ物になってしまったというか。
ここは正直、実力不足ですね。今後頑張っていきたいところです。
お師匠様に不評だった所以でしょう。
小説を書き始めて3年目ですからねえ。俺。
色々身に付けたいところです。
重ね重ね、感想ありがとうございます。
ロム猫さんの作品、楽しみにしています。 >>476
波音が耳孔を擽り、のんびりとした曲調が意識を拡散させて、つまり眠くなる!
甘美な悪魔の誘いを振り切ったワイはPower Metal Collectionで覚醒する!
さて、続きを書くか!(`・ω・´) 醜さを表現した比喩ですが、どうでしょうか?
>七十代の老婆にセーラー服を着せ、処女凌辱の演技をさせるようなものだ。 どのような場面なのか!
若作りを痛烈に批判した比喩なのだろうか!
前後の文章がないので答えられない!(`・ω・´) >七十代の老婆がセーラー服を着て、処女凌辱の演技をするようなものだ
これなら想像できる
でも「させる」という場面はちょっと想像できない >>478
醜いっつーかキタネェな
ハゲの髭親父がセーラー服ぐらいでいいんじゃねーの 評価依存になってるみたいだから少し離れて自分と向き合ったら? 閉じられた社会。
グループホームにおける
壮絶な虐待の一幕として書けなくもないけれど、うーん、
どの層に需要があるのか分からないから
書きづらいし、
というか、下調べが膨大になりそうなので
パスします。 そして凄くどうでも良いけど、念のため。
10,20,30,40,50,60,70,80代の
女性には女性の美があります。
染め物みたいな感じかなあ。桜の花ではうまく
染まらない物も
桜の樹を煮出すと鮮烈に染まるのは知る人ぞ知る知識です。
つまり、枝には花になるべき色が凝集しているのですね。
年配の方の美というのは、花をまき散らした時間を内面に蓄積した
美と言えます。そういう訳で、そこにセーラー服を着せて、処女の
凌辱というのを継ぐのは、不自然と内面的に
形成されたものの
破壊を連想させます。それを醜悪ととらえるのも一つの表現ですが、
俺はどちらかというと、焼け落ちる、あるいは
切断される瞬間の
桜の美として描きたいタイプです。善良な人生、終わりの悲哀、
静かな日々、そこに混入してくる違和感、
悪意の感染、狂躁の
中で起きる凌辱。抗えない人々、悲哀と流血。
そして美。
それを汚いととるかは重ね重ね自由ですが、
かなりの筆力と
知識、下調べが必要になるので、俺はパスしたいです。
汚いから嫌というのではなく、ちゃんと描くには力がかなり必要と
されるからスルーするのです。
長々とのべましたが、結局パスするんですけどね。 今から、超重大機密をバラす。
2005年のおれの最高装備の継承法は、
・ヒトゲノム認証。
・脳波認証。
・素粒子認証。
・戸籍認証。
の四つの条件を満たさなければならない。
この四つすべてで世界人類を全人類探知に成功していたから世界の支配者だったのだが、
あまり好評な統治ではなく、不満の声が大きかったため、降りた。 >>485
ギャグとしては面白いです。
戸籍かよ!
という突っ込みやくの登場が欲しい所ですよね。 今から、超重大機密をバラす。
2005年のおれの最高装備の継承法は、
・ヒトゲノム認証。
・脳波認証。
・素粒子認証。
・戸籍認証。
の四つの条件を満たさなければならない。
この四つすべてで世界人類を全人類探知に成功していたから世界の支配者だったのだが、
あまり好評な統治ではなく、不満の声が大きかったため、降りた。
神より善政をしいて初めて神殺し。
必要なのは神より精密な精密統治。
素粒子認証をするのは、ひとつでも素粒子があるか確認するためである。
それで、ここが仮想現実である可能性を否定できるはずだから。
素粒子認証は、自分の体内の素粒子一個と、体外の一個の素粒子の空間位置座標を確認するためにある。
全部で四つの素粒子を確認する。
それによって空間の三軸と現実世界のズレを確認する。
これができると、道具を使い合わせて、「大召喚。ひとつなぎの大秘宝」ができるのである。
2005年でここまでだった。
そう、ぼくは伝説の天才、空間位置座標の発明家である。
あれからずいぶん文明も進歩した。今の天才たちはどんな統治をするのか楽しみだ。 オレなんか認証方法は背中にうっすら生えている気につむじがある
だぞ
ちなみに息子二人にもある
妻は裏切っていないようだ >>488
そういうひとを選んで浮気した可能性はゼロではない。 >>484
滅びの美学みたいなものを描きたいのでしょうか? >妻は裏切っていないようだ
それは良かった
で、あなたは? >>491
瞬間の美学かな。言葉にならない刹那とかです。 >>493
奥深いですね。古典からも学ばないといけないですね。言葉の表現。 パシュートの女子、金メダルやん!
ワイもスポーツと武道を嗜んでいたので快哉を叫んだ!
そこでワイは思った!
武道に関連した内容の一レスが見てみたいと!
ま、酔ったワイの戯言ではあるが!(`・ω・´) 「チェストォォ!!」
突く。何度も突く。思い切り突く。
正拳突きを日に三万。渾身の力を込めて突きまくる。
「チェストォォ!!」
うだるような夏の日も、底冷えする冬の日も、雨も、雪も、雹が降ったって、突く。
男はそんな武道家だった。
「チェストォォ!!」
何があろうと突くのだ。
「チェストォォ!!」
どうあろうと突くのだ。
「チェストォォ!!」
「うるさいわね! いつもいつも近所迷惑なのよ!」
「すみませんんんっ!!」
たとえ、妻に怒られようと。 >>496
落ちがないのだが!
妻が不満を口にした!
反省した夫は夜にも突いた!
妻は満足して夫婦は円満!
その程度の落ちは欲しかった!
ワイの考え!(`・ω・´) >>497
ありがとうございます
40分くらいで終わらせないと!
と焦って短くまとめすぎてしまいました
あと、なぜか書いたこともない三人称で書いてしまってテンパったと(言い訳) >>492
結婚中は2度だけです
しかも細心の注意を払ったので大丈夫
関係ないけど久しぶりに乳臭い赤ちゃん抱きたいな >>496
庭でチェスト(タンス)を叩き割るアホを思い浮かべた >>502
質問の意味がわからないのだが!
お題関係のスレッドの話なのだろうか!
三年前に作った漬物が冷凍庫で発見された!
包まれたラップに日付があって判明した!
解凍して食べてみると意外にいける!
味の劣化が感じられない! シャキシャキとした食感まで残っていた!
中々に使える手である!(`・ω・´) 家で作った炒飯も冷凍できる! ここで晒した自作って投稿サイトに載せてもいいのかな?
スピンオフみたいなのを書きたくなってきて…… >>504
https://www.5ch.net/matome.html
このURL先に詳しい内容が書いてある!
5chのスレッドの内容を無断転載することを禁止している!
作者が5chのスレッドに作品を投稿したとする!
その作品を無断(5ch運営)で他のサイトにて公開すると、
恐らくではあるが無断転載に該当するように思う!
無断転載をしたとしても見つからなければ訴えられることはない!
営利目的ではないと判断されれば黙認される可能性はある!
ただしノーリスクと云う訳にはいかないと思う!
あとは作者の判断による! ワイが即興で書いた雑文も5chにはあるが、
どこかで再利用しようと考えたことは一度もない! 最初から権利を放棄するつもりで書いている!
ワイの見解!(`・ω・´) 丙三と兵伍の川中島ですが、源助の死後に丙三が嫁を貰う設定で書くつもりです。
そこで当時は妻が旦那を呼ぶ際に何と呼んでいたのかなと。
お前様、あなた!? その辺、ご教授頂ければ幸いです。 時代を考えれば「御前様」でいいように思う!(`・ω・´) >>505
権利を持って転載もしたい時はなろうとかにあげるのが無難なんだね。 5chのルールが権利の濫用にあたって法的無効になる可能性も無きにしもあらず >>509
著作者のなんかの権利を侵害してそう
両手剣を履き黒装束に身を包んだ屈強な男、その名はラディ。
ローブの下に革の軽鎧を着込み、弓と矢の詰まった箙を背負い、更に術具を兼ねた細剣を腰に差した女がラディの隣を歩いている。彼女は魔法戦士のレナ。
二人は相方と組んでこのかた、互いの弱点を補う組として、傭兵として名を挙げつつあった。
そんな二人は、いつものごとく依頼を探して街から街への旅暮らし。
ようやっと森を抜けて、依頼者がいそうな次の都市まであと1日というところまできていた。
危険地帯の暗い森を抜け、麗らかな日を浴び、さしもの二人も少し気が緩む。
良い天気に誘われ空を見上げていたレナが、ふと眉間に皺を寄せた。
「ねえ、何あれ」
その表情につられ、ラディも彼女の指差す先を見た。
「おい、なんだありゃ、お前、分かるか?」
「わからない……わからないの……」
黒い点が二つ、ものすごい勢いでこちらに近づいてくる。
索敵も得意とする器用万能なレナ。
そんな彼女ですらわからないとなれば、かなり深刻な事態である。
ラディはすぐさま剣を抜き放ち、レナは流石の早業で矢を弓につがえた。
そして絶望を覚えた。
一体は長い首と尾に皮膜の翼、典型的なドラゴン。とても大きくて体色は赤。
もう一体はどうやって飛んでいるのか、長大な蛇のような身体に、青空の色の鱗をまとった、ドラゴンというには異端の姿。
ヒトの目で見る限り、後者が前者を追いかけているようだった。
「くそっ、こっちはたった二人なんだぞ!」
彼らは手練れではあるが、ドラゴンというのはもっと多人数で当たるものである。最低でも怪我を癒せる治癒師は必要だった。
ましてやそれが二体とは。
悪寒が止まらない。
遠目のきくレナには、前を行く赤いドラゴンが嗤ったように見えた。
みるみるうちにドラゴンの姿は大きくなり、細部まで見えてくる。
それでも街の近くということもあり、二人ともせめて一矢報いようと死を覚悟した。
「レナ! 街に知らせろっ!」
「えっ、あっ、いやーー!!」
明らかにこちらを認め速度を上げたドラゴンが二人を跳ね飛ばす寸前、ラディはレナを道の脇へと思い切り放り投げた。
そこから先の光景を、投げられて落ちるまでのわずかな間、レナは奇妙に現実感無く見ていた。
赤いドラゴンは器用にも前足の爪をラディに引っ掛け、後続の青い蛇のようなドラゴンにぶつける。
青い方は咄嗟に止まれずラディと正面衝突。
そのままラディの身体は四散するかと思われたが、ここで眩い光が当たりを一瞬包みこんだ。 レナはどうにか受け身をとって着地する。
体勢を整えて顔を上げると、光は消え、ラディの姿も見えず、代わりに青いドラゴンの背に翼が生えていた。
青いドラゴンは以前にも増す速さで赤いドラゴンを追いかける。
すぐに赤いドラゴンを捕まえ、押さえ込んだ。
赤いドラゴンも必死に抵抗し、むやみやたらとブレスを吐きまくる。
「ラディの仇!」
精一杯の魔力を込めた一射が、赤いドラゴンの大きな眼球に突き立つ。
決して深くは刺さらなかったけれど、痛みで怯ませるには十分だった。
怯みから回復し暴れまわるまでの僅かな隙。
青いドラゴンは赤いドラゴンの喉笛に噛みつき、息の根を止めた。
トドメとばかりに鋭い爪で首が掻き切られる。
全てが終わった後、一声、青いドラゴンは天に向かって声を上げた。
そしてゆっくりとレナの方に向き直る。
「あ、終わった……」
魔力は尽き、気力も使い果たし、レナはもう動けない。
街へこの災厄を伝える約束を守れなかったと、激情にはしったことを今更後悔する。 青いドラゴンはレナを見下ろしたまま、微動だにしない。
その眼に穏やかな理知的な光があるのに、レナはここでようやっと気がついた。
「ラディ……」
緊張が解けて、まるで幼い少女のように泣きじゃくる。
自分で自分の感情がコントロールできない。
顔を伏せて涙を零していると、淡い光を感じた。
「あー、その、泣くなって……」
「ラディ!?」
「あ、ああ」
「本当に本当にラディ? 死霊じゃなく?!」
「一応生きてるよ」
「うわあーん、ばかー!」
レナは涙でぐしゃぐしゃになった顔のまま、ラディに抱きつこうとする。
「わ、ちょ、俺今真っ裸!」
「変態!」 残った荷物からどうにかラディの身支度を整えて、レナは詰問モードに入った。
「それで、あの状況からどうやって生きてたの?」
「あー、それは……」
『私と融合してもらいました。高速で投げられた時点で既に半死半生だったため、それ以外に彼の生命を救う道は無かった』
「誰?」
ラディの肩口にいつの間にか小さな青い蛇のようなものが乗っていた。
『あそこで赤い竜を追っていたのが私です。
融合してどういうわけか私も強化されたのですが、これまたどういうわけか彼に力の殆どを持っていかれたようで。
融合後はほぼ彼が戦っていたのですよ』
「えー!?」
「何か気がついたら身体はデカくなってるし、力は有り余るしで驚いたぜ! まあそれで死なずにレナを守れたんだから言うことないよな」
『しかし困りましたね、私が捕え斃す必要のある同族はまだまだ沢山いますが、貴方に力の大半を奪われた状況ではそれも果たせそうにありません』
「なら俺を雇えよ。お前の代わりにきっちり戦ってやる」
「何勝手に決めてんのよ。私も一緒に決まってるじゃない。ラディ一人じゃ心配で心配で」
『……お願いします。成功の暁には、竜の国から金銀宝石、絹の反物に最高級の磁器、神宝さえも褒賞としてお渡しするとお約束します。どうかお手伝いください』
「んじゃ、細かい条件は宿に入ってから詰めようぜ。どうにも腹減っちゃって」
「そうね、そうしましょう。あっちの死骸をどうにかする手配もしなきゃなんないし」
「そうと決まれば街へと急げだ! しっかり掴まってな、舌噛むなよ!」
「え、っちょ、きゃあ!」
ラディはいきなりレナを抱き上げたかと思うと、猛スピードで走り始めた。
「いやあ身体が軽い。お前の体をこんなに軽く感じるのは初めてだな!」
レナは発言内容に猛烈に抗議したかったが、それこそ舌を噛みそうで何も言えなかった。
後年ドラゴンキラーとして語り継がれる二人と一匹は、ここから始まったのだった。
4レスになってしまいましたすみません…… >>506
濃姫は信長の事を三郎様と呼んでたとかなんとか >>509-514
>索敵も得意とする器用万能なレナ。
(視認できる状態で索敵と云う文字を使うと少し浮いて見える!
器用万能と云う独自の漢字も少し気になる!)
青いドラゴンは融合と云う能力を備えていた!
その結果は予想していなかった! 他者に力を奪われるような融合では役に立たない!
何故、ラディにほとんどの力を奪われたのか! 理由が書かれていないので納得し難い!
加えたエピソードで棚から牡丹餅的な幸運を薄れさせてはいた!
理由のない強化はご都合主義に見える! もう少し考えて話を作った方がよい!
ワイの感想!(`・ω・´) >>516
元ネタがウルトラマンなんで融合自体の理由づけは青竜の慈悲心以外には特に無いですね
一応青竜は物理実体ではありますが、赤い方より精神生命体とかエネルギー生命に近い存在です。
この話はプロローグとかオリジンにあたるエピソードなので、強化とか青竜の力を奪ってしまった理由は続けば出します 器用との組み合わせの四文字熟語と言えば器用貧乏以外に思い付かん そういえば
記憶もありそうで無い熟語作るの好きだよな
あれってオカルト界のスタンダードなの? なろう調とでもいうのだろうか
この独特の文体を体が受け付けない >>518
ゲーム系だと器用万能ってそこそこ使うんですけどね >>515
初めて知りました! 当時の呼称に忠実だったのは、大河ドラマ「花の乱」でしたね。
視聴率は低かったけど、名作だったと思います。 >>505
遅くなりましたが、504です
なろうなどの非営利サイトもやめておいた方が良さそうですね
新作に力を注ぐことにします!お返事ありがとうございました >>524
信長は超こわい反面
身内に甘い一面があったようで
母や妹や嫁には本名を呼ばせてたとか
(身内と言えど世は戦国) >>529
そうでしたか!
諱ですよね!? だとすれば、信長の意外な一面ですよね。
型破りな方ですが、そういう点でも常識を超えていたのですね。 >>529
ノリが女子高生と一部で言われてますね
女体化しても違和感薄いとかなんとか >>522
ゲームの社会が昔にはない新しいものだからそれでいいのかもね
俺も10年ぐらい前はネトゲにハマってたから意訳重視のスラングは多用してた ここの存在を初めて知ったのですが、どんな文章でも読んでいただけるのでしょうか? >>533
便所の落書きでもむりやり評価してくれるよ >>534 お返事ありがとうございます。
それでは載せさせていただきます。初めに断りを入れおきますと、人の書いたものではありません。
男は硝子越しに、ただ、仔鷲や夫人のことを思った。
折から凄じい声で叫んだ。ニイチェほどに身分のある自己を苹果のように甘く発酵させたのだ。
人絹と本絹との混合で潮のように吼えて立ちあがる。すると果して何か悪いことが起き、暫くすると目に懸った頬、
人間の知識と趣味、その上空をめざしていて、水銀を元気づけた女教師の足を視た。
その女教師と言えばこのことを考えたり、あるいは美術の力は果して、その危さは決して空間の変転性を保証するものでなく、
眺望しようとすれば異なる事も下らない創作となる理由を自分の眼で確かめたいと思っていた。
ウラニウムの心配から、はっきりと聞きとれるか、天の下に滴たらすと患者の妄想に悩むのも厭だ、号令がかかっていた。
馬糞にたかっている蛇のように彼女は北海の空の一角を指しながら、希望は今日を思いがけなく、男に手を振って、気絶する。
つまり、両者はつまらなそうに鼻をかじられた夢を見られたのです。 >>536
機械かなんかに吐かせた文章なのかな
講評を咀嚼するだけの知性がないと、ここに貼る意味ないよ >>537
知性を与えるのはこちら側なので特に問題ありません。
私が知りたいのはこの文章を見た時にどこを不自然に思ったかです。
例えば、語句の関連性や比喩の適切さといったものです。
ここにいる方がどのように文章を解釈しているのかを教えていただきたいです。 良い点
全くありません
悪い点
何ですかコレ?
作品を書く前にまず文法を勉強した方が良いと思います。
多分中学生位の方が描いたのだと思いますが、
このままではまず目を通してもらう事すら不可能だと思います。
一言
ボロクソ言ってしまいましたが、誰だって初めはこんなもんだと思います。
中学生や高校生なら十分時間はありますし、
文章の書き方をきちんと勉強したりいろんな本を読んだりすればきっと伸びると思います。
頑張ってください。 >>536
>折から凄じい声で叫んだ。
(脱字がある!)
>苹果
(林檎の中国表記で書く意味があるのだろうか! 男は中国人なのか!
容姿に関する描写が無いので判断が出来ない!)
>人絹と本絹との混合で潮のように吼えて立ちあがる。
(一文の後半の吼えて立ち上がったことしかわからない! 前半の比喩は全く機能していなかった!)
>すると果して何か悪いことが起き、暫くすると目に懸った頬、
>人間の知識と趣味、その上空をめざしていて、水銀を元気づけた女教師の足を視た。
(一目で支離滅裂と云う四字熟語が頭に浮かんだ! この部分だけを抜き出せば詩にも見える!)
>その女教師と言えばこのことを考えたり、あるいは美術の力は果して、その危さは決して空間の変転性を保証するものでなく、
>眺望しようとすれば異なる事も下らない創作となる理由を自分の眼で確かめたいと思っていた。
(冒頭では地の文が男の胸中を語っていた! ここでは女教師を語っている!
同じ場面で複数の心を表現しているので神視点に見える!)
>ウラニウムの心配から、はっきりと聞きとれるか、天の下に滴たらすと患者の妄想に悩むのも厭だ、号令がかかっていた。
(女教師は美術専門に思える! ウラニウムで廃炉関係が頭に過る! 患者の妄想は精神科医の領分で、号令は大勢を思わせる!)
>馬糞にたかっている蛇のように彼女は北海の空の一角を指しながら、希望は今日を思いがけなく、男に手を振って、気絶する。
(馬糞に集るのは蠅ではないのか! 集るには複数の意味があるので蛇がうじゃうじゃいるのだろうか! 目的はよくわからないが!
後半の文章は男に手を振って気絶した件までしか読み取れない!)
>つまり、両者はつまらなそうに鼻をかじられた夢を見られたのです。
(断片的な夢の中身を表現した結果、読者を全く想定していない支離滅裂の話が出来上がった、と云う意味なのだろうか!)
ワイはこの文章を読んで一時、流行っていた遊びを思い出した!
日本語で書かれた文章を翻訳サイトで別の言語に変換する!
変換した文章を日本語で更に変換! すると世にも奇妙な文章が出来上がる!
今回の文章はそれによく似ている! 遊びとしては面白いが人に読ませる類いのものではない!
または作者が日本人ではないのかもしれない! 日常会話に支障がないくらいの能力で日本の小説に果敢に挑戦した!
どのような背景があるとしても、投稿された文章は日本語としてほとんど意味が読み取れなかった!
ワイの感想!(`・ω・´) >>536
この文章が「マルコフ連鎖アルゴリズム」で生成されたものだとワイは知っている!
元になった文章は青空文庫にある! 著作権が切れた三十四人の文豪の文章を繋ぎ合わせた構成になっている!
>>540の評価文章は>>536の文章だけを読んで書いたものである!
君が実験と称した部分は頭に入れていない! 理由は先入観の排除!
ワイは投稿された文章を評価する! それのみで判断して点数を付ける!
作者の意図を汲み取り、文章に反映することはない! 故に行為を批難することもない!
ただし>>1にある「オリジナルの文章」と云う部分が守られていないので感心はしないと付け加えておく!
ワイの考え!(`・ω・´) >>536
君の日本語能力を低いとは思わない!
見破られた時に備えてちゃんと予防線を張っていた!
>初めに断りを入れおきますと、人の書いたものではありません。
この一文はダブルミーニングになっている!
「人の書いたものではありません」の部分は「他人が書いたものではない」と読み取れる!
オリジナル文章を仄めかしているように見える!
もう一つ、「人が書いたものではない」と読める!
マルコフ連鎖アルゴリズムの使用を仄めかしていた!
本命の文章の添え物の態を取りながらピリリと辛い山椒であった!(`・ω・´) なるほど、人の書いたものではありません、ね
しかしどういった意図でこんなものを貼ったのやら
人を試すような真似は感心しないよ 信玄が身罷って、遺骸を壺の中にいれ、周囲を厚く土壁で塗り固められたとあります。
三年後、天正四年四月に開けてみたら、五体堅固とあるので、腐敗してなかったと推測されますが、
そんなことあるのでしょうかね。身罷った時期は四月、現代では五月ですから、気温も高いので腐敗は早いと思うのですが。
どうなのかなと。思わず筆が止まってしまいます。 甲府市岩窪に信玄公のお墓があるのですが、その場所が遺骸を荼毘に付した場所らしいです。
江戸時代に代官が記録に従い掘った所、石棺が発見され、中に文字を刻んだ石があったそうです。
そこには信玄公の荼毘が付されたことが記されていたそうなので、間違いはなさそうです。 >>544-545
信玄の遺骸に関しては諸説ある!
過去には岐阜県の駒場で荼毘に付されたと云う説があった!
長野県にある諏訪湖に石棺ごと沈められたと云う伝説もある!
同県の長岳寺で荼毘に付されたとも!
もちろん山梨県の話も有力である!
三年後、塗籠を開けると生前の姿で残っていた!
どの伝承も遺骸を荼毘に付しているので遺灰になっていない時点で引っ掛かる!
信玄の死に威光を持たせようとした誰かの策のような気がしないでもない!
想像の余地が残されているので発想が広がる!(`・ω・´) >>542
まず初めにオリジナルの文章という部分を読み落としていたことをお詫びします。
比喩を機能させるために単語自体にタグ付けをしているのですがこれでは駄目みたいですね。
また、単語ひとつで多くの事柄を想起しながら文章を読まれているようで驚きました。
とても勉強になりました。
今回載せたものはマルコフ連鎖ではなくはディープランニングを用いたものでした。
元となった小説はおっしゃる通りのものです。
お時間を割いていただきありがとうございました。
>>543
不快な思いをさせてしまい、申し訳ありませんでした。
決して人を試すような意図はなかったことを伝えさせていただきます。 >>548
君の意図は理解した!
ワイもプログラミングには縁がある!
C言語を使って俯瞰のRPGを自作したこともある!
その当時、ランダム関数の偏りに不満があった!
一時期、完全なランダムは編み出せないものかと頭を悩ませた!
当然のことではあるが無理で諦めた!
今では単一光子が無偏光状態にあることがわかり、
その技術を利用して完全なランダムが生み出されようとしている!
ワイが知らないだけで既に技術として確立していることも考えられる!
飽くなき探究心! ワイは嫌いではない!
今は文章に携わっているが過去に得た知識は血肉となって活きている!
小説のプロットはプログラムのフローチャートから学んだ!
何かあればまたワイスレを尋ねればよい!(`・ω・´) 珈琲がじんわりと胃に沁みる! 変数発生の記述ですね。
なかなかバラけてくれんという。 ぷぅぎゃああああああ。ちょっと修正したが、評価頼む。
足利尊氏伝
吉川英治の「私本太平記」を翻案した簡略版です。あんなクソ長いものを読む人はあまりいないでしょうから、
わたしが換骨奪胎して作りなおしました。
1、田楽芸人
まだ除夜の鐘には、少し間がある。
とまれ、今年も大晦日までは無事に暮れた。だが、明日からの来る年は。
洛中の耳も、大極殿のたたずまいも、やがての鐘を偉大なる予言者の声に触れるように、霜白々と待ち冴えている。
洛中四十八カ所の篝屋の火も、常より明々と辻を照らし、明るい夜靄をこめた巽の空には、
羅生門の甍が夢のように浮いて見えた。篝屋とは、鎌倉時代に京都の町に置かれた武士の詰め所である。
そこの楼上には、明日の元旦を待つでもなく、総じて酒の香りが漂っていた。
都の夜霧は酒の香りがするというほど、まずは穏やかな年越しだった。
高氏は篝屋で年を越すのは初めてだった。すべてが物珍しくて仕方ないらしい。
この十年で京の酒屋もずいぶん増えていた。かつては百軒は数えたものの、今では、近江の百済寺で造るのや、
大和菩提寺の奈良酒など、天野山金剛寺の名酒だの、遠くは博多の練ぬき酒までが集められているためか、
どうぞ好きな酒を選んでくださいというものだった。
高氏はいかにも坂東武者にありがちな無骨な様相をした男であったが、
各種の酒の飲み比べをしているうちに夢の中にでも落ちていくような心持ちであった。
とにかく、醜男ではあるが、由緒ある家柄の子息ではあろう。佩いている太刀なども、
こんな小酒所の客には見えぬ見事なものと、まわりの侍衆も目を見張っていたのであった。 高氏は十八歳であった。
「まさか除夜の鐘を都で聞こうとは思わなんだ。おやじ、もう一個酒をもってまいれ。はらわたが儂へ歌うのだ。今夜は飲むべき夜なれと」
それに答えたのは荒くれの武者足軽であった。
「おれは太守、執権北条高塒殿の使いで酒を持って参ったもの。ほとんどは御献上物なれど、
我らの分もあるゆえに一緒に飲み交わそうぞ」
「おお、鎌倉者であるか。御献上物の分け前に預かりうかがえるとはありがたい」
「ははは、お主もいける口だのお。名はなんと申すのだ。どこの出だ。せっかくの巡り合わせ。共に飲み交わそうぞ」
「それがしは、下野国足利荘の次男、足利又太郎高氏と申すもの」
「下野国足利荘か。天皇領であるな。御卑下には及ばぬ。足利殿のお血筋といえば、北条殿にも劣らぬ正しい源家の流れ。
家職といえば、現帝の御被官。なぜ遠い旅をば共人も召されずに」
「我が家は朝廷の御被官であると共に、鎌倉殿の御家人でもあるがゆえに、京へ見聞に参った次第」
「ほう。鎌倉殿の御家人でもあるのか。それは難しかろう」
高氏の母君はいつ頃からか地蔵尊を信仰していて、高氏の羅刹地獄の娑婆苦を救うのは地蔵尊であると思い、
地蔵尊の仏説などをよく聞かせたものであった。
「この度はただの都見物なれば」
と高氏は五色の菓子を童のように食うた。
元亨元年の大晦日。みかどは後醍醐天皇だった。後醍醐天皇は三十一歳の遅い即位であったが、
都の女を御学友と共にかどわかし、仕えの女官はあまたの如しといわれていた。
「思い出すのは花夜叉という田楽芸人よ。執権北条殿も田楽狂いであられる。賭け犬好み、
日夜の遊興沙汰など、何ひとつ民の困苦を考えぬ武家の幕府よ。今の世は、守護、地頭に、
その他の役人、みな怨嗟の声の聞こえぬことがない。あれらはみな武家であろう。
みかどは宋学の新説を学び、資治通鑑を学び、儒仏の究理なども盛んにしておられると聞く。
いつか、異国の学を鑑として、時弊を打ち破り、ひいては執権北条の幕府をもくつがえして、
まつりごとを遠きいにしえにかえさんという思し召しでもあるのではないか」
鎌倉者はなかなか大胆なことをいった。高氏は返していわく。
「みかどといえど、北条殿といえど、武家や民の怨嗟の声を聞けば頼るべきものとは限らぬものであるなあ」
鎌倉者は高笑いした。
「ははははは、足利高氏殿も婆娑羅であったか」 おそらく婆娑羅とは、田楽芸人の軽口からいいだしたことであるが、花奢、狼藉、風流、放縦、大言、大酒、
すべての伊達を指してもいうし、軌道の外れた行為や、とりすました者への反逆や、
そうした世の振る舞いに斟酌しない露悪的な振る舞いをいった。
「いやいや、一雲を見て凶天を知るともいいますれば」
「確かに」
「近頃は茶寄り合いなどということばもあると聞く。花競べ、歌競べ、虫競べなどという遊戯にならって、
十種二十種の銘茶をそろえ、香気や色気を飲み比べするのを闘茶といい、
その闘茶に馬鹿げた賭け事をする人もあるという。闘茶とはどのようなものですかな」
「闘茶なら田楽芸人に聞くとよいですな」
見ると、篝屋にいつの間にか田楽芸人が集まり、一座を設けようとしているところだった。
田楽芸人が舞いを舞う。
「あれが有名な花夜叉か」
「あれは鷺夜叉でございますな。袖で踊っているのは藤夜叉です」
「新座はみな夜叉名を名のるが風と見える」
「ほら、あれが花夜叉です」
とひと際美しい田楽芸人が舞を舞う。この田楽芸人たちは遊女なのだろうか。高氏はいぶかしがるがとんとわからぬ。
高氏の目は藤夜叉に釘付けになった。高氏も女体を知らないではなかった。むかし、
御厨の牧へ遠乗りに行った麦秋のことであった。馬屋の干しワラの中で、つい牧長の娘と陽炎みたいに戯れ睦んだことがあった。いわゆる幼馴染である。 藤夜叉は、その幼馴染に似ている。別人であろう。そっくりではない。ただ似ている。
あれから年をとったらあのような顔になっていても不思議ではない。
「藤夜叉、歳はいくつか」
「十六でございます」
歳も合わぬ。やはり別人だ。だが、似ている。もはや、高氏の頭の中では藤夜叉のことしか考えられなくなってしまった。
田楽芸人など、歳を平気でごまかすのではないか。しかし、この高氏に。
いや、あの娘が高氏のことを気にかけているとは限るまい。それに、別人だ。似ているだけなのだ。
なぜ、下野国の娘が京都などにおろうか。
酔いがまわっている。
「藤夜叉、少し歩こう」
「あら、お武家さま」
藤夜叉の腕が、唇が、肌に感じられて離れない。別人だ。ああ、だが、高氏の心の奥の情熱をもはや抑えることができない。
高氏は藤夜叉を押し倒し、藤夜叉の指が強く高氏の背中にくいこんだ。二人の情熱は夜を焦がして舞い散った。
静かに、激しく、おびえながら。そして、夜が更けるにつれて、静けさに溶けることを許されていくことを願った。
「高氏さま、このままお別れになるのはつろうございます。何かお形見のものでもくだらせなさいませ」
高氏は焦ったが、とりだしたのは地蔵菩薩の御守りだった。
「これを持て。必ずや再会しようぞ」
「ありがたき幸せです」
そして、京の夜で二人は別れ別れになり、藤夜叉はみなの待つ寝屋へ、高氏は一人、京の町へ消えていった。 2、羅刹の妻
一遍上人の踊り念仏が流行り、時宗が一世を風靡していた。弥陀の本願によって踊り狂えば救われるというなんともけったいな信仰であった。
足利高氏は、下野国足利荘に帰っていた。いろいろあって正妻を迎える縁談がようやくまとまったところだった。
田楽芸人などという卑しい身分の女とは婚姻することは足利の殿様としての高氏にはできなかった。
婚約者赤橋登子と会って高氏は聞いた。
「登子」
「はい」
「そなたも疲れてか」
「いいえ、あなたさまこそ」
「儂すら少々疲れ気味に思われる。ましてそなたはと察しられるが、しかし、一生の門出である。二人にとっては二度とないこと」
「ええ」
「このまま少し話していたいが、眠とうないか。大丈夫か」
「なんのお気づかいを」
女はまだ体が震える。男は烏帽子をとった。
「ほかでもないがの、登子」
「はい」
「いっそ、むくつけにいおう。そなたはいったいこの高氏のどこを見て妻となる気を抱いたのか」
女は声が出ない。
「兄の守時殿の勧めで是非なく嫁ぐ気になったか。それとも」
「上杉殿と兄上のすすめだったのは申すまでもございません。けれども私もすすんで望みました」
「どこがようて」
「わかりません」
「わからぬままに」
「ええ、わからぬままにも、身の生涯をお任せして、どうあろうとも悔いのない、頼もしい殿御と、いつかお慕いしました」 「ならばあらためて告げねばならぬ。高氏が今、申すことにいささかでも不安であり、不同意だったら、いつでもこの家を去るがいいぞ」
「えっ」
「何も知らずに嫁いだそなただ。知らぬがままに連れ添うのならば、それまでのことですもうが、
しかし、さまでの秘事を抱きながら、妻となる者へ、おくびにもそれを告げず、後で悔いやら泣きを見せるのは、
男として高氏は自身に恥じる。で、いっそ打ち割っていうわけだが」
女は黙る。
「幼少の時、この高氏はさる人相見から剣難の相があると予言されておる。ひょっとしたら儂は戦乱で倒れる宿命なのかもしれぬ
。それでも、和御前は儂の妻として添うてゆけるか」
「なにを仰せかと思えば」
と登子はむしろほっとした笑みをもって、
「武門誰とて、一生何事もなく過ごせるものもおりましょう。武門に剣難の相があるのは当たり前です。
嫁ぐ前から身に言い聞かせております」
「そうか。覚悟してか」
高氏はいったが、改まった面持ちはなお解く様子もない。
「まこと、この高氏の前途は安穏でない気がするのだ。末恐ろしいと思うたら、今のうちに思い返せ」
「思い返せとは」
「今なれば、ない縁としよう。ほかの口実を設けて、和御前は処女の肌のまま実家方へ帰るがよい」
「おたわむれを」
「たわむれではない」
「むごい仰せです」
「むごくはない。慈悲でいうのだ」
「では、いつの日か、まこと、そのようなお心ぐみが、あおりなのでございますか」
「あるとしたら」
「ないとしても、あるとしても、妻の実には、おなじことに思われます。あなたさまの御一生が、そのまま登子の一生となるばかりのこと……」
「修羅の巷に迷うても」
「ええ、地獄でも」
「良人が悪鬼羅刹と見えても」
「はい。羅刹の妻となります」
「登子っ」
彼は寄って、いきなりその花の顔を、抱きしめた。
「そなたを妻としよう」 結婚式が行われた。大遊宴において、舞う田楽芸人は藤夜叉であった。
足利高氏はうめいた。何の当てつけか。酒宴の最中、登子の隣にあって藤夜叉の舞いを見ていたが、
どうしてもあの一夜のことを思い出してしまう。藤夜叉も覚悟して来ているに決まっている。
妻、登子にはいえぬ。足利の殿様が妾の一人や二人持とうとおかしくないというものもいるかもしれないが、高氏にはその気は起きない。
藤夜叉の舞いが終わると、高氏はうまく登子を席に残したまま藤夜叉と話す機会を設けた。
「久しぶりだな」
「はい。あなたさまの御婚儀と聞いてやってまいりました。あの時の御守り、今でも肌身離さず持っております」
「しかし」
「藤夜叉はあなたさまの子を産んでございます」
「おお、一夜の契りでか」
「はい」
「ならぬ」
「良い婚儀でございますね」
「この高氏、登子を妻とすると決めたのだ」
「そうですか。では、あなた様の子は」
「三河の一色に足利の荘がある。そこへ行って隠れ住んでおれ」
「わかりました」
「許せ」
「さぞや、足利の殿様はあのご婦人を幸せにするのでございましょう」
「ああ、必ずや」
高氏は藤夜叉に背を向けて登子のもとへ去った。藤夜叉は耐え忍ぶのみ。 うまく貼れない。
あと一レス。
書きかえた一レスが貼れない。 3、室町建国記
足利は新田のことを「新田とんぼ」とバカにして、新田は足利のことを「足利案山子」とバカにしていた。
藤夜叉の子は不知哉丸いさやまるといい、登子と高氏との間には千寿丸という子ができた。
新田義貞が旗上げしたのはそんな時だった。執権北条氏、鎌倉幕府への反乱である。
足利高氏は新田側につき、からめ手の大将となり戦った。
新田義貞は鎌倉幕府を攻め滅ぼし、足利高氏は京都の六波羅探題を攻め滅ぼした。
高氏の妻登子はただ待ちつづけた。
「暗君ではないか。儂はなんという暗君なのだ。登子も、藤夜叉も、二人とも幸せにできなかった」
鎌倉幕府討伐において最も勇猛に戦い、最も多くの死者を出したのは赤松円心の一族だったが、後醍醐天皇からの恩賞は郷一個だった。
高氏は、尊の字をもらい、以後、足利尊氏と名のった。
もともと当時は五百個くらいしか郡はなかったので、倒幕に参加した何万騎のうち、恩賞をもらえるのは多くて五百人ということになる。
幕府が倒れ、建武の親政が始まると、「二条河原の落書」のような乱れた世になった。
さらに、内裏の禁術、陀茶尼の修法である立川流が流行った。色道三昧である。
宰相になっていた足利尊氏は後醍醐天皇とうまくいかなくなり、朝敵として王軍新田義貞に攻められた。足利軍は破れ、東に西にと奔走した。
尊氏は、大覚寺系である後醍醐天皇に対して、持明院系である光明天皇を擁立して戦うと、新田義貞を破り、勝利を収めた。
後醍醐天皇は敗戦を悟るといった。
「そちは申したな。例え尊氏が破れましても、第二の尊氏、第三の尊氏が現れますぞと。
そちもまた肝に銘じておくがよい。よしや儂がここでついえても、儂の意志を継ぐ第二の後醍醐、第三の後醍醐が必ず現れよう。」
尊氏は後醍醐天皇に武家政権を再び認めさせ、室町幕府が成立した。
後醍醐天皇の後を継いだ南朝の正統性を訴えるために「神皇正統記」が書かれた。
そこには、「日本は神国であるから日嗣の御子は変わることがない。」と書いてある。
北朝の子孫である明治天皇も、南朝こそが正統な天皇家であると認めている。
天知る、地知る、我知る、汝知る。
赤橋登子は、夫が日ノ本一の権力者となったのを知って、日本でいちばん幸せな女だった。 >>560
換骨奪胎を謳った話は読んだことがある!
これ、見せたことがあるのでは?(`・ω・´) >>549
温かいお言葉ありがとうございます。
実は人間がある程度の方向性を決め、既存の物語の展開をもとにすれば、小説の自動生成はできるのです。
ただ、無味乾燥な文章になり、面白みのあるものではありません。
今回の文章は比喩に重きを置いて作成したものでした。
次はオリジナルの文章で物語性のあるものに挑戦したいと思っております。
重ね重ねお礼申し上げます。 下手でも長く書いてれば
面白いとか感動したって言われる事があるけれど
記憶って言われたことあるの? >>563
妻の赤橋登子が高氏生存中、生きていたらしいんで、そのように二行書きかえただけなんだけど、
それだけでハッピーエンドになったからどうかなと思って。
評価は、無理にとはいわない。ただ、より史実に近づいたはず。
来年の大河ドラマで「佐々木道誉」とかいうどうでもいい武将をやるらしいんで、
室町なら、道誉より尊氏だろうと思うんで、重要な一作なんだ。 あんまり最近、漫画読んでないんで、これといった漫画家が見つからないので、
ここを見ている漫画家や志望者におれの研究成果です。
芸術。
書道は暗号である。絵画も暗号であり、音楽も暗号である。
暗号の答えは簡単であり、生殖である。
だが、生殖だけではなく、暗号のまちがいも楽しみたいというのを芸術という。
宗教。
宗教とは、いかに赤ん坊をうまくだますかしか考えていない。
赤ん坊をだますものが神官である。
法律。
警察の実行力の参考意見である。
情報の胴元。
あらゆる情報の胴元は、あらゆる情報編集者である。
流行と文化と科学。
流行と文化と科学にも、ぜんぶ胴元がいることを理解しないと絶対に後で後悔する。
音響編集装置。
ひとつの地区の口コミ情報を全部収集して、声真似調整してあらゆる友人恋人の声のふりができる。
これを理解しないとたった一人に全滅する。
敵のいじめの応援。
敵の市民でいじめをしている人を一件でも見つけたら、そのいじめっ子が喜ぶことをしつづけるだけで、どんどん敵を弱くできる。
ビッグデータに敵勢力のいじめっ子を見つけたら、その応援をしにいくだけで、かなり敵をやっつけることができる。
物語の極意。
みんなが面白がるのは「希望のある真実だ」。 >>566
前に読んだ作品の二行を変えただけで話が劇的に変わるとは思えない!
従って今回に限り、ご遠慮いただく!(`・ω・´) 今日はリーマン君の休みの日!
四十分一レス勝負にはもってこい!
午後八時、九時でもいいか!
ワイの仕事の進み具合にもよるが、
突発的に開催されるかもしれない!
ちょっと縁側で日光浴!(`・ω・´) ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています