そして凄くどうでも良いけど、念のため。
10,20,30,40,50,60,70,80代の
女性には女性の美があります。
染め物みたいな感じかなあ。桜の花ではうまく
染まらない物も
桜の樹を煮出すと鮮烈に染まるのは知る人ぞ知る知識です。
つまり、枝には花になるべき色が凝集しているのですね。
年配の方の美というのは、花をまき散らした時間を内面に蓄積した
美と言えます。そういう訳で、そこにセーラー服を着せて、処女の
凌辱というのを継ぐのは、不自然と内面的に
形成されたものの
破壊を連想させます。それを醜悪ととらえるのも一つの表現ですが、
俺はどちらかというと、焼け落ちる、あるいは
切断される瞬間の
桜の美として描きたいタイプです。善良な人生、終わりの悲哀、
静かな日々、そこに混入してくる違和感、
悪意の感染、狂躁の
中で起きる凌辱。抗えない人々、悲哀と流血。
そして美。
それを汚いととるかは重ね重ね自由ですが、
かなりの筆力と
知識、下調べが必要になるので、俺はパスしたいです。
汚いから嫌というのではなく、ちゃんと描くには力がかなり必要と
されるからスルーするのです。
長々とのべましたが、結局パスするんですけどね。