>>725
設定と云うか、普通の赤ずきんちゃんなのだが!
借り物の舞台でお馴染みの配役が勢揃い! 作者は演出家を兼ねていて少々のアドリブが入っていた!
赤ずきんちゃんは有名で描写と云う説明がなくても、ある程度は話を進められる!
読者が勝手に頭の中で人物像や場面を補完してくれる! 今回の話も童話としては読めるが、
小説としては全く描写が足りていない! 主役である赤ずきんちゃんの容姿がはっきりとしない!

赤ずきんちゃんの名の通り、赤い頭巾を被っていた! 花冠を乗せる時の描写でわかる!
それだけとも云える! 髪の色が書かれていない! 髪型もわからない! 目の色や肌の色も皆無!
オオカミの視点で綺麗とあるが、どのようなところが特徴となって綺麗なのかが何もわからない!
オオカミはおばあさんに扮している時に自ら容姿を語る! 歩き方は不明! 二足歩行なのか! 四足歩行か!
人間と同じ言葉を喋るが動作まで同じとは限らない!

作者が書きたい物は何なのか! 童話なのか! 児童文学なのか!
その嗜好によってワイの意見も変わってくる! 小説であれば描写不足! これに尽きる!
原因は直ぐに思い付く! どこがどのようで綺麗なのか! 笑顔にしても同じことが云える!
作中に「花が弾けるような笑顔」とあったが、これは慣用句ではない!
本来は「弾けるような笑顔」である! 花が弾けた顔で笑うとはどのような表情なのか!
比喩には思えないので花畑に引っ張られて何となく取り入れた一文なのだろう!

作者に足りないのは描写である!
風が冷たい! どのような風が吹いて冷たいと思ったのか! 只中に晒されている人物の状態はどうなっているのか!
水が冷たい! どれくらいの冷たさなのか! 指を噛まれると云う表現もある! 読者に冷たさの程度が伝わるような文章で書いて貰いたい!

ワイの感想!(`・ω・´)