「こちら00セクション風間真よりエリア88コントロールへ、サザンデビジョンP3Cにて反政府軍ATを含む機甲部隊が北上中。
こちら00セクション風間真、こちら・・・聞こえているのかいないのか、毎度の事ながら嫌になる。
これは俺の獲物だ!誰も手をだすな。」

「ペールゼン大佐、貴官の部隊は膨大な費用を賭けながら、大量の人員を補充し続けておる。それでいて、我々は部隊の全貌を知らんのだ」
「かねてから申し上げているように、我がレッドショルダー隊は、エリア88と並ぶ最前線部隊なのです。別に遊んでいる訳ではありません。反政府軍の精鋭部隊『太陽の牙師団』と対峙為ているのです」
「サマリン博士、リシャール王子、何故あなた方はそうまでして、銀河帝国からの独立を急ごうとするのです」
「クリン・フォン・マリーンドルフ公子よ、我々は銀河帝国政府にサービスし過ぎたんですよ」
「上は我々をこんな辺境星系に来させて何をしようするのです」
「さあな。P4はこの惑星に来たのは確かだ」

銀河系3/1以上にまで拡げすぎた版図、数百年の歳月で衰え始めたロ王朝、新辺境星系地帯での野心家達の台頭、新辺境星系開拓民の税金への不満増大。
そして繰り返される歴史・・・・・