>>930
お前以前もそんな話してたけど、頭カタすぎるよ。

ひとつのモデルは欧州連合だ。外形的に見て、欧州連合は国家に必須の構成要素を多分に備えていると言える。
領土、域内の行政権、立法権、司法権、軍事力、そして統一通貨だ。

欧州連合加盟国間では人とものの移動は自由だ。ひとつの領土とみなすことができる。

欧州連合は行政府である欧州委員会、立法府である欧州議会があり、加盟国全てに法的拘束力のある法令を出すことができる。
また欧州司法裁判所があり、限定的な事項に対してながら欧州全域に管轄権を持つ。

統一通貨についてはいうまでもないな。イギリスはついにユーロを採用しなかった。

また欧州連合はNATOとは別に欧州合同軍を持ち、加盟国(独・仏)から拠出された軍に対して
欧州合同軍のみが指揮権を有している部隊が存在する。

だが、ひとつひとつの加盟国は独立した政治体制を持ち、民主共和政もあれば
立憲君主制もある。まだ加盟してないがトルコなんか軍事独裁だぞ。
欧州議会、欧州連合理事会が定めた法令に対して各加盟国は拒否権を持ち、国内は国内で
立法権を持っている。司法権も各国レベルで裁判所がある。また、各国は引き続き独自の軍を有している。

こういう緩い連合国家は実際に存在しうるということだ。

自由惑星同盟は統一政体、中央集権である帝国へのアンチテーゼとして成立した経緯があるから、
各星系が非常に高い独立性、自主性を持っていても何もおかしくない。たとえそれが帝国との戦争に不利であってもだ。
帝国と戦うために自分たちが第二の帝国になっては元も子もない、という考えで。
なぜ原作中でヤンが救国軍事会議にあれほど拒否反応を示したのか。それは上記のような
思想が同盟には普遍的に行き渡っていたからだ。

という解釈は二次創作として充分成り立ちうる。頭がおかしいという批判は柔軟性に欠ける。