いやらしいとか陰湿だといった自覚がかぎりなくゼロだからそういうふうに描けないんだろうね
作者にとって世界が「そういうもの」なんだろうし

作中屈指の酷い場面である王族へのマウント回は、上述の主旨から見ると整合性があって、
天災や災害のように外から降ってきた権威(神の力)で人を裁いて鬱屈を晴らすわけだが、
神の力の影響で記憶も失ってるし、自分の判断じゃないと言い逃れできる余地も残ってるw

あと、「PTSDだ…」も似た図式だよね。
自分が戦わなくてよくて被害者ヅラできる、抗いようのない口実が外から降ってくるわけだ
そして周りは同情してくれて、やむをえないこととして受け止めてくれるという

これらを見ると、作者にとっての世界がそういうものなんだというふうに思える