0880この名無しがすごい!
2018/03/11(日) 21:38:22.19既視感あると思ったらこれトリタだろ
「よし、あとは少し重い石を乗せておくだけだな。よし・・・っと。ん? 玄関の方に誰か来たみたいだな。俺が対応してくるから、お前たちは残りの分をやっておいてくれ。・・・さて、誰かなっと、あっ、あれはクラスメイトのトリタじゃないか」
俺はたちまち嫌な気持ちになる。
ミヤモトの腰ぎんちゃくで、弱い奴にはしつこく嫌がらせしてくる、かなり嫌な奴だ。俺もかなり相当しつこくやられたなあ。暴力を振るわれたり、お金を持ってこさせられたり、ぱしらされたり、人前で笑い者にされたり。何度か死にたい気持ちにさせられた。
「・・・ん、だが、それにしても様子が変だな? 何だか手足が変な方向に曲がってるし、まともに立ってられないのかフラフラしてるぞ?」
俺は首をかしげながらトリタに近づく。
「トリタじゃないか、その恰好、一体どうしたんだ? 腕も足も変な方を向いてるぞ?それに体のあちこちから血は出てるし、大丈夫なのか・・・って、耳も鼻もちぎれかけてるじゃないか。しかもお前、ふふ、髪の毛が右半分だけごっそりなくなってるぞ。
斬新なヘアスタイルだなぁ。ふふふ、笑わせに来たのか?ははははは!駄目だ、こらえれきないぞ!なんだか化け物っぽくなったなあ、お前、くくく」
「へっ、へめーふはへははって、おへぇのひああだほお!?」
「うわぁ・・・何だお前、歯も数本しか残ってないじゃないか。何言ってるか全然分からんぞ? 本当に化け物なんじゃないのか?」
「へめーほほうはってひっへんは・・・」
「血が飛んだろ。孤児院を汚すな、馬鹿!!」
俺がそう言った途端、どこからともなく家具(椅子)が飛んで来て、トリタの股間を直撃した。玉がつぶれたプチッという音が2つ聞こえたような気がするが聞かなかったことにしよう。
「うぎひいいいぃぃいぃいいいいぃい・・・」と人間とは思えない化け物のような声をあげてトリタは気を失った。
「くずだとは思ってたが、最後は人間ですらなくなったな。ゴミはゴミ箱だが、さて、どうしたもんかな、コレ・・・」