>>423
依存してたから、コロコロ領主を変えたんだよ
中央集権が確立するまでは、領主や国王が地方を巡回して裁判したり徴税したりしてたからな
逆に言うとこの巡回する力が無くなると、裁判は滞るわ兵隊も来なくなるわ商人も来なくなるわで村落なんて簡単に干上がる
思い出したように税金だけはよこせとかいう使者は来るけど、物納の場合は自分たちでもってこいって言われるし金貨で払えとか言われるとそもそも商人が来ないから金貨が無いということになる
こうなると、そもそも領主の存在意義がなくなるから「ワシら、領主鞍替えしますわ」となる。
国境の村落は言い換えると、一番辺境にあるからどっちでも都合の良い領主を選べたわけだ。
教会にしてみれば、教会権力がキープされてれば世俗領主が誰かなんて些細な問題だしな。

そんなわけで領主のパワーバランス次第で村落は自衛のためにコロッコロ領主を変えた。
自衛できる場合は自治権を教会に売っぱらって独立領邦として自立した。
この場合は皇帝の直轄領という名目になる。都市国家は金も傭兵も余裕があったんで、こっちのケースの方が多いな。
領主が怒って攻めてきても籠城出来るし。