>>969
そして、吹き荒れた風は僕の身体へ戻ってくる。
 そこが帰る場所だったかのように、自然と僕の魔力に還元されていった。

「この魔力は――ハイリさん? それとも兄様? いや、もっと別の――……女性?」

 懐かしい声だったが、魔力のほうは覚えのない感触だった。
 複数の属性と特性の混ざった魔力のせいか、その源となった人物を特定できない。
 しかし、それは重要でないとすぐにわかる。


ティアラさんの魔力フラグ立ってるんだよなぁ