ハリベルの背後から覗き込むように、スバルがラインハルトに舌を出した。
 その悪辣な形相に、ラインハルトが痛みを覚えたように頬を硬くする。悲しげに揺れる青い瞳を見つめ、悪鬼の如く憎々しい表情を作っていたスバル。
 それがふと、表情が掻き消えて、

「――なんだ。お前、やっぱり白黒のままかよ」



ここ、一回死に戻りしたってことかね。