現実より快適だと、ぬるま湯みたいなもんで、長く浸かっていられて気持ちよくはなるけど、長く浸かり過ぎがしんどくなる。

苦労を癒やすために適温の湯に入ると、程よく疲れも取れてそこそこな気持ちよさを感じて疲れることもない。

過酷な世界で頑張るのは、熱い湯に浸かるようなもんで、くあぁと声が出るほどの気持ちよさを得るが短時間しか入れず、適度に冷泉に浸かることができれば、癖になる気持ちよさを味わえる。

ようは人それぞれ、ぬるま湯世界小説は次第に疲れてきて切られる。
適温の湯世界小説は終わりを視界に入れていれば読者も気持ちよく読めて、気持ちよく終われる。
熱い湯世界小説は適度に熱い展開と燃えさせて、冷却も挟むと根強いファンがついてくる。