>>118
・文章に問題はないか

問題は多々あります。挙げ切れないほどあるので、一例だけ具体的に。ゲームでの戦闘シーンですね。

>  俺はコックピットにある赤のボタンを押した。

なんでここで「コックピットにある」なんて書くの?コックピットにいることは分かり切ってるシーンじゃん。
何を説明すべきで、何を書かないでいるべきか、全く気を配ってない。だからなのか、物凄くモタモタしてる。続く部分も酷いでしょ。

> アイアン・コアにはリミッター解除というシステムがある。戦闘中、アイアン・コアの性能を飛躍的に上げることができる装置だ。
>  その代わり外装を失うので防御力が低下し、三十秒後には行動不能に陥り強制的に敗北するという諸刃の剣だ。

何を設定説明してんの、ここで。読んでる時間がシーンでの体感時間になっちゃうんだよ?

>  ザムは目の前にいた俺が消えたように思っただろう。
>  砂埃が視界を遮っている一瞬で、俺はザムの背後に立っていた。

こうしたかったんでしょ?要は「一瞬で相手の背後を取った」。全然、「一瞬」になってこない。
その「一瞬」を、ようやく描写した2行でも文の並べ方などが上手く行ってない。最低限の修正すると、

>  砂埃が視界を遮っている一瞬で、俺はザムの背後に立っていた。
>  ザムは目の前にいた俺が消えたように思っただろう。

かな。だけど、これでも無理がある。「砂埃」があるから。なのに敵は主人公が一瞬で消えたように認識している(と主人公は思ってる)。
見えてない主人公の動きを敵が認識してるんですよ(見えてるんだとしたら、砂埃がもう晴れてるけど「一瞬」感がなくなる)。

・キャラに魅力はあるのか

これ、キャラが作者の知識を借りちゃってるんです。その結果、作者がして欲しいことをやらされるキャラになっちゃってる。
「操り人形」と言われる状態です。全編通して、そういう感じになっちゃってます。

・良いところ悪いところはどこなのか

例えば、キャラのドラマは説明台詞等で済ましてしまっているし、既述ですがバトルはもたついていてる。

・面白さを感じるか

全く感じない。むしろ嫌悪感がある。その原因はいろいろありますが、例えば「作品から感じる現実への憎悪」です。
憎むべき敵を作るんなら、現実の誰か、どこかを連想させないようにしたほうがいいです。
でないと、いわゆる「嫌〇厨向け」「純粋に楽しむための作品じゃないよね」と感じてしまい、読む意欲が失せます。
あるいは、作品世界に没頭して読もうとしているのに、しばしば現実を思い起こさせるノイズに遭遇して冷めてしまう。

・その他感想なんでも

感覚が1990年前後の感じです。設定でいえば、例えば万能なナノマシン(80年代だと万能な軍事衛星だったりする)。
それっぽいが実は無意味な用語の多用、歴史からの無秩序な借用も同じく。これらは中身のない箔付けで、バブル時代の雰囲気ですね。
上記のこと含めて端的に言うと、「40代後半以上で新規参入した人が、ラノベってどうせ子供だましでしょ、で書いた」感じですよ。