>>10
確かにあのあらすじだけでは、そのような疑問も生じますね。
今後はあらすじに盛り込むべき情報についてよく考えるように気を付けると共に、以下ご質問にお答えします。

>1:
主人公は親から充分に愛されなかったのですが、それを補って余りあるほどの愛情をほとりからもらっていました。
また主人公とほとりは共に幼少期(主人公は小一、ほとりは小三)から一人暮らし同然の生活を強いられており、互いに心を寄せ合ってそのような生活に耐えてきました。
以上のことから両者の関係は一般の親兄弟に勝るとも劣らないほど強固となっていました。
護衛が必要なのは、ほとりが超絶美少女でありながら情弱なため、悪い男に騙される危険性が非常に高いからです。
手段がネトラセなのは、短期間の啓蒙ではほとりの身の安全の保障には不充分であり、誰かが常に傍にいて護衛する必要があると主人公は考えたからです。

>2:
啓蒙及びネトラセが成功すると、ほとりの身の安全が保障される(=悪い男に騙される心配が無くなる)と主人公は考えています。
逆に失敗すると、ほとりが悪い男に騙されると主人公は思っています。

>3:
最大の障害は十日というタイムリミットとその代償です。
これは克服すべき課題というよりは前提条件に近いもので、主人公もどうにもならないものとして受け容れています。
ほとりの家庭の事情を変更するほどの力は一高校生である主人公にはありませんし、「強面」はむしろナンパ除けの武器として利用しています。
自分の突然死については前述のとおり、不本意ながらも受け容れているという状況です。
このように、本作における障害は、克服すべき課題というよりは、変更不能な状況と呼ぶべき種類のものとなっております。

>主人公の動機
親の代わりに愛を注いでくれた相手に対する報恩の意志が主人公の動機です。

>手段も合理性に欠ける
これについては主人公の心の歪みが多分に影響してはいるものの、主人公なりに真剣に考えた結果辿り着いた結論です。

>それをやる必然性も価値も困難さもあるように見えない
必然性については、啓蒙及びネトラセという方法が、十日というタイムリミットに直面した主人公が自分なりに出した最善策だからです。
価値については、それをすることが報恩になるし、それをしないと今までの恩を仇で返すようなものになるからです。
十日という短い期間で啓蒙とネトラセをするのは、それなりに困難であると考えます。

ご質問への回答は以上です。
ご興味をお持ちいただけたならば幸いです。