>>319
・作中で扱っているものに不誠実な印象を受けるか。
 父親と母親が鬱病だったり、両親がいるにもかかわらず「義父母」なんて出す辺り家族を大切に思っていない作者様の考え方が感じられました。
 と同時に「両親がいるのに義父母!?」と混乱しました。遊央と遥は兄妹なんですかね?その辺りも不明でした。
 そもそもヒロイン以外のキャラの容姿が不明なので、キャラをぞんざいに扱っている印象もあり不誠実でした。

・文章のイキり感、人物、物語への不快さの程度。
 いちいち「高校生活ってつまんねー」ってのを押し出しているところが不快でした。
 作者様がリア高生活をつまんないと考えているのはよくわかりましたし共感もできるのですが、読者は「面白さ」を求めてラノベを読みますので、そんなリアル方面の感情や思惑は不要です。
 これから始まる高校生活に、読者がワクワクできるような感情を抱かせるべきです。

>>眼窩に埋め込まれた黒瑪瑙は黒目がち。睫毛が飾る蒙古襞の瞼がその宝石を半分隠して表情にする。烏羽の髪は細く、首と肩の輪郭をなぞるように真っ直ぐ落ち、肩口を申し訳程度に隠す。
 蒙古襞だって何かと思って調べたら瞼の一部分でしたか。丁寧に描写しようとしているのは伝わってくるんですが、
 これだけ長く書いているのにヒロインの顔がまったくイメージできません。読者にイメージをさせようとしていないからです。
 黒目でまつ毛があってまぶたがあって髪が細くて肩に掛かりそうな長さ。書いてあるのってこれだけですよ。これじゃあ読者はヒロインの顔が思い浮かびません。
 というかセミショートで脳内変換していたのに、後から腰まで届く髪って書かれて混乱しました。
 気取った文章を書きたい、読者に「カッケー」と思われたいというのは伝わりました。しかしひたすら読みにくいです。無駄な描写も多いです。
 蒙古襞まで描写するラノベなんてこの世にないと断言します。なぜなら無駄な描写だからです。

>>腰まで伸びた黒髪はまさにカラスの濡れ羽色。首から下は立派に発育が進んでいるが顔立ちは幼い。黒瞳には猫のような悪戯っぽさを感じさせる輝きが宿っている。
 さらっと書きましたが、これなら髪型、ナイスバディ、童顔、悪戯好き、というのが大体伝わったと思います。ちなみにこれはヒロインに対する私の勝手なイメージです。
 自分がイメージするものを100%完全に伝えることは不可能です。文章では限界があります。
 それと細かいですが「・・・・」ではなく、「…(三点リーダ)」です。これを偶数で使うのがルールなので、基本は……か…………などになります。