>>356の続き

進駐軍ともめて試合することになる展開では主人公が傍観者過ぎる。状況に流されているだけ。
進駐軍に啖呵切るのはジョーではなく主人公の役目だし、相手を煽って対戦試合を仕掛けるのも主人公の役目。
主人公には野球以外の取り柄がない野球バカなんだから、仲間のピンチに自分の得意分野に相手を引きずり込むぐらいやらないと。
ジョーが責められてるところに横から介入して代わりに軍人と交渉して初めて主人公。
そのあといくらなんでも無理だよと不安がってるメンバーを元気つけるまでできたら最高。

とにかく主人公を甘やかさず、一番きつい状況や仕事をさせるべき。
ジョーがデータを渡すのは良い。スピットでチーム不和も良い。
試合を最後まで書いていないのはただの作者の逃げ。一番盛り上がるところをスルーするのはあり得ない。
他の人が言ってるように、冒頭はワンシーンのみ、そのあといきなり異世界に飛んだほうがいい。

一番の問題は世界観の魅力が弱いことか。
日本に似すぎているが、そのせいで妙にリアルな部分があって楽しめない。
世界設定のつじつまを合わせようと必死で、不協和音になっている。
パラレル要素をなくすか、完全な和風ファンタジーに振り切ってもいいのではないか。
作者が今のままでいいと言うなら、それでもいいけど。

試合の描写はこれでいいんじゃないかな。
後だし情報が多いのが少し気になるところだけど。
その割には代打とか、代走とか、中継ぎや抑えという、野球に詳しくない俺でも知ってるものを用意してない気がする。
例えば現実でも左バッターの時だけ投手のポジション入れ替えで対処とかしてたような。
渚の両投げも、主人公が教えていたということにしないと、主人公がわざわざ異世界に飛んだ意味がない。
やっぱり渚をメインヒロインにして彼女との個別特訓や抱える事情の解決を入れて親密さを増したほうがいい。

文章は悪くなかったと思う。
一か所だけ。冥子が来た時、食堂からいきなり球場? に移動していて混乱する。
場面が移動したら必ず冒頭にいつどこで誰が何を入れること。
二行開けて「晴れた球場に野蛮な叫びがとどろく。「ここだオラァ!」」みたいな感じ。

まあ、頑張ってる作品だと思う。改稿頑張ってください。