>>591
文章が上手い
あくまで新人賞応募レベルではという但し書きは付くし、時々くどくて読みづらい所もあるけど(序章とか)
基本的にはすごく読みやすい。これは明白に長所だと思うので、徹底的に推敲して長所を伸ばして欲しい

ただキャラが話の都合に振り回されて、間抜けだったり整合性のない行動をとりがち
そのキャラにも積み重ねてきた人生があるはずで、だから何を知っていて、何ができるのか
つねに徹底的に考えてキャラを間抜けにしないよう気をつけて

たとえば序盤、エリとアーテルの出会った辺り
エリは「村とは逆方向に」歩いてきたことをアーテルが指摘する
つまりアーテルはフィロの家の方向は知ってる
なのに帰る時はわざわざ危険な魔獣の出る出会い地点まで戻って案内させるのはおかしい
森に詳しくて、方向知ってて、片思いの相手なのに、家知らないとかありえないだろ
(結界どうとかの設定が作者の頭の中にはあっても、書かなきゃ読者にはわからない)
それに、アーテルが手際よく魔獣を倒すところをエリは見てるし救われてる
それなのに、アーテルを守ろうといきなり飛び出すのは、さっき何を見てたんだって話になる
魔獣はアーテルに任せるのが自然だし、余裕で対処できるはず
夜になれば手に負えないほどの魔獣が出るなら、そんな所でみすみす迷うアーテルがやはり間抜けすぎ
ピンチのシーン作りたさが先走って、整合性がおろそかになってる