>>947
全部読んだ。面白いかどうか以前の問題。
26DPってことは電撃用短編か。

まず文章をもっと頑張らないと読んでいられない。
作者の頭の中には映像があるのだろうけど、それを正しくアウトプットできていない。
「いつどこで誰が」をシーンが変わるごとに冒頭で書くと、読者が場面を想像しやすくなって読みやすくなる。

1の冒頭が病院のロビーってわかるまで行数かかるし、わかってからも描写がない。
家がピラミッドみたいだとか言われているのに、病院の内装だって現在とは違うはず。
近未来という読者が知らない想像しにくい世界なのに、描かれないからますます読みづらくなっている。

特に寝て起きたら時間や場所が変わっていて当然なのだから、飛ばさずに毎回書くべき。
今は文章がぎこちないので、もっとたくさん書いて執筆に慣れたら自然と描写していけるようになる。

設定説明が多いが、話に関係ない設定が多い。興味がひかれない。
キャラの魅力を引き出す設定であって初めて本編で説明する意味がある。もっと削るべし。

キャラに魅力はない。
主人公がぼーっと流されて生きてるだけで、この物語は何をする話か明示されない。
活躍するわけでなく、謎を解くわけでなく。何もしないので、共感や憧れが抱けない。
起伏のないストーリーが続いていって、最後に主人公は付属物でしたというネタばらし。

ヒロインもただ傍にいるだけで、ストーリーにはたいして関係ない。
主人公の目的を阻む障害ではなく、感情をぶつける対立相手でもない。

恋愛になってない。ラブコメですらない。純愛でもない。
感情のぶつかり合いや意見のすれ違いによる対立、ライバルや恋敵や親などの対立相手との対立がない。
こういうのがあってこそ恋愛である。上の人も言ってるけどドラマがない。だから読んでて面白くない。

ようはこの作品、設定とオチがあるだけで、キャラと構成とストーリーがない。
エンタメ小説になっていない。
もっと読者を楽しませるために小説を書こう。作者が楽しむためじゃなく。

そのためには例えば、主人公が記憶を取り戻そうとして探偵のように探し回って、
メイドの妨害を受けながらも最後、自分の手で付属物だったという真実を見つけ出したりとか。
その後は意識が消えるものの「俺」が驚いて、消された存在なりに爪痕を残しておけば、まだ小説になったかも。