>>956

いや、これは冒頭じゃないでしょ。主人公がこう長々語るに至る背景というか、冒頭イベントが省かれてる。
「このキャラならこう言うよね」「このキャラはこう思ってたのか」といった惹きつける要素が全くないわけです。
感情移入はもちろん、興味すら抱いてない、興味持っていいかどうかすら分からないキャラが延々内面語りしても読めないでしょ。
物語冒頭って、読者からしたら「知らない場所に連れて来られて、見ず知らずの人と対面した」ようなもんですよ?
(どうしても内面語りを主にしたいなら、例えば、表面的な態度・台詞と独白に対照的な齟齬を持たせる手法などはあるが、かなりテクを要する。)

しかも作者さんの描写からしてひどい(←こう言うしかない)。作者さんがイメージした絵から、気になったものをランダムに選んである。
その順序も気にしてない様子がある。これで分かるわけないです。少なくとも、一読してすっとイメージできるわけない。
作者が知っていることと読者の知識との差異を気にしている様子も感じられない。校門圧死事件とかですね。
その割に語彙が少なく、語義の勘違いも感じられる。例えば、個室、同室は一度辞書を確かめたほうがいい。
(辞書的定義を超えて用いる事例はあるものの、前提抜きに読む冒頭で出す単語は気を付けるべきということ。)

なんと申しますか、作者さんの実年齢は別として、不勉強な中高年が「近頃の若いもんはこんな感じだろ」「こういの面白がるんだろ」を書き散らかしたかのよう。
見方とか知識以外に、自分が喋れば聞く人(年下、目下)が黙って聞いて、一生懸命解釈してくれるのが当たり前の感覚になってしまっている。
そんな感じの文章、構成です。だから、中高年が書き散らかした文章。老いの繰り言。

あらすじについても、適当につぎ足しつぎ足ししている感があります。だから終わる感じがない。結末へ収斂していく感じがない。
「詰めきれてない設定とエピソードで話の根幹」と仰るものの、アドホックでしかないように思われます。
まだ進めてないんですよね?それなら引き返すのは楽なはず。いったん全部壊して、組み立て直すところからやるべきです。